Introducing: ノモスグラスヒュッテ　タンジェント 38 「国境なき医師団設立50周年」エディション 2021年新作

クイック解説

ノモスは10年前から国境なき医師団を支援するための限定モデルを製作している（その結果、極めて驚異的な1万本の時計が生産された）。10年めの今年は、ノーベル賞を受賞した援助団体の50周年と、新型コロナウイルスのパンデミックの2年めにあたる。そこで、タンジェント 38を使用したリミテッドエディションを発表し、収益の一部を緊急支援に役立てることにした。

ファースト・インプレッション

　この時計を見ると、国境なき医師団の歴代モデルのデザイン的な特徴がよく分かる。オキシダイジングブラック（ブルーとは対照的）の針、そしてもちろん、レッドカラーの12だ。タンジェント 38が、この活動に選ばれたのは初めてではないが、この新しいモデルと過去のモデルとの間にはいくつかの違いがある。

　まず、グレーのテキスタイルストラップが初めて採用された。これまでのモデルでは、ダイヤル下部に国境なき医師団（Doctors Without Borders）の表記が入っていた（通常はMade in Germany）。そして、国境なき医師団の設立50周年を記念して、ノモスは原点に回帰した。国境なき医師団は、1971年にパリでメディサン・サン・フロンティエール（Médecins Sans Frontières, フランス語で国境なき医師団）として設立されたが、この時計には、まさにその表記（国境なき医師団50周年；50 ans de Médecins Sans Frontières）がプリントされている。

　ダイヤルにはホワイトシルバーメッキが施され、ケースバックには特別なエングレービングが施されている。このタンジェント 38を動かしているのは、このモデルのためにクロノメーター規格で調整された手巻きムーブメント、ノモスの自社製キャリバー、アルファだ。

　国境なき医師団ドイツ支部のゼネラルディレクター、クリスチャン・カッツァー氏は、タンジェント 38のリミテッドエディションについて、次のように話す。「間違いありません。これらの時計は命を救う手助けをしてくれます」さらに彼は続ける。「今年のパンデミックは、私たちの活動、物流、派遣をより困難で高価なものにしています。この時計の売上から得られる資金は、これまで以上に緊急に必要とされているのです」

　この時計の売上うち、100ユーロが全額、緊急支援のために寄付される。今年をインスピレーションの源として、この時計は2021本の限定生産で、世界に先駆けて発売される。

基本情報

ブランド： ノモスグラスヒュッテ（NOMOS Glashütte）
モデル名： タンジェント 38（Tangente 38）

直径： 37.5mm
厚さ： 6.7mm
ケース素材： ステンレススティール
文字盤色： ホワイトシルバーメッキ
インデックス： アラビア数字
夜光： なし
防水性能： 30m
ストラップ/ブレスレット： グレーテキスタイルストラップ