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Introducing ノルケイン アドベンチャー スポーツ JP 2020年新作

マニュファクチュールムーブメント、Cal.NN20/1搭載モデルがついに登場。加えて、第1弾モデルは世界に先駆けた日本限定というオマケ付き。

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クイック解説

 驚くべきニュースが飛び込んできた。ノルケインがマニュファクチュールムーブメントを載せた記念すべきファーストモデルを世界に先駆け、日本限定のアドベンチャー スポーツ JPとして発表した。

 2020年2月、ノルケインはベーシックな3針自動巻きのCal.NN20/1とGMT機能付きのNN20/2という2タイプのマニュファクチュールキャリバーの製造開始を世界に公表した。

 本誌編集長・関口によるインタビュー記事「ノルケインがケニッシと協業し2つの自社キャリバーを発表」でも取り上げているが、時計業界が熱い視線を注ぐ注目のムーブメントである。

 中でもCal.NN20/1は、ケニッシがノルケインのために完全エクスクルーシブで生産したムーブメント。チューダーやシャネルのJ12に搭載されているケニッシ製ムーブメントと同様、70時間のロングパワーリザーブを備えるほか、テンプを2点で固定するダブルブリッジ式の頑丈な構造、そして長期間の精度安定をもたらすフリースプラングテンプをもったCOSC認定クロノメーターの高精度機だ。

スイスアルプスを象徴するゴールドカラーのダブルエヌロゴなどノルケイン独自の装飾を施す。また、画像ではローターに隠れて全ての文字を読み取ることはできないが、Adventure(冒険)、 Freedom(自由)、Independence(独立)の文字が刻まれる。

 このCal.NN20/1を、ノルケインはアドベンチャー スポーツ JPと名付けられた日本限定モデルに初搭載したのである。

 アドベンチャー スポーツ JPでは、42mmの鍛造ステンレススティールケースを採用。ノルケインのロゴパターンが施された文字盤には夜光付きの力強い針とインデックスをセットし、高い視認性を追求。さらにネジ込みリューズにより100m防水を確保した。

 本作はウォームグレーとブラックの2種類の文字盤が用意されており、各色50本限定となっている。

ウォームグレー文字盤。

ブラック文字盤。

ファースト・インプレッション

 ノルケインがCal.NN20/1を搭載したファーストモデルをまさか日本限定モデルとして最初にリリースしてくるとは思わなかった。いい意味で期待を裏切られたというのが、第一印象だ。

 そして、アドベンチャー スポーツ JPの詳細情報を見ていて気になった点が1つある。

 42mmというサイズだ。Cal.NN20/1は、昨今人気の40mm以下のケースにもマッチするであろう、やや小さめのムーブメント。
 それに、前述のインタビューでもCEOのベン・カッファーは次のように語っていた。

「我々は、フリーダム、アドベンチャー、インディペンデンスの3つのコレクションで新キャリバーを搭載した新作を発表します。もちろん、既存のモデルも並行して製造していきますが、最も驚いていただけるのは40mmを切る3針のスポーティな時計だと考えています。今は世界的に39mm径のシンプルな時計が人気で、比較的大きなものが好まれるアメリカでさえもこの状況は同じです。様々なウォッチフォーラムでもこのくらいのサイズを求める声が多く上がっていますし、我々はこのカテゴリで競争力のあるものを提案していくつもりです。まずは、インディペンデンスで新しいモデルのローンチを予定しています」

 アドベンチャー コレクションのケースが42mmだから、と言ってしまえばそれまでだが、筆者はCal.NN20/1をまずはアンダー40mmのモデルに搭載すると予想していた。この点については、なぜアドベンチャー スポーツに最初に投入したのか、機会があれば聞いてみたいと思っている。

 しかしながら、このサイズ以外については個人的にとても購入意欲をそそられるモデルだった。

 というのも、筆者は次に時計を買うなら、チューダーのノースフラッグがいいと考えていた。
 それはなぜか。ノースフラッグは約3日、70時間のパワーリザーブを確保したクロノメーター認定ムーブメントを搭載しており、防水性は100m防水。気兼ねなく着けられる普段使いの時計として候補に挙げていたのだ。

 一方、アドベンチャー スポーツ JPは前述の通り、性能的には全く申し分ない。そして、鍛造のSSケースを使用しているという点も興味を引かれたポイントだ。

 叩いて形成される鍛造のSSケースは、削り出しのSSケースよりも密でずっしりとした重量感がある。重い時計が苦手な筆者だが、鍛造ケース特有の重量感や質感は決して嫌いではない(着けこなせるかという問題はある)。もちろん、理想を言えば小振りな方がいいのだが…。

  加えて、プライスも非常に魅力的である。SSブレスレット付きで31万7000円(税抜)。ラバーストラップ付きか、コーデュラストラップ付きなら税抜で30万円を切る。

 少し前まではチューダーのノースフラッグで心が決まっていたが、アドベンチャー スポーツ JPを知った今、正直、心がかなり揺れている。

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基本情報

ブランド: ノルケイン(Norqain)
モデル名: アドベンチャー スポーツ JP(Adventure Sport JP)

直径: 42mm
厚さ: 12.8mm
ケース素材: SS(316L)
文字盤色: ウォームグレーおよびブラック
インデックス: くさび型(アプライド)
夜光: あり。時分針とくさび型インデックス
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: SS(316L)ブレスレット、ラバーストラップ、コーデュラストラップの3タイプ  


ムーブメント情報

キャリバー: NN20/1
機能: 時分表示、センターセコンド
直径: 26mm
厚さ: 4.9mm
パワーリザーブ: 70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 28石
クロノメーター: あり。COSC認定
追加情報: ムーブメントの高品質と信頼性を証明する4年間の国際保証付き。購入時に個人情報を登録するとプラス1年間、計5年間保証になる


価格・発売時期

価格: SSブレスレット付きが31万7000円(税抜)、ラバーストラップ付きが29万9000円(税抜)、コーデュラストラップ付きが29万7000円(税抜)
販売時期: 8月より順次販売
限定: ウォームグレーダイヤル、ブラックダイヤル共に日本限定50本

詳細は、ノルケイン公式サイト