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Introducing オメガがシーマスター アクアテラ ワールドタイマーシリーズに3つの新モデル(チタンを含む)を追加

レーザー、セラミック、そして旅。この時計はそのすべてを兼ね備えている。

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我々が知っていること

オメガはホームタウンであるスイスのビエンヌから、スピードマスター スーパーレーシング スピレート™に続く今年3番目のメジャーリリースとなる、トラベル仕様のアクアテラ ワールドタイマーを3本発表した。同モデルはカラフルなアクアテラコレクションに新たに加わるものだ。

 この新しいワールドタイマーには3つのスタイル(実際には2.5だが)がある。スティール(ブレスレット)、SS(グリーンラバーストラップ)、チタン(ストラップ)だ。そのなかでもチタンバリエーションは、単に金属が違うだけではない魅力があるため、まずはチタンバリエーションから見ていこう。

オメガ シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター GMT ワールドタイマー 43MM、チタンモデル

 チタン製のワールドタイマーはレーザー加工を用いて他社モデルと差別化を図っている。そう、ブラックとグレーの美しさが際立つ文字盤は、レーザーアブレーション(強いレーザー光を対象に照射することで原子や分子、プラズマが飛散して表面が削られる現象)だけで製造したものであり、(6時位置にある)ロンドンという文字以外にはには一切手を加えず、手作業で赤いニスが塗られている。マットな文字盤の質感を生かした、サテン仕上げのブラックセラミックベゼルと、そのベゼルに合わせたブラック仕上げの針が特徴的だ。針の夜光には青く光り輝くブルーのスーパールミノバを塗布。43mmのケースに取り付けられたブラックラバーストラップには装飾的なチタン製リンクとチタン製のクラスプをセットしている。

 そしてより緑が豊かな(グリーントーンの)ブレスレットとストラップの2種類も用意。遠くから見るとブラックとグレーのチタンモデルにかなり似たビジュアルだ。サテン仕上げのグリーンセラミックベゼルが、グリーンの文字盤によく映えている。しかしここのダイヤルはチタンとは違うもので、円筒形の地球儀を思わせる曲線状の縦線が配されていて、それをサンブラッシュPVDで仕上げている。これらのバリエーションの針とマーカーは、オメガ独自の18Kムーンシャインゴールドで作られている。

オメガ シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター GMT ワールドタイマー 43MM、グリーン×ラバーストラップモデル
オメガ シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター GMT ワールドタイマー 43MMの文字盤アップ
オメガ シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター GMT ワールドタイマー 43MMのラバーストラップの寄り

 両者のトラベルウォッチに共通する要素は、その中心にある地球儀だ。オメガは北極の上空から見た地球をミニチュア化したモデルを製作した。ブランドによると、これは“グレード5チタンの表面に、レーザーアブレーションで大陸と色を焼き付けたことで実現できた”という。さらに地球の曲率を模したドーム型のデザインを採用するなど、我々の目では認識できない要素も複雑に絡み合っている。またヘサライトガラスの下の地形図の周りを、夜と昼に分かれた24時間インジケーターが回るという仕組みも搭載している。

 なお時計内部にはMETAS認定のコーアクシャル マスター クロノメーター Cal.8938を搭載し、そのムーブメントをシースルーバックから見ることが可能だ。SS製モデルの販売価格は、ストラップ仕様が154万円、ブレスレット仕様が157万3000円、そしてチタン製モデルが178万2000円(すべて税込)となっている。

オメガ シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター GMT ワールドタイマー 43MMのムーブメント

我々の考え

これらの製品を見てまず思ったのは、“こんなものが来るとは思わなかった”ということだ。毎年オメガからは大規模なリリースが来るはずと、期待するような先入観を我々は持っているのではないだろうか。ムーンウォッチの驚くべきアップデートやシーマスターのダイバーズなどがあるからだ。しかし2023年のオメガは機械的な革新、段階的なデザインの調整、そして素材のアップグレードに注力する年だったことがこれで証明された。

 新しいワールドタイマーは確実に後者のふたつのカテゴリーに分類される。これはオメガで知られている一般的なデザインコードではあるが、マットなセラミックベゼルのスタイリングへの移行とチタンの活用により、コレクションに成熟度が増しているようだ。まあこれは43mmと大きめだが、文字盤に文字どおり地球儀を描いた時計はサイズが大きくなければ使い勝手や視認性が悪くなってしまう。

オメガ シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター GMT ワールドタイマー 43MM、チタン文字盤のアップ

 全体的な外観で見れば、グリーンのバリエーションも気に入っているが、ブラック&グレーのチタンモデルに引かれる大きな理由がある。それはもちろんダイヤルだ。シンプルなマットグレーの文字盤がとても好みなのだ。そしてグリーンのレーザーエングレービングとは対照的に、チタンのほうが中央の地球のモチーフをより輝かせることができていると思う。正直、オメガがチタン製のブレスレットをフルオプションで提供してくれていればいちばんよかったのだが。グリーンモデルとSSブレスはかなり相性がいいから。

 旅好きな私としては、この新しいワールドタイマーをつけて世界1周に挑戦してみたい。近いうちにこれらのモデルを実際に使ってみたいと思う。

オメガ シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター GMT ワールドタイマー 43MM、グリーン×SSブレスモデル

基本情報

ブランド: オメガ(Omega)
モデル名: シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター GMT ワールドタイマー(Seamaster Aqua Terra 150M Co-Axial Master Chronometer GMT Worldtimer)
型番: 220.92.43.22.99.001(チタン)、220.30.43.22.10.001(SSブレス)、220.32.43.22.10.001(SSラバーストラップ)

直径: 43mm(ラグからラグまでは50mm)
厚さ: 14.1mm
ケース素材: ステンレススティールまたはチタン
文字盤: グリーン、ブラック
インデックス: アプライド
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 150m
ストラップ/ブレスレット: ラバーストラップまたはSSブレスレット(チタンモデルはラバーストラップのみ)

オメガ シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター GMT ワールドタイマー 43MMのクラスプ

ムーブメント情報

キャリバー: コーアクシャル マスター クロノメーター 8938
機能: 時・分・センターセコンド、日付表示、GMT、ワールドタイム
直径: 29mm
パワーリザーブ: 約60時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万5200振動/時
石数: 39
クロノメーター: METAS認定のマスター クロノメーター


価格 & 発売時期

価格: チタンは178万2000円、SSブレスは157万3000円、SSラバーストラップは154万円(すべて税込)
発売時期: 未定
限定: なし

詳しくは、こちらをご覧ください。

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