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Introducing オメガ シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド プラチナ ナンバード エディション

こうなったら、ボンド・イヤーをとことん祝福してみよう。このプラチナ・シーマスターでね。

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クイック解説

 オメガとジェームズ・ボンドとの関係性は、時計ファンならずとも認知されているほどのもので、ボンド・ウォッチというのは数ある時計の中でも最も有名な作品のひとつだろう。2020年は、五輪や最新映画公開の延期など、オメガにとってもボンドにとっても(そして僕らのほとんどにとっても)苦難の一年となってしまったが、唯一ボンド・ウォッチだけはほぼ計画どおりに発表されているようだ。

 最新のボンド映画である「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」で登場するオメガ シーマスター ダイバー300M 007エディションは、昨年ニューヨークで行われたローンチイベントを報じたこちらの記事でも詳しく紹介しているが、今回発表されたのはまた別の時計となる。

オメガ シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド ナンバード エディション プラチナ

 この、オメガ シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド プラチナ ナンバード エディション は、007エディションと同じシーマスター ダイバー300Mをベースとした42mm径のモデルであるが、ケースにはプラチナゴールド(ホワイトの色味をより強く出したプラチナ合金)を採用。ダイヤルには、ボンドの"ガンバレル(銃身)"模様が採用された、より収集欲をくすぐる1本となっている。ムーブメントは、もちろんマスター クロノメーター認定を受けたものを搭載するが、より高品位なCal.8807(Cal.8806から、ローターとテンプを支えるブリッジが18Kセドナゴールドに換装されている)であり、シースルーバックから鑑賞することも可能だ。   
 また、007エディションで用いられたようなパティーナ(経年変化させたような加工)は本機では施されていない。ブラックエナメルダイヤルに18KWGでガンバレル模様が配され、白いスーパールミノバが塗布されたアワーマーカーも18金製という、細部まで贅沢な仕様となっている。価格は557万円(税抜)とこれまた贅沢な設定だが、ダニエル・クレイグの有終の美を飾るボンド・ウォッチとして、これ以上ない特別な時計といえる。

ファースト・インプレッション

 プラチナゴールドケースのオメガ、それ自体そもそも珍しいものだ。この合金は、ダイヤモンドポリッシュ仕上げがしやすく、プラチナよりも強い輝きを放つという。しかも、このシーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド プラチナ ナンバード エディション は、さらに細部に渡って特別な意匠が与えられている。ファン垂涎の隠されたディテールを紹介していこう。

 まず、おなじみのものとなった感があるが、7時位置のミニッツトラックに「007」のロゴが、10時のドットインデックス上には、夜になると浮かび上がる50のシークレットナンバーが配されている。これはシリーズ6作目である「女王陛下の007」公開50周年を記念した遊び心である。また、ケースサイドには、シリアルナンバーが刻まれたプラチナ製のプレートが。仕様としては、昨年発表されているジェームズ・ボンド リミテッド エディションをアップグレードしたようなイメージである。

 また、本機には2箇所、ボンド家の紋章があしらわれており、12時位置のインデックスと、もうひとつはサファイアクリスタルバックに見ることができる。

オメガ シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド ナンバード エディション プラチナのダイヤルアップ

 なお、オメガのプレスリリースによると本機のベゼルには"ポジティブ・ダイビングスケール"が採用されているとある。これはセラミック製のベゼルリングに、プラチナ製のダイビングスケールが浮き上がるように浮き彫りされたものらしい。それは、プラチナベースのベゼルに彫り込まれたスケールの形状に、セラミックリングがピタリと合う必要があることも意味しており、おそらく従来より製作難易度は格段に上がっているのではないだろうか。

 オメガは最近、記念モデルで意識的にプレシャスメタルを用いた高価な時計を発表しているように思う(昨年のスピードマスターしかり)。ツールウォッチとしてのオメガを愛してきた、根っからの愛好家の方からは賛否があることだろう。しかしながら、オメガは今、時計業界でも最高峰の製造技術を有する企業であり、本機のように特別な技術をローンチできるモデルの存在はオメガを次のレベルへと押し上げる要因になる。僕は、こういった時計を許容することが時計愛好家の役割の一部であると思うし、作り手側もそれに応えてブランド価値を高める努力をするはずだ。

 ジェームズ・ボンドの一時代を締めくくる500万円以上のオメガは、時計それ以上の価値や可能性をもつ1本だと、僕は思うのだ。

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基本情報

ブランド: オメガ(omega)
モデル名: シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド プラチナ ナンバード エディション
型番:210.93.42.20.01.001

直径: 42mm
厚さ: 14.06mm
ケース素材: プラチナ
文字盤色: ブラック(エナメル)
インデックス: ダイヤモンドポリッシュが施された18KWGのマーカー
夜光: あり
防水性能: 30 気圧(300m)
ストラップ/ブレスレット:プラチナ糸でステッチが施されたブラックレザーストラップ
追加情報:セラミックベゼルリングに配された、浮き上がった形状のプラチナ製のダイビングスケール

オメガ シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド ナンバード エディション プラチナのケースサイド

ムーブメント情報

キャリバー: 8807
機能: 時、分、秒
直径: 26mm
パワーリザーブ: 55時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3.5Hz(2万5200振動/時)
石数: 35
クロノメーター認定: METAS認定のマスター クロノメーター
追加情報:1万5000ガウスの耐磁性能


価格・発売時期

価格: 557万円(税抜)
販売時期: 詳細分かり次第アップデート
限定:ブティック限定、グローブ・トロッターとコラボした専用ケースがつく

詳細は、オメガ公式サイトへ。