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Editors' Picks オメガのオリンピックモデルからお気に入りを紹介

我々は5つに絞ったが、どれも勝者に見える。

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現在のところ、オリンピックと時計といえばオメガを思い浮かべる人が多いだろう。これには理由がある。ジェームズ・ボンドとのコラボレーションシリーズと並んで、オリンピックはオメガにとって巨大で非常に価値のある国際的な舞台だ。計時の任務に加えて、スポーツの舞台で特別な製品を直接ブランド化する機会を提供してくれる。世界中の視聴者が深く関与していることを考えると、オメガがオリンピックとの継続的な関係に、その優れた時計製造の見識(そして幅広いスタイル)を活用したいと考えるのは当然のことだろう。そのため、オメガにはオリンピック開催に合わせて製造、または発売された時計の素晴らしいコレクションの集大成がある。

 このテーマに沿って、我々はエディターたちにお気に入りのオメガのオリンピックモデルを尋ねた。選択肢が多すぎてこのリストは完全なものとは言えないが、結果として、伝統的なデザインと最先端のテクノロジーが混在した、すべてがオリンピックの開催を記念するという共通のテーマをもつものとなった。


オメガ オリンピック ポケットウォッチ 1932 ラトラパンテ クロノグラフ

 オメガとオリンピックおよびIOCの関係は、1932年にロサンゼルスで開催された夏季オリンピックに30本のクロノグラフ(および1人の時計職人)を提供したことに始まる。1996年から2004年まで休止期間があったものの、長期にわたりその関係は続いていた。2005年、オメガはオリンピックとの関係を新たにし、その後数年間にわたって、オリンピックメダルの色に合わせたイエロー、ホワイト、レッドゴールドの300個のクロノグラフを製造することとなった。

 オメガによると、このムーブメント(Cal.3889)は、1932年大会当時のムーブメント一式を使って再構築されたものだという。伝統的な時計を愛するならば、これ以上のものはないだろう。クォーツ以前のクラシックな時計製造における最高水準の1つに敬意を表して、見事に仕上げられている。 


- 編集長 ジャック・フォースター


オメガ シーマスター クロノクォーツ モントリオール 1976 Ref. 196.0052

 オメガの注目すべきオリンピックモデルのコレクションから僕が選んだのは、クロノクォーツだ。なぜなら、このモデルは史上初のアナデジクロノグラフであるだけでなく、1976年にカナダの大都市モントリオールで開催されたオリンピックに合わせて発表されたものだからだ。僕は優れたアナデジウォッチが大好きだが、このフォーマットが生まれたのは、クォーツが地平線上に立ちはだかり古い世界の時計製造の伝統を消し去ろうとしていた、時計業界にとって大きな苦難の時代のことだった。

 オメガは、1974年に発売されたマリン クロノメーターという前衛的なクォーツウォッチに見られる技術的な美しさと、1/100秒のラップタイムを計測するスポーティなクロノグラフを融合させた、70年代らしい新たなデザインを発表した。クロノクォーツは、オメガのCal.1611を採用した唯一のモデルであり、デジタルクロノグラフとアナログ時刻表示の両方を明確にコントロールすることができ、どちらの表示も同じ32kHzのクォーツ振動子を採用している。

 “アルバトロス”という愛称で親しまれた1611は、一対の翼のように見えるバッテリーレイアウトと、オリンピックの計時装置のような読みやすく機能的なダイヤルレイアウトを目指していた。約51mmの幅をもち、左のケースサイドにはいくつかのプッシャーが配置され、当時の最新モデルであるスピーディ プロの2倍以上の価格設定がなされたクロノクォーツは、オメガと最先端の計時技術、そしてコンマ何秒を争うオリンピック界との関係をさらに強固なものにした。 


- ジェームズ・ステイシー、シニアライター


オメガ シーマスター ポラリス アルベールビル 1992

 私は、70年代、80年代、90年代のがっしりとした大げさなデザインのクロノグラフが好きだ。HODINKEE SHOPのヴィンテージ部門にいるブランドンとサオリに聞いてみればわかる。水曜に更新される最新情報がどんなものか、いつも彼らに聞いていた。スピードマスター マークⅡ リオ 2016 リミテッドエディションは私のお気に入りだが、オメガのオリンピックモデルのなかで特に好きなのは、自分のルーツに忠実な、1992年にフランスのアルベールビルで開催された冬季オリンピック記念のシーマスター ポラリス クロノグラフだ。

 このクォーツクロノグラフは、スタンダード、ネット、そして私のお気に入りであるスプリットの3種類の計時方法で100分の1秒を計ることができる。さらにステンレススティールのケースには、最大2mmの厚みがあるゴールドインサートがはめ込まれている。私のようにこのファンキーなポラリスに目を奪われたなら、ここでヒントをあげよう。オメガはその年のオリンピックのために、ブレスレットのリンクで区別される2つのバリエーションを実際に制作した。フルSS製ブレスレットは、一般市場向けに作られた499個のうちの1つだ。しかし、ゴールドのセンターリンクがあれば、それはオメガがアルベールビルオリンピックのスポンサーのために作った250個のうちの1つであることがわかる。幸運を祈る。


- ローガン・ベイカー、エディター


オメガ シーマスター バンクーバー 2010 オリンピックモデル

 もしオメガがこの色の組み合わせを標準的な生産モデルにしてくれたら、とても嬉しい。私がこの時計を特に気に入っているのは、オメガが90年代にシーマスターコレクションで赤と白のダイヤルの実験的モデルを作っていた時期を思い起こさせるからだ。ジェームス・ボンドのシーマスターは、私が初めて手にしたスイスウォッチの1つだ。バンクーバーオリンピックモデルのレッドベゼルは、スタンダードなブリーベゼルとは十分に異なっており、少数のシーマスターコレクションを始めるには十分で、カラーバリエーションも豊富だ。オリンピックにちなんでいるからでも、カナダに関係あるからでもなく(もちろん、どちらも魅力的な付加価値だが)、単純に赤いベゼルに引かれるのだ。


- コール・ペニントン、エディター


オメガ シーマスター オリンピック コレクション

 限定モデルは確かに目新しいものではない。特にオメガに関する限りはそうだ。むしろオメガは、ジェームズ・ボンド、スヌーピー、オリンピックなど、あらゆる種類の限定モデルをコレクションに取り入れる方法を見つけてきた。私は特定の競技の限定モデルではなく、それらを全体的に祝福するコレクションを選んだ。オリンピック コレクションは、ブランドとイベントの関係全体を祝うカラフルな作品群(オリンピックリングの色を表現している)になっている。

 これらの時計には、クラシックとモダンの完璧な調和が見られる。身につけやすい39.5mm幅のケースに収められたシンプルでクラシックに近いデザインは、1940年代/50年代のシーマスターのDNAをすべて受け継ぎ、現代に向けて再構築されたものだ。オリンピックは伝統的なイベントでありながら、常に進化し続けている。私はこのコレクションをそう見ている。つまり、伝統の現代的な進化なのだ。


- ダニー・ミルトン、エディター