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Introducing セイコー アストロン 服部金太郎 生誕160周年記念限定モデル 2020年新作

創業者・服部金太郎の生誕160周年を祝う、特別なセイコー アストロン。

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クイック解説

  2020年。セイコーの創業者・服部金太郎の生誕から160周年という記念すべき年を祝う、数量限定のアニバーサリーモデルが発表された。

 そんな特別なモデルのベースとなったのは、セイコー アストロン。1969年にセイコーが世界に先駆けて発売したクォーツウォッチ「クオーツ アストロン」から名を受け継ぐブランドだ。バッテリーを気にすることなく、 地球上のどこにいても、簡単なボタン操作で、GPS衛星からの電波を受信。緯度・経度・高度の情報を取得することで現在地を特定し、すばやくその場所の正確な時刻を表示することができる、世界初のGPSソーラーウォッチである。

 本作は、その中でも、2018年11月に登場した5Xシリーズのアニバーサリーエディションとなる。従来機(8Xシリーズ)よりも、さらなる小型化を図ると共に、高速タイムゾーン修正、ホーム・ローカルタイムの切り替えが瞬時に可能なタイムトランスファー機能、GPS衛星からの自動時刻受信を1日に最大2回実行するアストロンだけのスーパースマートセンサー機能など、ブランド史上最高の性能を誇る。

 ちなみに、高速タイムゾーン修正機能について補足しておくと、受信性能に関わる全てのパーツが新開発されており、時・分・秒の独立運針と高速モーターにより、時刻修正時の運針速度が劇的に向上している。
 どれくらい劇的なのかというと、たとえば、東京―ニューヨーク(時差14時間)での修正運針速度を比較した場合、旧モデルに当たる8Xシリーズが34秒であるのに対し、5Xシリーズはわずか3秒。8Xシリーズのおよそ10分の1という、高速修正が可能になっている。

  時計の機能としては、既存5Xシリーズと変わらないが、本作は、創業者を記念するモデルに相応しい、威厳ある堂々とした佇まいをイメージし、ブラックとゴールドを基調としたカラーリングを取り入れた。
 ベゼルには、硬く、耐擦傷性に優れたジルコニアセラミックスを採用。さらに、本作ならではのディテールとして、160周年にちなんだ16面カットが施されている。光の加減でキラキラと輝き、ブラックをベースとした立体的なダイヤルを際立たせている。

 ゴールドカラーの裏蓋中央は、服部金太郎が1900年(明治33年)に登録した商標「丸角Sマーク」を鍛造で仕上げた。そして、その周囲には、セイコーの礎にもなっている、彼が掲げた理念「常に時代の一歩先を行く」を意味する“ONE STEP AHEAD OF THE REST”の文字と“KINTARO HATTORI”の名前がマーキングされた。
 

 なお、本作は服部金太郎氏の誕生日(旧暦)に合わせて、10月9日(金)から国内、および海外で順次発売される予定だ。

ファースト・インプレッション

 特別なモデルということは別にして、本作は個人的には非常に好きな時計である。理由は2つ。1つは、実用的なGPSソーラーウォッチとして、非常に完成されているからだ。筆者は以前、5Xシリーズのステンレススティール(SS)モデルを身に着けたことがある。ラグが太く、一見すると大振りな印象を与えるのだが、腕に乗せてみるとそれほど大きくない。筆者が着けたモデルは直径42.7mm、厚さは13.3㎜だったが、本作は特別なモデルであるからなのか、直径42.8mm、厚さは15.6㎜と、少し数値が異なる。とはいえ、現在市販されている、いわゆるGPSウォッチの中では、格段にコンパクトなモデルである。

 滑らかなカーブを描いたケースと大きく張り出したラグが、腕に乗せたときに優れた安定感をもたらしており、SSモデルは腕にピタッとフィットする着け心地だった。本作も基本的な仕様は同じため、同様の着け心地が得られるはずだ。

 しかし、気になる点もあった。それが重さだ。以前着けたモデルは、オールSS仕様で160g。対して本作はチタン(ベゼルはセラミックス)を使用しており、107gとかなり軽量になっている。実際に触ったわけではないが、100g強であれば、懸念材料だった重さも、おそらく気にならないだろう。

 そしてもう1つは、カラーリングだ。これは筆者個人の好みでしかないが、ブラックとゴールドのコンビネーションが引かれたポイントである。
 

 ブラックとゴールドの組み合わせだったら、以前からあるじゃないかという方もいるかもしれない。確かにそう、以前もなかったわけではない。ただ、筆者が好きなのは、ブラックをベースにゴールドをアクセントとして取り入れるくらいのさじ加減で、まさに本作くらいのバランスがちょうど良い。だが、このようなカラーバランスのGPSウォッチは、探して見ると意外と見つからないのだ。

 GPSウォッチとしては、少々高めの価格設定かとは思うが、数量限定の特別なモデルであることを考慮すれば、なかなか魅力的な1本である。

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基本情報

ブランド: セイコー アストロン(Seiko Astron)
モデル名: 服部金太郎 生誕160周年記念限定モデル(Kintaro Hattori 160th Anniversary Limited Edition)
型番: SBXC073

直径: 42.8mm
厚さ: 15.6mm
ケース素材: チタン(TI、スーパー ブラックダイヤシールド)
文字盤色: ブラック
インデックス: バーインデックス
夜光: 時・分針、バーインデックスにスーパールミノバ
防水性能: 20気圧防水
ストラップ/ブレスレット: TI(スーパー ブラックダイヤシールド)製ブレスレット、付け替え用のクロコダイルストラップ付き
追加情報: 「丸角Sマーク」の特製ピンバッジ、メッセージカード、付け替え用クロコダイルストラップをスペシャルボックスに収めた限定パッケージ


ムーブメント情報

キャリバー: 5X53
機能: 時・分表示、DST(サマータイム)機能、タイムトランスファー機能、デュアルタイム表示機能、パワーセーブ機能、パワーリザーブ表示機能、パーペチュアルカレンダー機能(2100年2月28日まで)、ワールドタイム機能(39タイムゾーン)、受信オフ機能(機内モード)、受信結果表示機能、捕捉衛星数表示機能、曜日表示機能、衛星電波受信によるタイムゾーン修正機能、スーパースマートセンサー機能、過充電防止機能、針位置自動修正機能
パワーリザーブ: フル充電時で約6ヵ月間(パワーセーブ時は約2年)
駆動方式: GPSソーラー


価格・発売時期

価格: 40万円(税抜)
販売時期: 10月9日(金)
限定: 世界限定2500本

詳細は、セイコー アストロン公式サイトをクリック。