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Introducing セイコー プロスペックス The Black Series SBDC153、SBDC155、SBDC157 2022年新作

セイコーダイバースおなじみの3部作が、印象を一新するブラックトーンに変化した。

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クイック解説

スポーツウォッチコレクションとしての存在感を強めるセイコー プロスペックスから、少し趣向を凝らしたカラーリングシリーズが登場。The Black Seriesというカラーコードでくくられたこれらの4本は、同社が誇るレジェンド的ダイバー三部作をデザインキャンバスとして展開される。1965年のファーストダイバー、1968年の10振動かつ300m防水ダイバー、1970年の通称“植村ダイバー”を現代的に解釈したモデルが、ブラック硬質コーティングが施されたステンレススティールケースと3色のルミブライト夜光を与えられ、ミステリアスな“ナイトダイビング”の世界を表現した。

雫石高級時計工房製ムーブメントを搭載した、シリーズ初のブレスレットモデルSBDX051。1965 メカニカルダイバーズ。

 今回のリリースでは、おなじみの三部作に加えてより高品位なムーブメントである8L35を搭載したSBDX051もラインナップ。The Black Seriesとしては初めてのブレスレット仕様となっている。

 ダイヤルもセイコーが近年注力する型打ちパターンが施されており、ナイトダイビング中に薄明かりで照らされる海底の情景を思わせる(砂目の波紋をイメージしたそうだ)。こちらは36万3000円(税込)と、スペックに見合ったプライスであり限定本数は1000本(世界。日本国内は100本)で展開される。

1965 メカニカルダイバーズ

SBDC153 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン 限定モデル

1968 メカニカルダイバーズ

SBDC155 1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン 限定モデル

 残る3本はスマッシュヒットであるSBDC101に代表される、現代的セイコーダイバーズのベーシックモデルに遊び心を付加した時計たちだ。個々の時計の詳細な出自は過去に幾度となく記事化しているためここでは省くが、The Black Seriesに共通するブラック硬質コーティングSSと3色の夜光、製紐と呼ばれる日本の伝統技法で編まれたブラウンのファブリックストラップなど、今回のために用意された意匠の数々がレビュラーモデルよりも質感を高めている。

 SBDC153、SBDC155、SBDC157の3本には、約70時間のロングパワーリザーブが魅力のCal.6R35が搭載され、実用性高く仕上がった。いずれも世界限定5500本、日本国内ではSBDC153が500本、SBDC155とSBDC157が300本の取り扱い予定で、SBDC153、SBDC155が14万3000円、SBDC157が15万4000円(すべて税込)となっている。

 紹介した4本いずれにも、交換用の強化シリコンストラップが付随する。

ファースト・インプレッション

 セイコーがプロスペックスからThe Black Seriesを発表するのは今回が初めてではない。国産ダイバーズ55周年を迎えた2020年にナイトダイビングをテーマとしてすでに市場に投入しており、今回と同様に黒 × オレンジを基調としたカラーコードを採用していた。同社は、セイコー 5ラインに黒をベースとしたデザインをラインナップするものの、カジュアルゾーンを超えて本格的な機械式時計の領域に入ると、途端にこうした遊びの効いた時計が少なくなるように感じる。

 そのせいか、2020年のThe Black Seriesは好調なセールスを記録し、手に入れられなかった人も多いのではないだろうか? 今回の4モデルはテーマこそ同じものの、ベースとなっているのは1965年、1968年、1970年モデルといずれもセイコーダイバーの軸となる時計たち。ストラップやブレスレットなど細部にはアップデートも加わっているため、商品価値は高まっているように思える。

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1970 メカニカルダイバーズ

SBDC157 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン 限定モデル

 さて、セイコーダイバーはどのデザインにも魅力があり、それぞれファンを獲得している。外観の独特な形状をタートルやモンスターと呼んだり、12時のインデックスデザインからスモウというニックネームがついたりと、数多くのリファレンスがありながらディテールの細かな違いでしっかり認知されているのだ。

 もし僕がこの4モデルから選ぶとしたら、SBDC155になるだろう。その理由は、このケースが最もシンメトリーに近いから。ダイバーズウォッチは視認性の観点から基本的に黒ダイヤルであり、回転ベゼルにもダイビングスケールが配され、針やインデックスには夜光が塗布されている。つまり、デザインで差をつけにくいカテゴリなのだが、リューズを4時位置に移動し、ケース形状がここまで強調されたダイバーズを他に知らない(そういえば正面からリューズの見えないルクルトのフューチャーマチックも、僕は好きだ)。1968年当時、リューズは手巻きを象徴するものと考え、また着用時に手に当たることを避けるために、あえて4時位置に移動させたというストーリーも好みである。

“The Black Series”1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン 限定モデル


基本情報

ブランド: セイコー プロスペックス(Seiko Prospex)
モデル名: The Black Series 1965/1968/1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン 限定モデル
型番:SBDC153、SBDC155、SBDC157、SBDX051

直径: 40.5mm(SBDC153)、42.0mm(SBDC155)、42.7mm(SBDC157)、44.0mm(SBDX051)
厚さ: 13.2mm(SBDC153)、12.5mm(SBDC155)、13.2mm(SBDC157)、13.0mm(SBDX051)
ケース素材: ステンレススティール(ブラック硬質コーティング)
文字盤色: ブラック
インデックス: バー(SBDC153、SBDC157、SBDX051)、バーとドット(SBDC155)
夜光: ルミブライトによる3色
防水性能: 200m空気潜水用防水
ストラップ/ブレスレット:ファブリックストラップ(SBDC153、SBDC155、SBDC157)、SSブレスレット(SBDX051)、すべて交換用強化シリコンストラップ付き


ムーブメント情報

キャリバー: Cal.6R35(SBDC153、SBDC155、SBDC157)、Cal.8L35(SBDX051)
機構: 時、分、秒、日付表示

パワーリザーブ: 約70時間(Cal.6R35)、約50時間(Cal.8L35)
巻き上げ方式: 自動巻き(手巻き付き)
振動数: 2万1600振動/時(Cal.6R35)、2万8800振動/時(Cal.8L35)
石数: 24石(Cal.6R35)、26石(Cal.8L35)
クロノメーター認定: なし
追加情報:ハック機能


価格 & 発売時期

価格: SBDC153、SBDC155 14万3000円、SBDC157 15万4000円、SBDX051 36万3000円(すべて税込)
発売時期: 3月11日(金)
限定:世界限定5500本、うち国内500本(SBDC153)、300本(SBDC155、SBDC157)、SBDX051 世界限定1000本、うち国内100本

詳細は、セイコー公式サイトへ。