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欧州宇宙機関 (ESA)は月平均時間を定めようとしている。

皆さんは月が何時なのか、考えたことはないだろうか? 僕は考えたことがある。最近のAP通信の記事によると、欧州宇宙機関 (ESA)が月に独自の時間帯を設ける必要性を探るべく、国際的な宇宙機関と協力しているという。このために召集されたグループは、主導国のタイムゾーン内で同ミッションを実行して月の計時の標準を確立し、月面探査の安全性と効率性を確保するための研究が不可欠であると考えているそうだ。

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 現在、月に正式なタイムゾーンはない。月の昼夜のサイクルは地球上で約29.5日であり、標準的な計時システムを確立することが難しいからだ。そこで月のタイムゾーンの提案として、月の1日の平均的な長さを基準にした“月平均時間(LMT)”を設けるということが提案されている。これによりすべての月面探査に適用できる、一貫した計時システムが実現し、コミュニケーションにおける混乱やエラーを回避するのに役立つ。

 現在国際宇宙ステーション(ISS)では、世界中のほとんどの飛行や時間帯の活動に共通する基準である、UTC時刻を採用している。ただこの方法であれば、まったく新しい計測システム(特別な時計やタイミングコンプリケーション、スーパームーンフェイズのようなもの)を導入することなく、地球上で細かく正確な調整を行うことができるため、将来の月面探査でも同じ手法が採用される可能性がある。

 近い将来、月面探査が行われることを考えると、同じタイムゾーンにすべてのユーザーを滞在させることは理に適っているように思う。そしてもし僕のような変人であれば、月面探査が行われるたびに、GMT針を月齢に設定するのが楽しいと感じるだろう。