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November 28, 2020
November 28, 2020
Auction Report ロレックス ワンオーナーのサブマリーナー エクスプローラーダイヤル Ref.5512が25万ドル(約2620万円)以上の価格で落札

Auction Report ロレックス ワンオーナーのサブマリーナー エクスプローラーダイヤル Ref.5512が25万ドル(約2620万円)以上の価格で落札

めったにお目にかかれない時計だ。

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ワンオーナーものの、ロレックス サブマリーナー エクスプローラーダイヤル Ref.5512がオークションに出てくることはめったにあることではないため、出品されたときには、確かにニュースになる。56年前にイギリスのノッティンガムシャー州の炭鉱労働者がわずか70ポンドで購入したその時計は、イギリスのGardiner Houlgate(ガーディナー・ウルガット)オークションに出品され、21万7000ポンド(約25万ドル=約2620万円以上)で落札された。予想落札価格は15万〜25万ポンドだったため、高値で落札されたといえる。ハンマープライスは17万5000ポンドで、最終的にはバイヤーズプレミアムやその他の諸経費が反映されて前述の価格となった。

 オークションの説明資料によると、この時計の所有者はロンドンで生まれ育ち、第二次世界大戦中、いわゆる“ベヴィン・ボーイズ”の1人として徴兵された。これは、戦争中イングランド北部の炭鉱で働くために抽選で選ばれた若者たち(名前は労働大臣であったアーネスト・ベヴィンに由来している)のことをいう。資料によると、彼は1964年12月22日にロンドンのWatches of Switzerland(ウォッチズ・オブ・スイッツランド)で、自身の40歳の誕生日の記念として購入したとある。1995年に亡くなった彼は、この時計を娘と義理の息子に託し、今回の売却まで家族によって保管されていた。この時計のオークションカタログには、所有者と彼のエクスプローラーダイヤル サブマリーナーの写真が掲載されている。今ではほとんど聞かれなくなった話の1つだろう。

元の所有者とエクスプローラーダイヤルのRef.5512の写真。

 エクスプローラーダイヤルのサブマリーナーの起源は、大きなリューズとリューズガードがないことで知られるRef.6200が作られた1950年代半ばにまでさかのぼる(エクスプローラーダイヤルを含むサブマリーナーの全てについてもっと知りたいなら、スティーブンのリファレンスポイントは必見)。マーク・ハダウィジョン・メイヤーのトーキングウォッチのエピソードでも、Ref.6200のいくつかが見られる。また、2018年にRef.6538エクスプローラーダイヤルのサブマリーナーが100万ドル以上で売却されたのを憶えている読者もいるだろう。エクスプローラーダイヤルのサブマリーナーは、Ref.5513とRef.5512の型番でも生産されていた。興味深いことに、Ref.5512のほとんどはイギリス市場向けだったため、確かにそこで売られたことは納得できる。どのような型番であっても(特に5512は)非常にまれであることがわかっている。

 出品の背景(出所と希少性)からして、今回のものは今まで取り上げてきたクレイジーな発見の中でもかなりの部類に入るのではないだろうか。例えば、リサイクルのガラクタの中でルクルトのディープシーアラームが5.99ドルで売られていたケースや、最近のアンティーク・ロードショーで紹介されたポール・ニューマンのデイトナRef.6263の未使用品と匹敵するレベルではないか。これ以上の発見はないと思った時には、また別の何かが出てくるというものだ。何も出なかったとしても、今回のものは愛された時計についての素晴らしいストーリーに違いない。

オークションで落札された、ロレックスのサブマリーナー エクスプローラー ダイヤル Ref.5512の写真。

 この時計とオークションの詳細については、Gardiner Houlgateのウェブサイトでカタログを参照してほしい。