Introducing タグ・ホイヤーから　ローイングブレザーズとコラボレーションしたヴィンテージのヨットタイマーにインスパイアされたカレラが登場

　このコラボレーションは、60年代と70年代のレガッタで使われていたヴィンテージのホイヤー・ヨットタイマーをインスピレーション源とし、それを現代のカレラの42mmケースに適合させたものである。その結果、このタグ・ホイヤー カレラは、地元のセーリングクラブにぴったりと溶け込むような明るいデザインに仕上がった。ローイングブレザーズは、人々のプレップに対する考え方を変えようとしているブランドだ。

　ジャック・カールソン（ローイングブレザーズの創設者）氏が所有するヴィンテージのホイヤー ヨットタイマー（友人のエリック・ウィンド氏から譲り受けた）が、このコラボレーションの最初のインスピレーションとなった。カールソン氏はすぐにこのデザインを気に入り、現代の時計としてよみがえらせるチャンスを見出した。その過程で、バンフォード ウォッチ デパートメントもデザインに参加。その結果、鮮やかなホワイトの文字盤に、かつてのヨットタイマーにインスパイアされたパステルカラーのクロスハッチインダイヤルを備えたカレラが誕生したのだ。この時計はタグ・ホイヤーの自動巻きクロノグラフキャリバー、ホイヤー02を搭載している。前にも書いたように、このキャリバーは素晴らしい自社製コラムホイールクロノグラフキャリバーで、リーズナブルな価格で提供されているものだ。少し厚みはあるものの、カレラケースの下向きアングルのラグが、その大きさのバランスを取るのに役立っている。

　ローイングブレザーズ × バンフォードによるこのタグ・ホイヤー カレラは、99本の限定モデルで、希望小売価格は8900ドル（約163万800円）。ローイングブレザーズのウェブサイトにて、10月13日午前11時（米国東部時間）に発売された。

　また、ローイングブレザーズにとっても、時計とのコラボレーションの世界における新たな1歩でもある。この若いファッションブランドは、これまでにセイコーとのカラフルなコラボレーション、限定版ゾディアック、そしてひっそりとリリースされたチューダーのブラックベイ 58の3つを手がけてきた。8900ドル（約163万800円）というこのモデルは、これまでで最も高価なものだ。私が10ドルのキャンドルを買ったばかりのブランドと同じブランドから、1万ドル近いコラボレーションウォッチが発売されるのは少々面食らうが、じっくりと見てみると、ローイングブレザーズが手がけるすべてのものの理念とデザインには、ある種のまとまりがある。

　もちろん、今年初めに発表された新しいタグ・ホイヤーのスキッパーも思い起こさせるが、あれはタグ・ホイヤーの新しい、より小さな39mm“グラスボックス”ケースを採用した通常生産の時計である。私のお気に入りはスキッパーかもしれないが、ローイングブレザーズ × バンフォードのカレラには独自の魅力がある。

ブランド: タグ・ホイヤー × ローイングブレザーズ × バンフォード（TAG Heuer × Rowing Blazers × Bamford）
モデル名: カレラ（Carrera）

直径: 42mm
厚さ: 14.5mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ホワイト
夜光: 針とインデックスに夜光
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: SS製ブレスレットとレッド、ホワイト、ブルーのNATOスタイルストラップ

キャリバー: ホイヤー 02
機能: 時・分・スモールセコンド、フライバッククロノグラフ（30分計、12時間積算計）
直径: 32mm
パワーリザーブ: 80時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 33
追加情報: コラムホイール式クロノグラフ

価格: 8900ドル（約163万800円）
発売: rowingblazers.comで発売中
限定: あり、限定99本

詳しくはローイングブレザーズのウェブサイトをご覧ください。