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Introducing ウブロ ビッグ・バン e 2020年新作のスイス製スマートウォッチ

ウブロの最新スマートウォッチはまさに"ビッグ・バン"だ。

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クイック解説

 ウブロがスマートウォッチに参入したのはわずか2年前、ロシアで開催されたサッカーワールドカップのスポンサーシップの一環としてだった。そしてそれは、実際には2018年の新作をかなり限定的に生産したという、注目度の高い方法で行われた。そのビッグ・バン レフェリーというモデルは、大会中に審判やファンが着用することを想定してデザインされていた。55万円(税抜)というウブロの中では最も安価なモデルでありながら、スマートウォッチとして最も高価な部類でもあった。直径49mm、厚さ13mmを超えるこの時計は、非常に大きな時計でもあったのだが。

 ウブロのスマートウォッチが進化し、デジタルウェアラブルカテゴリーへの同社のコミットメントを再確認させたのが、この新しいビッグ・バン eだ。ケースは非常に"ビッグ・バン的"で、直径はわずか42mm、厚さは12.8mmと、かなり小さなフォームファクターをもたらしたのだ。ウブロは、2005年に開発したサンドイッチスタイルの構造を採用しており、本機は42個の部品で構成されている。そのうち27パーツはKモジュール用で、時計の心臓部であるコンポーネントを搭載するケージだ。また、本物のサファイアクリスタルと、独自の「ワンクリック」システムを搭載しており、カラフルなストラップを工具なしで簡単に交換することができる。

 この時計は、3月に発表されたタグ・ホイヤーのコネクテッドウォッチの最新バージョンに続く形で発表された。プレスリリースでは、ビッグ・バン eはLVMHグループの他のブランドと共同で開発され、ウブロの要求を満たすために改良され、完成されたものであることが言及されていたのだ。

 数年前の ビッグ・バン レフェリー と同様に、新しい ビッグ・バン e はGoogleのWear OS上で動作する。つまり、ユーザーはGoogle Play ストアで見つけた数多くのアプリだけでなく、Google PayやGoogleアシスタント機能を利用することもできる。ビッグ・バン レフェリーはインテル製プロセッサを搭載していたが、本機はクアルコムのSnapdragon Wear 3100を搭載しており、最新のタグ・ホイヤー コネクテッド 45mmと同様である。Androidデバイスを使用しているかiOSを使用しているかにかかわらず、ビッグ・バンeは皆さんのスマートフォンと互換性がある。

アーティスト、マーク・フェレロ氏(Marc Ferrero)がデザインした文字盤が映えるブラックセラミックバージョン。

 発売時には、ビッグ・バンeはチタンとブラックセラミックの2つのバージョンで展開され、伝統的な機械式時計の複雑機構を独自に解釈した特徴もある。例えば、正確なムーンフェイズ表示を備えた永久カレンダーや、地球をリアルなグラフィックで表現したGMTコンプリケーションなどだ。
 また当初のエディションは、アーティストのマーク・フェレロと共に作成した8つのダイヤルのシリーズで発売される。1日の間3時間ごとに、ダイヤルの色が変わり、1時間ごとに、5秒間のアニメーションが表示される。上と下の画像は、フェレロによるカラフルなデザインの一部だ。今後、ウブロのアンバサダーや現代アート界のパートナーたちの協力により、より多くの文字盤が順次発表されていく予定だ。

マーク・フェレロ氏がデザインした文字盤のチタンバージョン。

ファースト・インプレッション

 純粋に逸話として、ウブロは、ニューヨークに出かける人の手首でよく見かける時計ブランドだ。例えば、ヨーロッパからの観光客の若いお父さんや、地下鉄に乗っているおしゃれな若い女性などが挙げられるだろう。同社のフォロワー数はかなりのもので、待ち行く人の手首に注目していれば一目瞭然のことだ。

 ご承知のとおり、ウブロはスイス高級時計メーカーの中ではかなり新しいブランドだ(1980年にカルロ・クロッコ氏によって設立)。徹底的にモダンなデザイン美学を採用しており、若い層をターゲットにしてきた。さらに、ゴルフ、テニス、モータースポーツといった伝統的なスポーツの枠を超えたスポンサーシップを求めていたことを考えると、ウブロは、意図的に、そして非常に成功して、異なるタイプのスイス高級時計メーカーとして台頭してきたブランドであることが分かってくるだろう。故にウブロがスマートウォッチを作るという決断をしたことに、私は少しも驚かないのだ。

 まだビッグ・バン eを手にしたことはないが、それのルックスから、この時計は、従来の自動巻きのビッグ・バンと同じ基準で作られていることが分かる。プライスの話をすれば、アップルウォッチのようなスマートウォッチありきな価格を意識せざるを得ない部分もあるだろう。チタンバージョンは55万円で、黒のセラミックバージョンは62万円(全て税抜価格)。同じプロセッサを使用しているタグ・ホイヤー コネクテッドのように、同じような電子デバイス的スペックをより安価に提供する時計があるのは間違いないが、それらはウブロのビッグ・バンのクオリティには敵わないだろう。

 このモデルはウブロの公式サイトでオンライン販売を開始し、6月15日までウブロのコレクタークラブである「ウブロティスタ」限定で販売される(中国のWeChatネットワークでも販売される)。6月15日には、ウブロのブティック、ウブロの流通ネットワーク、およびオンラインでの販売を開始する。ビッグ・バン eに加え、ウブロは新しい E コマースプラットフォームで 80種以上のモデルを販売開始する。そのカタログの公開は7月1日になる。

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基本情報

ブランド:ウブロ(Hublot)
モデル名:ビッグ・バン e(Big Bang e)
型番:チタン440.NX.1100.RX;ブラックセラミック440.CI.1100.RX
直径:42mm
厚さ:12.8mm
ケース素材:サテンとポリッシュ仕上げのチタン、マイクロブラストとポリッシュ仕上げのブラックセラミック
文字盤:30.8mm、390x390ピクセル(327 dpi)AMOLEDディスプレイ
インデックス:サファイアクリスタル下にアワーマーカーあり
防水性能:30m
ストラップ/ブレスレット:ラバーストラップ、ブラックセラミックバージョンにはセラミックとチタンコンビのDバックル、チタンバージョンにはチタンDバックル


ムーブメント情報

キャリバー:クアルコム社のスナップドラゴン Wear 3100;クアッドコア1.094 GHz;RAM:1GB;8GBフラッシュ(ePOP);加速度計、ジャイロスコープ、低遅延オフボディセンサー、バイブレーションモーター、環境光センサ 、光学トラッキングセンサーなどを搭載
パワーリザーブ:リチウムイオン電池、利用時間約1日、 ゼロから約2時間半でフル充電
 


価格

価格:チタンバージョン55万円、セラミックバージョン62万円(税抜)

さらなる詳細についてはウブロ公式サイトへ。