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November 24, 2020
November 24, 2020
Hands-On ジャガー・ルクルト レベルソ・トリビュート・ムーン

Hands-On ジャガー・ルクルト レベルソ・トリビュート・ムーン

ジュネーブサロン2017のジャガー・ルクルトの話題は、セクターダイヤルに軍配が上がるが、レベルソにもいくつか見逃せないスタイリッシュなアップデートがあった。

 年が改まるとまた新たなレベルソに出会う。色んな意味でジャガー・ルクルトは、自社の反転ウォッチ人気の犠牲となってきたと私は思う。ハングリーなコレクターたちを満足させるために、毎年繰り返し新しいものを送り出さなければならないからだ。ジャガー・ルクルトの2017年のビッグニュースは、セクターダイヤルのラウンドウォッチだったが、一方でレベルソにもいくつか素晴らしいアップデートがなされていた。今回紹介する圧倒的に素晴らしいモデルもそのひとつだ。

Jaeger-LeCoultre Reverso Tribute Moon.

ジャガー・ルクルト レベルソ・トリビュート・ムーン。

 以前私は、ここ数年で最もお気に入りのレベルソのひとつをA Week On The Wristで取り上げた。この上なく洗練された、レベルソ・トリビュート・カレンダーだ。しかし今回紹介するモデルは、あの時計を少し削ぎ落して本質を残したものだ。まず第一の要素は、ケースがステンレススティールになったことだ。そして、より込み入ったトリプルカレンダーではなく、日付表示とムーンフェイズ表示のついたデュアルタイムゾーンだけに留めている。結果として、兄貴分のトリビュート・カレンダーよりもかなりカジュアルになった。日付は変わらず6時位置にあり、先に赤い三日月のついた小さな針で示される。

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 ジャガー・ルクルトはまた、この時計のセカンドタイムゾーンを表示する裏面を(これは通常、旅先でホーム時刻をキープしておくためのもの)美しいブルーのダイヤルにしている。これは、ジャガー・ルクルトの中では非常にモダンな色合いで、実にうまくマッチしている。表面の乳白色のダイヤルと裏面のクル・ド・パリのダイヤルのコントラストが素晴らしいのだ。6時位置には2種類の青を使った昼夜表示があり、アプライドインデックスとポリッシュ仕上げの針がついている。これは魅力的な組み合わせを、個人的にとても気に入っている。

The  Reverso Tribute Moon displays the time in two time zones, using separate dials to distinguish home time from local time.

レベルソ・トリビュート・ムーンは2つのタイムゾーンで時刻を表示。裏面にはホーム時刻表示がある。

 現地時刻用のダイヤルは、トリビュート・カレンダーと非常に似ており、 艶消しシルバーのダイヤルがムーンフェイズ表示をポップに仕上げている。月と日付の開口部がなくなったため、ブランドロゴも上部に改められ、ダイヤルのバランスがよくなった。 

The watch features a hand-hammered moon-phase on one side.

表側のダイヤルには、手仕上げのムーンフェイズがついている。

 ダイヤルが複数の層になっていることにも気づくだろう。日付表示は一段低くなっており、艶消しは施されていない。それによって全体的な視認性が格段に高くなっており、これも小さなお気に入りポイントだ。また、針、時刻のアプライドインデックス、そしてチャプターリングは、すべてブルーで、シルバー色の背景によく映え、ムーンフェイズ表示の空の色とも調和がとれている。

On the other side, a day-night indicator helps determine the time in the second time zone.

ダイヤル裏面の滑らかな部分でクル・ド・パリ装飾と昼夜表示が交差する。

 搭載されているのは、自社製の手巻きキャリバー853Aで、ムーブメントの両面にひとつずつのディスプレイがあり動かしている。このムーブメントは、残念ながらトリビュート・カレンダーに入っているものとほとんど同じ厚さである。つまりジャガー・ルクルトは、同じケースにそれを入れただけであり、これまでもそういったことはよくあった。10.9mmは相対的にいえば非常に薄いものの、できればもっと薄いものがよかったと思う。

Jaeger-LeCoultre Reverso Tribute Moon wristshot

腕に着けてみると、メインダイヤルは、ブルーのアクセントに気づくまではどちらかといえばトラディショナルな外観に見える。

Jaeger-LeCoultre Reverso Tribute Moon home time wristshot

ブルーダイヤルの面はずっとモダンな印象で、テクスチャがこの時計を非常に印象的なものにしている。

 ジャガー・ルクルト レベルソ・トリビュート・ムーンの価格は137万2000円(税抜)、 ブルーのアリゲーターストラップがついている。特筆すべきは、これは、同じくSS製のデュアルタイムゾーンで、日付表示とムーンフェイズ表示のないレベルソ トリビュート・デュオよりも、約30万円高いだけだ。トリビュート・デュオには、6時位置にスモールセコンドがついている。

さらなる情報はジャガー・ルクルト公式サイトへ。