trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing ローラン・フェリエ クラシック オリジン オパライン 2020年新作

さりげなく、ハイエンド。

ADVERTISEMENT
クイック解説

 ローラン・フェリエがコレクターにとって非常に魅力的なブランドとしての地位を確立し、過去10年の間にどのような出来事があったのかを考えるのは興味深いことだ。だが、時計をよく見てみると、なぜローラン・フェリエが支持を集めているのかがよく分かる。

 クラシックウォッチデザインのコピーではなく、敬意を表したデザインセンスと高度な時計製造技術を融合させることは、信じられないほど難しい。ローラン・フェリエの腕時計は手首に着けて遠くからでも見れば、それが何であるかよく分かるし、また、その腕時計を身に着けたコレクターの好みや他にどんな時計に興味があるかなど、的確に推測することもできる。つまり、ローラン・フェリエは急成長を遂げ、短期間のうちに自明な優れたアイデンティティを獲得したということであり、これは動きの緩やかな時計の世界では珍しいことなのだ。

 創業10周年を迎えたローラン・フェリエは、ブランドの原点であり、2010年のジュネーブグランプリにおいて、設立後間もないローラン・フェリエに大きな賞賛をもたらした、ガレ クラシック トゥールビヨン ダブルスパイラルのクラシックなケースに立ち返った時計を発表した。

 新しいクラシック オリジン オパラインは、賞を受賞したガレ クラシック トゥールビヨン ダブルスパイラルと同じ滑らかなケースフォルムをもちながら、シンプルな手巻きムーブメントをグレード5チタンの軽量なケースにパッケージング。ローラン・フェリエの典型的なスタイルである、エレガントなプロポーションの文字盤とジュネーブの独立系時計メーカーの腕時計を長く飾ってきた、古典的なアセガイ(槍)の形をした針を備えている。

 バランスとシンメトリーのお手本のようなシルバーのオパラインダイヤルは、中心から均等に四分割され、アワーインデックスはミニッツトラックの内側に収められている。素晴らしいコントラストを効かせるスモールセコンドのバーガンディカラーは、24時間スケールの13から24までの数字にも用いられているが、ローラン・フェリエらしさはこうした形や色、シンメトリーのセンスにこそ表れている。

 この文字盤の下には、LF 116.01という新しい手巻きムーブメントが収められている。このムーブメントには、フリースプラングテンプとブレゲヒゲゼンマイが採用されており、ローラン・フェリエならではのロングブレード式のラチェット装置も搭載。(もし時計を巻き上げられるのならば、できるだけ良い感触と音であった方が良いというわけ)。文字盤と同様、ムーブメントも時計と同じく少しも派手ではないが、紛れもなく品質の良さを醸し出している。ブリッジは控えめなマイクロブラストによるブラックロジウム仕上げで、エッジには手作業でポリッシュ仕上げが施されている。

ファースト・インプレッション

 ローラン・フェリエのコレクションには5つのケースデザインがあるが、このような大きな節目を祝う時計にクラシックケースを採用するのは自然なことだと感じる。クラシックケースは多くのコレクターにとって、今でもローラン・フェリエの時計とは何かを象徴しており、一見シンプルな丸みを帯びているにも関わらず、独特のアイデンティティが感じられる本質的な形状なのだ。そしてバーガンディーカラーのプリントが施された美しいオパライン文字盤は、古き良きヴィンテージ時ウォッチの良さを思い起こさせる。この時計は全く最高だ。

 それなのになぜか、さりげなくハイエンドであり控えめな時計でもある。時計自体が物語っているが、私はローラン・フェリエについて、そうした印象を抱いている。ローラン・フェリエ氏がパテック フィリップでキャリアを積んでいたことやル・マンで表彰台に上ったことを知っている人の間では既知のことと思うが、時計愛好家の間では、ローラン・フェリエの時計に対する敬意と尊敬の念はとても深いものなのだ。

ADVERTISEMENT

基本情報

ブランド :  ローラン・フェリエ(Laurent Ferrier)
モデル名 :  クラシック オリジン オパライン(Classic Origin Opaline)
型番 :  LCF036.TI.G1G 

直径 :  40mm
厚さ :  10.7mm
ケース素材:  グレード5チタン
文字盤色 :  オパライン&バーガンディ
インデックス :  18Kホワイトゴールド
夜光 :  なし
防水性能 :  30m
ストラップ/ブレスレット :  ライトブラウン バルビアーラ カーフレザー&アルカンターラライニング、グレード5チタンピンバックル


ムーブメント情報

キャリバー: LF116.01
機能: 時、分、スモールセコンド
直径: 31.6mm
厚さ: 4.35mm
パワーリザーブ: 80時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600 振動/時
石数: 21
部品点数: 150


価格&発売時期

価格:  360万円(税抜)
発売時期: 2020年8月発売

詳細はローラン・フェリエ公式サイト