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Introducing ブライトリング スーパー クロノマット 2021年新作

80年代からインスパイアされた、フライト仕様のスーパーサイズ・クロノだ。

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クイック解説

昨年、32mm、36mm、42mmのクロノマットコレクションを発表したブライトリングは、今度は44mmケースのスーパー クロノマットを発表し、その特大サイズモデルを拡充させた。この新しいサイズには、UTCモジュールブレスレットを採用したモデル、18Kレッドゴールドモデル、そしてブライトリングの珍しいセミパーペチュアルカレンダーのムーブメントを採用したモデルなど、いくつかの新しいバージョンが加わった。

 「大型でも使いやすい」という言葉を具現化した新しいスーパー クロノマットは、ブライトリングの伝統的なスタイルと超大型のパイロット・クロノグラフの世界における長年の優位性を意識したものである。

ファースト・インプレッション

 ブライトリングにとって、ツールウォッチとは同社の核となる商品だ。大胆な表示、鮮やかな色使い、ポリッシュされた表面、オニオンリューズ、ライダータブ、アナデジレイアウト、独特な形状の高品質なブレスレットなど、ブランドのアイデンティティを堂々と表現して、最高のものを提供している。その結果は、必ずしも僕の腕にフィットするものではないが、このブランドはスポーツウォッチにおいて素晴らしい歴史をもっており、クロノマットの復活は彼らのポストモダンな遺産ではなく、より現代的なものだ。

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 1984年に誕生した初代ブライトリング クロノマットは、高速で飛行するジェット機に魅了された時代に捧げられた39mmのモデルだった。1983年にイタリアのジェットチーム「フレッチェ・トリコローリ」のために製作されたデザインがベースのクロノマットは、『トップガン』(1986年)や、ブルーエンジェルがマクドネル・ダグラス社のF/A-18ホーネットを飛ばし始めた頃(同じく1986年)の時代を象徴するものだった。

 この時代に生まれた少年(1986年生まれ)にとって、僕のイベントカレンダーのピークは航空ショーに参加することであり、最も古いクールな時計の記憶は、カナダ軍用機ヘリテージ博物館の敷地内で刻み込まれた。ファンキーなシチズン、ストイックなセイコー、たくさんのロレックス、そしてもちろん、大きくて派手なブライトリングもあった。

 2021年の新製品であるスーパー クロノマットは、80年代のオリジナルデザインを取り入れ、アフターバーナーを点火させている。ラインナップは、ブラックまたはブルーの「スーパークロノマット B01 44」(ラバー、スティール、またはカッコいいUTCモジュールを搭載したスティールブレスを選択可能)、ブラウンのダイヤルとベゼルを備えた18Kレッドゴールドの「スーパー クロノマット B01 クロノグラフ」(こちらもブレスレットまたはラバーを選択可能)、ブラックまたはブルー/ツートーンの「スーパー クロノマット 44 フォー イヤー カレンダー」(同じくラバーまたはSSブレスを選択可能)である。

 B01を搭載するピュア・クロノグラフモデルは、幅44mm、厚さ14.45mmでシースルーケースバック、200m防水性能、コラムホイールと垂直クラッチを備えたブライトリングのCOSC認定自動巻きクロノグラフムーブメントB01を搭載している。ベゼルにはセラミックインサートを採用し(クロノマットでは初)、スワップ可能な3時と9時位置のライダータブによって、経過時間とカウントダウンを使い分けることができる(これは初代クロノマットと共通の機能)。

 「スーパー クロノマット 44 フォー イヤー カレンダー」は、サイズは44mmで同じだが、厚さは14.55mmとやや厚くなっている。防水性能は100mとなり、ブライトリング自社製のCal.19が採用されている。ETA2892-A2をベースにしたCal.19は、同社の過去のモデルにも搭載されており、モジュールを使用することで、クロノグラフだけでなく閏年を除く全ての年を考慮したカレンダー機構を実現している。

 他の多くの複雑カレンダー(特にスポーツウォッチに搭載されているもの)と同様に、文字盤のデザインには多くの工夫が凝らされており、ほとんどのサブダイヤルは12時間クロノグラフの計測と、曜日、日付、月、ムーンフェイズの表示など、いずれか2つの役割を兼ねている。これは珍しいタイプのカレンダーだが、コストをかけずに永久カレンダーのような機能を備えている点に魅力を感じる。はっきりさせておきたいのは、Cal.19(ブライトリングでは1461と呼ばれることもある)は、アニュアルカレンダー(毎年調整が必要)ではないということだ。その名が示すように、フォーイヤーカレンダーは2月29日に調整するだけでいいのだ。

 機能はさておき、44mmというサイズは僕の好みには大きすぎると思うが(僕は永遠に40mmのエアロスペースが好きだ)、スーパー クロノマットはカッコよく、さらに重要なのは、正統派のビッグ・ブライトリングたる見た目になっているということではないだろうか。

 価格は税込102万3000円からで、新しいスーパー クロノマットは、大きくて豪華でよくできたクロノグラフを求める、特定の買い手に特に魅力的に映るだろう。また、スーパー クロノマット(その他のクロノマットも)のような時計は、IWCやオメガのようなブランドに対するブライトリングの競争力を維持することに貢献しているのだ。


基本情報

ブランド: ブライトリング(Breitling)
モデル名: スーパー クロノマット B01 44 (Super Chronomat B01 44) 、スーパー クロノマット 44 フォー イヤー カレンダー( Super Chronomat 44 Four-Year Calendar)
直径: 44mm
厚さ: 14.45mm(B01)、14.55mm(フォー イヤー カレンダー)
ケース素材: SS、18KRG
文字盤色: ブラック(UTC付きはブラックのみ)、ブルー、ブラウン
インデックス: アプライド
夜光: あり
防水性能: 200m (B01)、100m(フォーイヤー カレンダー)
ストラップ/ブレスレット: SS、18KRG、またはラバー。オプションでUTCモジュールのついたSS製ブレスレット(ブラックのみ)


ムーブメント情報

スーパー クロノマット B01 44  

キャリバー: ブライトリング Cal.01
機構: 時、分、スモールセコンド、センターセコンドの付いた12時間クロノグラフ、デイト表示
直径: 30mm
厚さ: 7.2mm
パワーリザーブ: 約70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
クロノメーター認定: あり、COSC
追加情報:ムーブメントはコラムホイールと垂直クラッチを搭載

スーパー クロノマット44 フォー イヤー カレンダー 

キャリバー: ブライトリング Cal.19
機構: 時、分、秒、日付、曜日、月、ムーンフェイズ
直径: 29.5mm
厚さ: 7.7mm
パワーリザーブ: 約42時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 38
追加情報: ETA 2892-A2をベースとし、カレンダーモジュールと垂直クラッチを搭載したムーブメント


価格 & 発売時期

価格: スーパー クロノマットB01 44   102万3000円(ラバーストラップ)、108万9000円(ブレスレット)、121万円(UTCモジュール付きブレスレット)、280万5000円(18KRG+ラバーストラップ)、18KRG+18KRGブレスレットの価格は未定
スーパー クロノマット44 フォー イヤー カレンダー   174万9000円(ブラックダイヤル、ラバーストラップ)、182万6000円(ブラックダイヤル、ブレスレット)、190万3000円(ブルーダイヤル、ラバーストラップ)、206万8000円(ブルーダイヤル、ブレスレット)※全て税込
発売時期:5月予定(スーパークロノマット B01 44の18KRG+18KRGブレスレットの発売時期は未定)

詳細は、ブライトリング公式サイト