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Introducing スウォッチ BIOCERAMIC WHAT IF?は1980年代を想起させる、新しい150ドル以下のコレクションだ(編集部撮り下ろし)

オリジナルのスウォッチはラウンドケースだが、この時計が想定しているのは...もしそうでなかったら?

1980年初頭、のちにスウォッチブランドとなる製品の開発者たちは、真っ白なキャンバスを前にテーブルを囲んでいた。彼らは時計を作りたいと思っていたが、紙にペンを走らせる前に、ラウンドかスクエアか、どのような形にすべきかという重要な問題に直面していた。多くの点において(ひと握りの例外を除いて)これが唯一の選択肢である。結果、時計製造のワーキンググループはラウンドアプローチを選択し、誰もが知っているスウォッチのアイコニックなデザインを発表した。でも、もし違う選択をしていたら?

 今日、スウォッチはまさにその疑問を“WHAT IF?”という新しいコレクションで投げかけた。そのテーマはマーベルの有名なWhat If?にも似ている(コミックファンの準備はいいか?)。それは我々が知っているキャラクターを中心に、彼らがまったく別の道を歩んでいたらという別世界のストーリーを題材にしたシリーズだ。今回の場合はもっとシンプルで、スウォッチは初心に返り、それまでありえない時計、もしくはありえたかもしれない時計の復刻版を作ろうとしている。

スウォッチ バイオセラミック WHAT IF?のダブルリスティング

 そしてこのリリースによって、今週初めに(Instagramの)スウォッチ従業員の顔が巨大な四角へと置き換えられていると投稿されたソーシャルメディアの話題が何だったのか、判明したのだ。

 この最初のWHAT IF?は、80年代初期のオリジナルのラウンドデザインをスクエアにアレンジしたものだ。これはムーンスウォッチでその名を知られるようになったスウォッチ独自のBIOCERAMIC素材で作られている。

スウォッチ バイオセラミック WHAT IF?

 ケースは33mm×33mmの正方形で、カラーはブラック、グリーン、ブルー、ベージュの4色で展開する。それぞれダイヤルレイアウト(それとダイヤルカラー)が大きく異なる。ただ別世界のレトロなリリースという設定だが、バイオ由来の素材を一体型ストラップシステムに取り入れるという、ちょっとした新鮮さもある。

 それぞれの風防は、端から端までバイオ由来素材のガラス(エッジ・トゥ・エッジ・ガラス)でできており、これを高く持ち上げることであらゆる角度から文字盤を眺めることが可能だ。時計を裏返すと、小さな隠し要素がバッテリーカバーの役割を果たしているのがわかる。そこには往年のスウォッチの時計をほうふつとさせるダイヤルデザインが施されている。

スウォッチ バイオセラミック WHAT IF?の裏蓋にあるバッテリーカバー

 これらの時計の実際の文字盤は80年代からインスパイアされたものだが、それをスクエアのフレームに移し替えている。ブラックケースのモデルは、ホワイトダイヤルに細いバーインデックスという最もシンプルなアプローチで、グレーケースはローマ数字を使ったフォーマルな意匠、ベージュケースはアラビア数字の3・6・9時位置に三角マークを入れたブルー文字盤を使用している。そしてミニマルな文字盤デザインを持つグリーンケースで、計4本のコレクションを締めくくる。

スウォッチ バイオセラミック WHAT IF?
スウォッチ バイオセラミック WHAT IF?
スウォッチ バイオセラミック WHAT IF?

 各時計には、日付・曜日表示と夜光塗料が塗られた針が備わる。バイオ由来素材のストラップは実際、全体的に見て過小評価されている部分だ。また超軽量ながら、だんだんと先が細くなっていくテーパーが設けられているなど、回帰的なルックス(そしてフィーリング)も強調している。

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 ただこのようなモデルの重要なセールスポイントは、ずばり価格設定でなければならない。そして各1万5400円(税込)という価格は、とても適切だと感じる。スウォッチは“セカンドウォッチ”としてよく知られているが、これはまた別の提案だと思う。80年代のオリジナルを思わせる、ラウンドケースのスウォッチを毎日の時計として身につけている友人がたくさんいる。スイスウォッチのエコシステムに参入し、長い時計の旅を始める手頃な方法として、これがそのようなものになりうることは大いに考えられると思うのだ。

スウォッチ バイオセラミック WHAT IF?のリストショット

 またユニークなケース形状で、Apple Watchのようにエッジがシャープになっている。それが実際のセールスポイントになるかどうかはわからないが、可能性はある! いずれにせよ、私はこれら1本1本とともに時間を過ごすことができた。軽さはいくら強調しても、し過ぎることはない。つけていると純粋に楽しいし、正直なところ、私自身が夏のあいだにこの4本すべてをローテーションする未来がすでに見えているのだ。

スウォッチ BIOCERAMIC WHAT IF?。直径33mm×厚さ33mm、ブラック、ブルー、グリーン、ベージュのマットセラミック製BIOCERAMIC素材ケース。エッジからエッジまでを覆うガラス。ホワイトまたはブルーダイヤル、3時位置に曜日・日付表示、夜光塗料付き針。バイオ由来素材を使用した一体型ストラップ、バイオ由来素材のバックル。価格は各1万5400円(税込)。

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HODINKEE Shopはスウォッチの正規販売店です。WHAT IF?の詳細については、スウォッチの公式ウェブサイトをご覧ください。