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Introducing ノア×タイメックス ライトハウスウォッチ(編集部撮り下ろし)

ノア(Noah)とタイメックスによる最新コラボレーションでは、楕円型のケースが採用された。

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我々が知っていること

ノア(Noah)とタイメックスによるこの新たな取り組みは、海岸線から着想を得ている。静かに佇む灯台、かつて安全な航路を示す指標であったその厳かで規則的な存在からインスピレーションを受けたライトハウスウォッチ。これはニューヨークを拠点とするノアが、時計分野で成功を収めてきたその延長線上にある、洗練された次なる一歩である。

 とりわけ注目すべきは、タイメックスにとって新たなシルエットとなる点である。柔らかなゴールドトーンのオーバルケースは、サイズ31mm×35mmという非常に控えめな寸法を持つ。クロコ型押しのレザーストラップと組み合わされており、このフォルムはいまの時計界に広く見られる1970年代のリバイバルへの明確なオマージュといえるだろう。意図されたものであるか否かにかかわらず、この楕円形状の、長方形でも円形でもないフォルムは本質的に曲線的な優雅さを備え、モダンでありながらどこか懐かしさを感じさせる。

 「少しだけフェミニンな印象があるところが気に入ったのかもしれません」と、ノア創設者のブレンドン・バベンジン(Brendon Babenzien)氏は語る。「昔から僕は、これは女性向けなのかそうでないのか判断がつかないようなものに引かれてきました。そのあいまいな領域がいつも興味深く感じられたのです」

Noah lighthouse watch
Noah lighthouse watch

 ロングアイランドの海岸近くで育ったバベンジン氏にとって、灯台は個人的な記憶のなかにおいても象徴的な存在だ。「自宅のそう遠くないところに灯台があってね。常にそれはそこにあったのです。実にすばらしくて、心を落ち着けてくれるような建造物。道しるべとなり、安全を与えてくれる存在です」と語る。ミニマルなホワイトのダイヤルには、6時位置に灯台のグラフィックがあしらわれている。ムーブメントはクォーツで、風防はミネラルガラス。ゴールドトーンのステンレススティール製ケースと、30mの防水性能を備える。

 販売価格は228ドル(編注;日本の公式サイトでは税込3万9600円)で、現在ノアの公式サイトにて購入可能だ。 

Noah Ellipse Lighthouse watch

我々の考え

ノアが初めて手がけた時計、サン&ムーンは思いがけずニューヨークのダウンタウンで定番アイテムとなり、ブランド本来のファン層を超えて多くの人々の手首に現れるようになった。だがこの時計で時計業界に参入するという意図はそもそもなかった、とバベンジン氏は強調する。「それは本当に偶然でした。チームの誰かが“やってみよう”と言い、それがしっくりきたのです。大きな計画なんてなかったけれど、自然発生的に生まれるものが最終的には一番よかったりするのですよね」

Noah Lighthouse watch on wrist

 バベンジン氏自身は自分を時計コレクターとは思っていないが、そこにこそ魅力があるのだと言う。業界にとらわれない彼の視点が、ノアをあからさまな何かの引用やトレンドに影響されたデザインから遠ざけているのだ。「時計の世界で何が“クール”なのかなんて正直まったく知りません」と語る彼は、「いいと思うものを見て、これだ、となる。ただそれだけです」と言い切る。伝統やツウの知識が重視されがちなこの分野において、その姿勢は実に新鮮である。

Noah Lighthouse watch dial
Noah Lighthouse watch dial

 それでもノアは意図的であれそうでなくとも、時計界における重要なふたつの潮流をしっかりと捉えている。ひとつは小径な薄型ケースと、1970年代のフォルムに対する再評価。そしてもうひとつは、パテック フィリップやジャガー・ルクルトのメティエダール工房で共通して見られるような、希少な手仕事であるミニアチュールエナメル技法へのエントリーレベルの表現である。


基本情報

ブランド: ノア×タイメックス(Noah x Timex)
モデル名: ライトハウス ウォッチ(Lighthouse Watch)

ケースサイズ: 31×35 mm
ケース素材: ゴールドプレート加工スティール
文字盤色: ホワイト
インデックス: アプライドインデックス
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: クロコ型押しレザーストラップ


ムーブメント情報

キャリバー: クォーツ
機能: 時・分表示


価格&発売時期

価格: 3万9600円(税込)、受注期間2025年6月6日(金)12:00~6月13日
詳しくは、こちらをご覧ください。

Photos by Shota Akiyoshi