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Introducing オメガ スピードマスター クロノスコープ コーアクシャル マスター クロノメーター クロノグラフを発表 2021年新作

タキメーター、テレメーター、そしてパルスメーターを備え、必要とするすべてのタイミング計測を1つの時計で実現。

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我々が知っていること

オメガが、新製品、スピードマスター クロノスコープ コーアクシャル マスター クロノメーター クロノグラフを発表した。このモデルは43mm×12.8mmサイズで、METAS/マスター クロノメーター認定を受けており、新しいコーアクシャル手巻きムーブメントを搭載している。Cal.9908は、自動巻きCal.9900の手巻きバージョンで、44石、2万8800振動/時で動作する。このムーブメントには、オメガが“アラベスク”と呼ぶジュネーブストライプが施されており、オメガ初の試みとして、バランスブリッジの外側の足にも同様の装飾が施されている。

 すべてのモデルにおいて最も注目すべき点は、3種類のクロノグラフスケールが存在していることだ。

 アウターベゼルには、スピードマスター恒例のタキメータースケールがあり、毎時450から60単位までの計測値が表示されている(一般的にタキメータースケールは、距離に対する速度を表示するものと説明されており、確かにそのように使用できるが、さまざまな単位の1時間あたりの測定値を算出するのにも使用できる)。時速60km未満の場合は、インナータキメータースケールが追加され、ヴィンテージクロノグラフに見られるようなカタツムリ型の目盛りで、時速55kmから20kmまでをカウントダウンする。

 内側の目盛りのなかで一番外側にあるのがテレメータースケールだ。これは、ある事象がどれだけ遠くにあるかを、音と目の両方で計るためのものだ。典型的な例としては、稲妻が見えてから雷が聞こえるまでの時間差や、砲弾の閃光が見えてから爆発音が聞こえるまでの時間差がある。もしあなたがこの尺度を頻繁に使っているとしたら、おそらく我々よりも刺激的で危険な生活を送っていると言えるだろう。

  最後に、パルスメータースケールがある。これは、1分間の脈拍数(つまり心拍数)を示すためのものだ。脈拍が同じであることを願うばかりだ。そうでなければ、遠くの雷雨よりも緊急性の高い問題を抱えているかもしれない。クロノグラフをスタートさせ、30回までの脈拍を数え始める。30回数えたらクロノグラフを止めて、パルス/心拍数を読む。脈拍を30回数え、クロノグラフが目盛りの60で止まった場合、その人の心臓は1分間に60回鼓動していることになる。

 発売に際し、シルバーダイヤルにブルーの針を配した2モデル、ブルーダイヤルにロジウムメッキの針を配した2モデル、シルバーダイヤルにブラックのインダイヤル、ブラックの針を配した2モデルの、計6つのステンレススティール製モデルが用意された。また、オメガが独自に開発したブロンズゴールドを使用したモデルもある。この合金は、37.5%の金に、銀とパラジウムを加えたもので、ブロンズのような温かみがありながら、従来の金合金よりも優れた耐腐食性を与えることを目的としている。

 SSモデルはブレスレット仕様で102万3000円、ストラップ仕様で97万9000円、そしてブロンズゴールドモデルは166万1000円(ストラップモデル。すべて税込)で腕に装着できる。

我々が思うこと

 HODINKEE Shopでは、発売当初はホワイトとブルーのモデルと、赤をアクセントにしたパンダモデルを用意している。つまり、今のところ実機を見ることができたのはこのモデルだけなのだが、目が切れないように注意書きが必要なほどシャープなデザインだ(『カンフー・パンダ』から引用したジョークだ)。

 SS製で102万3000円(税込)というのは、かなりの高額な時計を手に入れたことになる。マスター クロノメーターとは、最大日差が0〜+5秒であることを意味し、さらに磁界に対する十分な耐性を備えているため、万が一、中性子星にでも落ちない限り、磁気の影響を受ける心配はない。

 名前について:“クロノスコープ”は“クロノグラフ”と同様、ギリシャ語を語源としており、大まかには「時間を見る」という意味を持ち、時間や時間の測定値を表示するための道具である。“クロノグラフ”は、伝統的に現代でも使用されているが、実際には“時間を書く”という意味で、クロノグラフにインクを入れる動作を表す造語として使われていた(実際には、今日使われているようなクロノグラフではなく、タイマーのようなものがほとんどだった)。

 唯一の問題は、43mmというかなり大きな時計であることだが、クロノスコープは実際のところ、手巻きのマスター クロノメーター ムーンウォッチ(42mm×13.58mm)よりも薄いため、このプロポーションはぴったりだと思う。さらに、43mmのダイヤルをはっきりと見るために、私はもう若くない目を酷使している。ダイヤルにはたくさんの情報が詰まっており、これ以上小さくしたいとは思わない。目盛りを小さくすると、実用性よりも純粋に装飾性を重視するようになってしまうからだ。

 技術的に非常に最新のもので、パルスメーター、テレメーター、タキメーターの3つの古典的なクロノスケールすべてを備えた時計をお探しなら、クロノスコープにはほかに競合する時計はない。 ヴィンテージのトリプルスケールクロノの情報密度が好きではあるが、現代の生活にも対応できるものが欲しいという方(そして、多くのトリプルスケールのヴィンテージクロノに見られるような劣化したダイヤルではなく、キレイなダイヤルを備えたものが欲しい方)なら、クロノスコープは一見の価値がある。

オメガ スピードマスター クロノスコープ コーアクシャル マスター クロノメーター クロノグラフ、タキメーター、テレメーター、パルスメーター付き:ケースはSSまたはブロンズゴールド、43mm×12.8mm。5気圧/50mの防水性。タキメーター、テレメーター、クロノグラフの各スケールを搭載。ムーブメントは手巻きのオメガ マスター クロノメーター コーアクシャル Cal.9908、パワーリザーブ60時間、44石、2万8800振動/時で動作。センタークロノグラフ秒針、9時位置にスモールセコンド、3時位置に12時間と60分の積算計を搭載。

SSケースのストラップモデルは97万9000円、SSケースのブレスレットモデルは102万3000円、そしてブロンズゴールドモデルは166万1000円(すべて税込)。

Photos by Lillian Przedecki

詳細は、オメガ公式サイトをクリック。

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