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クイック解説
日本製デニムのカルト人気は、ご想像のとおり、ディテールとストーリーへのこだわりのどちらもが印象的だ。オリスが発表した新作は、真っ白な出陣ラインのペイントが特徴の日本製デニムブランド「桃太郎ジーンズ」とのコラボレーションによって誕生したダイバーズ 65だ。
オリスのカラー、コントラスト、そして素材における同社の強みと2社の情熱がブレンドされ生み出された本作は、人気のSSケース×ブロンズベゼルを用いたダイバーズに、桃太郎ジーンズ製のストラップが特徴だ。デニム地のストラップには、独特の出陣ライン・ペイントが施されており唯一無二の個性を主張する。
ファースト・インプレッション
桃太郎ジーンズは1992年に設立され、現在も「妥協のない手作業で作る」という理念を掲げている。ブランドとそのスタイルを称える特別モデルとして、オリスはダイバーズ65を選択。ダイバーズ65は、よく限定モデルのベースとして採用されるもので、今回のモデルは、過去に目にしたモベンバー エディションにひと捻り加えたような印象だ。ブロンズベゼルとコントラストの強いブラックのベゼルインサートを備えた、40mmのSSケースをもつ桃太郎エディションの最も目を引く要素は、柔らかなグラデーションがかかったグリーンダイヤルである。これはミントグリーンのような色合いが中央から始まり、文字盤の縁に向かって濃いグレーグリーンへとフェードインしていく。ブロンズ色のインデックスと焼けた雰囲気の夜光が、メタルダイヤルとデニムストラップのステッチにうまいアクセントを加えている。そして、他のダイバーズ 65エディションに比べると、どちらかといえばクールな印象だ。
カナダ出身のHODINKEEメンバーである僕が、デニムを多用するのをご存じだと思うが、桃太郎ジーンズのブルーストラップをどうコーディネートに取り入れればいいかはまだ分からない。個人的に特定の素材を採用しているものが好きで、ストライプの見た目も好みだが、時計の他の部分とどう関係しているか、ブルーがどれほど明るいのかも分からない状態だ。直接手にとって見てみたいが、オリスはストラップに関していつもいい仕事をしているし、桃太郎ジーンズはデニムの作法をよく知っているブランドだ。ユニークな時計だが、適切な服装において、とてもよく似合うだろうと思う。
オリス × 桃太郎ジーンズ ダイバーズ 65 スペシャルエディションの価格は、23万4000円(税抜)だ。2つの独立した会社が、共に各ブランドの強みを生かしてオリジナリティある楽しいモデルを生み出している。時計にこだわる人にとって、これはデザインの柔軟性がダイバーズ 65に詰め込まれていることを表し、オリスのわくわくするダイバーズスタイルを新たな方向に導くプロジェクトといえるだろう。
基本情報
ブランド: オリス(Oris)
モデル名: オリス × 桃太郎 特別モデル(Oris × Momotaro Special Edition)
型番: 733 7707 4337
直径: 40mm
厚さ: 13mm
ケース素材: SS(ブロンズベゼル)
文字盤色: グラデーションがかったグリーン
インデックス: ブロンズカラーのアプライド
夜光: 「ライトオールドラジウム」カラーのスーパールミノバ
防水性能: 10気圧
ストラップ/ブレスレット: 出陣ラインの入った桃太郎ジーンズのインディゴデニム
ムーブメント情報
キャリバー: オリス733(SW200-1ベース)
機能: 時、分、秒
パワーリザーブ: 38時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26
価格&発売時期
価格: 23万4000円(税抜)
発売時期: 2020年6月から
(オリス公式サイトにて先行販売中)
さらなる詳細はオリスの公式サイトをご覧ください。
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