Introducing パネライ　サブマーシブル ブロンゾ ブルー アビッソ 2021年新作

　いまや、ブロンズを採用した時計の選択肢は豊富だ。しかし、時計の針を2011年に戻すと、世界は大きく変わる。パネライが最初のブロンゾであるPAM 382を発表したとき、ブロンズウォッチは稀だった。最初のブロンゾには、ある種のセンセーショナルさもあった。それまでにもブロンズウォッチは存在していたが、ハイエンドのラグジュアリーブランドが、意図的に変色させたモダンな時計を、しかもかなりの速さで作るということに、多くの人が驚きを隠せなかった。しかし、パネライの海軍との歴史やパネライ クラシック ヨット チャレンジのようなイベントとの関連性を考えると、古くから海に関連する素材であるブロンズを使用することは、非常に理にかなっていると思う。ブロンズを使った時計を作るとしたらパネライしかいない、そしてブロンゾはヒットしたのだ。

　それ以来、ブロンゾは、温かみのある金属ケースで知られ、所有者の腕の上で時間経過ともに変化していくコレクションの主役となっている。今日は、パネライが過去10年間に発表した6番めのブロンゾをご紹介する。この新しいPAM 1074の特徴は、何よりもそのサイズだ。これまでのブロンゾは、47mmというパネライにおけるフルサイズが多かったのだが、今回はより着けやすい42mmとなっている。

　誤解しないでいただきたいのは、パネライ以外の様々な基準で判断すると、新しいサブマーシブル ブロンゾ ブルー アビッソは、やはり大きな時計だということだ。手首にはめたことはないが―直径42mm×厚さ14.37mmのブロンズ製で、パネライの特徴であるリューズプロテクターを含め、その存在感はかなりのものであるはずだ。

　とはいえ、単に大きいというわけでは全くない。新しいブロンゾは、ISO規格に準拠したダイバーズウォッチで、300m防水、逆回転防止ベゼル、9時位置の夜光付きのスモールセコンド針によって、ムーブメントが作動していることを視覚的に確認することができる。ベージュのスーパールミノバは針やケースによくマッチしており、無反射でマットな質感のダークブルーダイヤルとブルーのスウェードストラップがマッチして、非常に引き締まった印象を与えている。ムーブメントにはP.900を搭載。この自動巻きキャリバーは、パネライが38mmのルミノール ドゥエを含むいくつかの小型モデルに採用しているものだ。72時間のパワーリザーブを備え、9時位置にスモールセコンド、3時位置に日付表示を備えている。

　もし気に入ったのであれば、この最新のブロンゾが年間1000本の限定生産であり、パネライブティックでのみ販売される点にはご注意を。

ブランド: パネライ（Panerai）
モデル名: サブマーシブル ブロンゾ ブルー アビッソ（Submersible Bronzo Blu Abisso）
型番: PAM 01074

直径: 42mm
厚さ: 14.37mm
ケース素材: ブロンズ
文字盤色: マット仕上げのブルー
インデックス: アプライドのドット（ベージュのスーパールミノバ）
夜光: スーパールミノバ
防水: 300m
ストラップ/ブレスレット:  ブルースウェードにエクリュのステッチ、ブロンズの台形ピンバックル付き。 追加の青いラバーストラップ。

キャリバー: P.900
機能: 時、分、スモールセコンド、デイト
直径: 12 1/2 リーニュ
厚さ: 4.2mm
パワーリザーブ: 72時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 23

価格: 191万4000円（税込）
発売時期: 4月
限定: 年産1000本、パネライブティックにて取り扱い

詳細は、パネライ公式サイトへ。