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クイック解説
新作の4947/1Aは、カラトラバスタイルのスティール製ラウンドケースを採用した年次カレンダーだ。直径38mmのこのモデルは、多くの愛好家が理想とするドレスウォッチのサイズにぴったりで、SS製の5リンクブレスレットが組み合わされている。このモデルは、パテックがレディスモデルとしているリファレンスで、4947として初のモデルではなく、リューズとベゼルにダイヤモンドをあしらった美しいモデルも存在している。このラウンドケースの年次カレンダーがSS製であることに加えて、意外なのは、少なくとも私が見たところでは、パテックはこの時計をどの性別にも割り当てていないということだ。それどころか、パテックは4947/1Aのポリッシュベゼルと38mmの直径は、ほぼ全ての手首にマッチすると言っている。
ファースト・インプレッション
この時計の実機を見たことはないが、私もそう思う。ダイヤルのかなり淡いブルーの模様については、男女を問わず、好みが分かれるところだと思う。もしブレスレットがなければ、カップル向けの初めてのシェアウォッチになるだろう。
そういえば、2013年のケンタッキーダービーに行くために買った、ブルートーンのウィンドウペーンのスーツを思い出した。この時計はそのスーツにぴったりだ。というか、あのスーツはこの時計と相性が良い。この時計を見ていると、体重を15ポンド落として、馬に近づくために買った服を着て、数週間後のルイビルに行きたくなる。
年次カレンダーは、時計のメカニズムの中で中間の世界に位置するものだ。永久カレンダーほど複雑ではないが、単なる日付表示やムーンフェイズ以上の機能をもっている。
パテックの現代における名声の多くは永久カレンダーに由来している。私が目を閉じたときに見えるのはパテック フィリップのコンプリケーションであり、おそらくそれはクロノグラフも一緒に搭載されている。しかし、パテックは幸運にも先見の明があり、ありきたりのフルカレンダーやコンプリートカレンダーではなく、よりシンプルなカレンダーを開発した。非常に手頃な価格の年次カレンダーは、今日ではエントリーレベルのブランドやバリュー志向のブランドでも広く見られるようになったが、私は1996年にパテック フィリップが発明したオリジナルの年次カレンダーに今でも特別な思い入れがある。
このドレッシーなカレンダーに、「スーツだけでなく、いつも身に着けていてください」というメッセージが込められたブレスレットが組み合わされたこのモデルは、カジュアル寄りのコンプリケーションウォッチとして、人々の5711への憧れを少しでも和らげてくれるかもしれない。見て欲しい。ブルーのダイヤルには模様が入っているのだ。
基本情報
ブランド: パテック フィリップ(Patek Philippe)
モデル名: 年次カレンダー(Annual Calendar)
型番: 4947/1A
直径: 38mm
厚さ: 11mm
ケース素材: SS
文字盤色: ブルー
インデックス: アプライドのゴールドインデックス
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: SSブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: 324 S QA LU
機能: 時、分、秒、年次カレンダー(曜日、日付、月、ムーンフェイズを表示)
直径: 38mm
厚さ: 11mm
パワーリザーブ: 45時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 34
価格・発売時期
価格: 551万1000円(税込)
詳細は、パテック フィリップ公式サイトへ
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