Introducing ラルフ ローレン　オートモーティブ・クロノグラフ　2020年新作

　僕自身も自動車愛好家の一人であり（ラルフ氏とは比べ物にならないが）、自動車をテーマにした時計をデザインするという仕事はいつも大変な作業のように思えていたが、ラルフ ローレンのオートモーティブ・コレクションの外観はとても気に入っていた。たしかに高価で、かつて目にしたのは1度だけ（たしかThe Quailで）だが、デザインチームが、(1)他のよくある自動車をテーマにした時計のようには見えず、(2)ロレックスのデイトナのようにも見えないものを作ったことは、評価したい。

　RLは機能を犠牲にすることなく余分なものをそぎ落とした。新しいクロノグラフは、既存の2つのサイズ（45mmと39mm）との違いを明確にし、ランニングセコンドなしのツインレジスターレイアウトで、最大12時間計測可能なノーデイトクロノグラフの機能をもつ。

　この機能的なレイアウトは、ジャガー・ルクルトが提供する独自の自動巻きクロノグラフムーブメントによって支えられている。RL751A/1と名付けられたこのムーブメントは、4Hzで駆動し、65時間のパワーリザーブを備える。JLCのCal.751をベースにしたムーブメントには、普通、デイト表示とランニングセコンドが搭載されているが、クラッシックカーにインスパイアされたこのデザインにはどちらも採用されていない。

　オートモーティブ・クロノグラフには、スティール製とブラックトーン仕上げの2種類のモデルがあり、どちらのモデルにもクイックチェンジ可能なスティール製ブレスレットとブラックのレザーストラップが付属している。僕の目には、この2つのモデルのうち、コントラストの強いスティール製バージョンに明るいトーンのウッドベゼルの組み合わせが魅力的に映った。 過去にいくつかのモデルで文字盤に木材を採用したRLが、ベゼルに木材を使い続けているのは興味深い。ここでは果林の木目を使用し、クラシックな木枠ハンドルの外観を連想させている。

ブランド： ラルフ ローレン（Ralph Lauren）
モデル名： RL オートモーティブ・クロノグラフ 42mm（RL Automotive Chronograph 42mm）

直径： 42mm
厚さ： 12.9mm
ラグ幅： 20mm
ケース素材： ステンレススティール
文字盤色： ブラック
インデックス： アラビア数字
夜光： スーパールミノバ
防水性能： 10気圧（100m）
ストラップ/ブレスレット： スティールブレスレットと黒のレザーストラップ

キャリバー： RL751A/1
機能： 時、分、12時間計測可能なクロノグラフ
パワーリザーブ： 65時間
巻き上げ方式： 自動巻き
振動数： 2万8800振動/時（4Hz）
追加情報： JLCがラルフ ローレンのために製作したムーブメントを採用

価格： 98万9000円（税抜）
販売：12月発売予定。ラルフ ローレンの販売店にて

詳細は、ラルフ ローレン公式サイトへ。