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Found アルフレッド・パラミコ氏所有のローズゴールドのパテック フィリップ570がオークションへ

イタリアの伝説的なコレクターであり、ディーラー、そしてテイストメーカーでもあるアルフレッド・パラミコ氏のコレクションをご紹介した。その中から、我々の動画にも登場した1本が実際に販売されることをお知らせする。

※本記事は2015年4月に執筆されたUS版の翻訳です。 

 イタリアの伝説的なコレクターであり、ディーラー、そしてテイストメーカーでもあるアルフレッド・パラミコ氏とのTalking Watchesで公開したのは、1年ほど前のことだ。まだ見ていないなら、今すぐ記事「アルフレッド・パラミコ 時計界のマーケットメーカーが時計コレクションを明かす」を。パラミコ氏は、多くのパテック フィリップたち、スティール製の1518、J.B.チャンピオン氏のオブザーバトリーウォッチ、プラチナ製の2497など、世界で最も素晴らしい時計を所有してきた。彼の歴史的なヴィンテージ時計のコレクションは今でもHODINKEEのお気に入りだが、今日はその中から、我々の動画で紹介した1本が実際に販売されるということをお知らせしたい。

 パラミコ氏が最も誇らしげに見せてくれたのは、3本のパテック フィリップのカラトラバで、全てRef.570だった。ただし、これらは通常の570ではなく、超大物級の570なのだ。それぞれが特大のブレゲ数字とマルチトーン・ダイヤルを備えている。彼はこれらを、スティール、イエローゴールド、ローズゴールドの3種で所有していた。この3つの中で、皆スティール製を選びたがるものだが、パラミコ氏が夢中になったのはローズゴールド製のモデルだった。

 その理由が分かるだろう。見て欲しい。このゴージャスなローズゴールドのRef.570は、ツーワン・ダイヤルと特大のブレゲ数字だけでなく、スペード針も搭載していた。さらに、この非常に重要な時計のアーカイブには、文字盤の色がパラミコ氏が今まで目にしたことのない「シルバーがかったローズ色」であることが実際に書かれていた。

 この時計は非常に稀少で、似たスタイルの文字盤を持つSS製570は他にも存在するが(もちろんジョン・ゴールドバーガー氏はその中の1本を所有する)、このローズゴールドの「 シルバーがかったローズ色 」文字盤を持つ570は、おそらく唯一無二だ。別の言い方をすれば、他に存在を知らないのだ。それは本当に美しい。そして今、フィリップス初の複数所有者によるオークションによって売り出されている。15万から25万ドルが予想価格だが、これに興味をもつ人は必ずいるだろう。ここから入札の登録ができる。


知っていただろうか

 これは、パラミコ氏がTalking Watcheで紹介した中で、最初に売りに出された時計ではない。実際、上写真のNOSのノーチラスはクリスティーズのパテック フィリップ Ref.175のセールに登場し、非常に良い結果を残した。9万6000ドル(約1017万円)以上の値が付き、オリジナルのRef.3700の市場を新たな高みへ押し上げたとされ、その後、優れたタイムピースが以前よりもかなり高い価格で販売されるようになった。