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クイック解説
上海で開催された、スター揃いのイベントで発表されたこのモデルは、モナコ誕生50周年を記念してリリースされるリミテッド コレクションの最後を飾るリミテッドエディション第5弾である。 2010年代の美学にインスパイアされた「モナコ2009-2019リミテッドエディション」は、スマートフォンや(アップルの)スペースグレイカラー全般が流行した時代の中で確立された、洗練されたミニマリズムの美学を反映したものだ。ブラックのレザーストラップにグレーのライニングが施された「2009-2019モナコ」は、マットなサンドブラストケースと鮮やかにポリッシュされたクロノグラフプッシャーが、控えめでありながら確実にモダンな雰囲気を醸し出している。
ケースのややスモーキーな仕上げは、明るいシルバーのサブダイヤルとレッドのタッチをプラスしたチャコールの文字盤とマッチしている。さらにケースの抑えた雰囲気に合わせ、「モナコ2009-2019」のアワーマーカーと針はブラックゴールドメッキとなっており、6時の位置の日付表示は黒地に白の文字で描かれている。
ファースト・インプレッション
これまでの他の4本のモナコ50周年記念モデル同様、「2009-2019」は1969年のオリジナルモデルの発売にちなみ、169本限定となっている。この5部構成のコレクションがフィナーレを迎える今、私は2009-2019の装いと、同じ時計でありながら全く異なる解釈を提供する5本のコレクションすべてが、モナココレクションとして一体となった姿の双方にとても満足している。一番好きな1本を選ぶのは難しい(強いて言えば1989-1999モデルの軽い文字盤の雰囲気が気に入っている)が、「モナコ2009-2019」のサンドブラストケースは非常にモナコに似合っている。控えめなパレットとダークレッドのアクセントが特に好みで、ダークグレーの文字盤と明るいサブダイヤルのコントラストがいい具合である。
誕生して50年という事実だけでなく、モナコがこれからも無限に独自デザインであり続けることを人々に再認識させるきっかけとして、私はタグ・ホイヤーが今回の5部構成リミテッドエディションのリリースを非常に上手く実行したと考えている。合理的に生産できる数が限られていることを考慮すると、50周年コレクションはコレクター向けであり、一般的なファンサービスとしても、また、モナコ50周年を記念するフラッグシップモデルとしてもとてもよく機能すると思われる。5つの限定の中で最も控えめな「モナコ2009-2019」は、生誕から50年を経過した今もモナコがあらゆる現代人の手首に、フレッシュな装いをもたらすに十分な時計であることを確実に示している。
基本情報
ブランド:タグ・ホイヤー(TAG Heuer)
モデル名:モナコ 2009-2019 リミテッドエディション(Monaco 2009-2019 Limited Edition)
型番:CAW211Z.FC6470
直径:39mm
ケース素材:ステンレススティール
文字盤色:グレー
インデックス:アプライド、ポリッシュ仕上げブラックゴールドメッキ
夜光:あり
防水性能:100mm
ストラップ/ブレスレット:ブラックカーフレザー
ムーブメント情報
キャリバー:タグ・ホイヤー キャリバー 11
機構:時、分、3時位置にスモールセコンド、30分クロノグラフ、デイト表示
パワーリザーブ:40時間
巻き上げ方式:自動巻き
振動数:4hz(2万8800振動/時)
石数:59
価格・発売時期
価格:70万5000円(税抜)
販売時期:発売中
限定:169本
詳細についてはタグ・ホイヤー公式サイトへ
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