Introducing タグ・ホイヤー　モナコ グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリック リミテッドエディション

　タグ・ホイヤーは、グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリックの公式スポンサーおよびタイムキーパーに任命された。このパートナーシップを記念した象徴的なレースへのオマージュとして、モナコ グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリック リミテッドエディションを発売する予定だ。今年5月8日から10日に開催が予定されていたレースは中止となってしまったものの、タグ・ホイヤーは、この時期を選んで限定モデルを発表した。

　クラシックスポーツカーを彷彿とさせる赤と白を基調とした本機は、歴史的なレースのエッセンスをヴィンテージ調に表現している。文字盤の1時位置には、レースのロゴを配している。

　年に2回、週末にかけて開催されるグランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリックは、50の自動車メーカーを代表する200を超えるグランプリカーが登場する、クラシックカーイベントのハイライトの1つだ。車自体は、歴史的価値と独創性の程度で選ばれ、1930年代から1970年代までの数十年にわたる7つのシリーズで競われる。2018年、最後に開催されたレースでは、21ヵ国以上のドライバーが参加した。
　タグ・ホイヤーとこうしたイベントとの関わりは、1950年代後半までに遡る。当時、最も権威のあるいくつかのレースの名前を時計に冠するという形で、ジャック・ホイヤー氏自身のレースへの情熱とホイヤーブランドとを融合させた。ホイヤーとレースの世界との結びつきは、今日ではもはや説明する必要はほとんどなく、1969年に初めて発表されたモナコは、伝統を象徴する時計の1つとなっている。

　本モデルはヴィンテージの復刻ではない。レースの歴史を称えるイベントを現代的にオマージュしたものなのだ。赤と白のモチーフは、マスキュリンな印象を与え、文字盤のデザインは60年代後半から70年代前半のモナコの魅力と、アール・デコ調の雰囲気をかけ合わせたような印象である。
　デザイン面では、モナコの文字、テキスト、数字にクラシックなセリフ体のフォントが採用されている。文字盤にはサンレイ仕上げが施され、丸みを帯びた正方形のサブダイヤルの赤と、文字盤中心の白とのコントラストによって視認性が高まっている。全体的に赤と白のバランスが取れているように感じる。モダン・ウォッチでありながら、ヴィンテージならではの温かみを感じることができるのだ。

　この限定のモナコは、グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリックのロゴがあしらわれたサファイヤクリスタルの裏蓋越しに、自社製Cal.ホイヤー02を見ることができる。168個のコンポーネント、コラムホイール、垂直クラッチを備えたCal.ホイヤー02は、80時間のパワーリザーブを備えている。この特別な時計は、ケースの右側にプッシュボタンとリューズの両方を備え、パンチング加工が施されたカーフレザーのレーシングストラップを備えている。ケースバックには、"One of 1000"（1000本のうちの1本）と刻印されている。

　発売に向け、この時計はモナコ自動車クラブで展示され、この夏の発売に先立ち、タグ・ホイヤーの公式サイトとブティックで予約注文が可能だ。タグ・ホイヤー　モナコ グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリック リミテッドエディションは、今年のレース・イベントの3日間を穴埋めするものではないかもしれないが、紛れもなく魅力的である。

ブランド: タグ・ホイヤー（TAG Heuer）
モデル名: モナコ グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリック リミテッドエディション（Monaco Grand Prix de Monaco Historique Limited Edition）
型番: CBL2114.FC6486 

直径: 39mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: 赤と白
インデックス: ロジウムメッキのバーインデックス
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 100ｍ（10気圧）
ストラップ/ブレスレット: ブラックカーフストラップ、鏡面仕上げのステンレス製フォールディングクラスプ付き

キャリバー: Cal.ホイヤー02
機能: 時、分 / クロノグラフ（積算計、スモールセコンド、クロノグラフ針）
直径: 31mm
パワーリザーブ: 80時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 4Hz
石数: 33

価格: 74万円（税抜）
発売時期: 2020年7月下旬発売開始予定
限定: 1000本限定

詳細は、タグ・ホイヤー公式サイトへ。