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March 06, 2021
Introducing ヴァシュロン・コンスタンタン レ・キャビノティエ「ラ・ミュージック・デュ・タン」コレクション(およびレ・キャビノティエその他の新作)

Introducing ヴァシュロン・コンスタンタン レ・キャビノティエ「ラ・ミュージック・デュ・タン」コレクション(およびレ・キャビノティエその他の新作)

ヴァシュロン・コンスタンタンが、11種類のチャイミング・ウォッチを同時に発表。

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 ヴァシュロン・コンスタンタンのレ・キャビノティエの時計のような、ハイエンドであり、ビスポーク可能なユニークピースを手掛けることのできるウォッチメーカーは世界でも稀だ。この部門こそが、2015年に発表された世界で最も複雑な時計、空前絶後のRef. 57260、さらにはセレスティア・アストロノミカル・コンプリケーションやシンフォニア・グラン・ソヌリを手掛けた。これらの時計はすべて、一般的な時計製造において、またこのジュネーブのメゾンにおいても重要な世界初を飾った、ユニークな時計たちだ。
 ヴァシュロンは昨年末シンガポールで、類稀なレ・キャビノティエの最新モデルを報道陣に公開した。これらには、音楽分野に敬意を表した素晴らしい数々のチャイミング・ウォッチ「ラ・ミュージック・デュ・タン」や、その他の高度なコンプリケーションや珍しい技工、もしくはその両方を組み込んで精巧に作られた唯一無二のモデルが数点含まれている。

 「ラ・ミュージック・デュ・タン」の最も興味深い点のひとつとして、個々の作品は、英国のアビー・ロード・スタジオで録音されたオリジナルのソニック・プリントと合わせて提供されており、これがある種の証明書となっている点が挙げられる。各ミニッツリピーターやソヌリは独自の音量・調律・音質を有しており、ヴァシュロンは、世界的なレコーディングスタジオのアイコンのひとつであるこのスタジオに、それぞれの時計の音色を録音するように依頼し、それを最終的なユーザーに提供できるようにした。11点もの非常に複雑なチャイミング機構 ――そしてその内幾つかにはその他の高度なコンプリケーションも組み込まれている— が同時に発表される光景は、常日頃見られるものではなく、見本市の会場外で決して見られるものではないことは言うまでもない。

 以下のユニークな作品はブランド顧客の会合で公開され、彼らはそれらの作品を細部にわたり見る機会を与えられた。HODINKEEは、プレス発表に出席して撮影した実際の写真や、これらの内いくつかのモデルについての詳細をお届けする。各価格は応相談だ。


「ラ・ミュージック・デュ・タン」レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・エクストラフラット – ロマンティック・ノート

 このミニットリピーターはユニークな作品で、レイルロード目盛りと大きなアラビア数字からなるクラシックなデザインのグラン・フーエナメルによる文字盤とピンクゴールドケースからなる。直径41 mm、厚さ8.5 mmで、1941年に発表されたシンプルなミニットリピーターである、歴史的なRef. 4261にインスパイアされた一本だ。シンガポールで発表されたこのモデルのCal. 1731ムーブメントは全く新しいものではなく、以前のモデルである1992年の1755ミニットリピーター・キャリバーの進化版で、厚みはそれよりもわずかに厚いが、より長時間となる65時間ものパワーリザーブを有している。これは3.9 mm厚で、チャイミング・ウォッチのムーブメントとしては薄型だ。ヴァシュロンは、最適な音質と音量のためにケースとムーブメントを統合することに成功した、と述べている。


「ラ・ミュージック・デュ・タン」レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・パーペチュアルカレンダー – パーフェクト・コンビネーション

ホワイトゴールドの「レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・パーペチュアルカレンダー – パーフェクト・コンビネーション」

 これらのユニークなミニットリピーター・パーペチュアルカレンダー2点 —ひとつ目はホワイトゴールド、次にピンクゴールド— は、時計製造において技術的に最も洗練されたコンプリケーション二つを組み合わせている。さらには薄さがこれらの時計をさらに特別なものにしている。この点は、デザイン面での主な目標だった、とヴァシュロンは言う。Cal. 1731QPは厚さ5.7 mmで、時計自体はそれぞれ直径42 mm、厚さ10.44 mmと快適に着用できるサイズに収まっている。これらには、中心から放射状に伸びるパターンが特徴のギヨシェが施された18Kの文字盤、そしてゴールドの針とマーカー(ホワイトゴールドモデルは18KWG、ピンクゴールドモデルは18KPG)が施されている。 ユニークである一方、これらの時計は2019年1月にリリースされたキャビノティエの他の作品とも類似している。これらは発売当時、ジャック・フォースターが特集した

18KPGの「レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・パーペチュアルカレンダー – パーフェクト・コンビネーション」

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「ラ・ミュージック・デュ・タン」レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・トゥールビヨン・スカイチャート – セレスティアル・ノート

 このミニットリピーター機能と背面の星図が特徴的なトゥールビヨンは、セレスティア・アストロノミカル・コンプリケーションやシンフォニア・グラン・ソヌリといった、レ・キャビノティエによる非常に複雑な腕時計を踏襲している。ヴァシュロンによると、この時計は同社創立250周年を記念した2005年の要となった記念時計、トゥールドイルにインスパイアされたものだという。ミニットリピーター・トゥールビヨン・スカイチャート – セレスティアル・ノートの中心には、413のパーツからなるキャリバー2755 TMRCCがある。この時計の長い名前は、それが有する3種類のコンプリケーションを指しており、そのムーブメントは、通常非常に複雑な腕時計で使用する、Cal.2755に由来する。時計の背面にある星図には天の川やその他の天体が描かれ、背面の周囲に表示される恒星時に対応して、23時間56分ごとに1回転する。


「ラ・ミュージック・デュ・タン」レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・トゥールビヨン – フォーシーズンズ

レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・トゥールビヨン – フォーシーズンズ オータム(左)、サマー(右)

 私がヴァシュロン・コンスタンタンと出会った当初、この会社が時計製造に芸術的技巧を巧みに組み込んでいることに衝撃を受けたのを思い出す。ヴァシュロンのコレクションには、蒔絵や漆塗りなどの日本の伝統技術と共に、さまざまなエナメル作品が定期的に登場する。同社は、世界各地で着用されてきた伝統的なマスクを描いた一連の時計シリーズも手掛けた。各シーズンに敬意を表したミニットリピーター・トゥールビヨンの美しい4モデルでは、2種類の異なった高度な専門技巧を組み合わせた、伝統的シャンルべ・エナメルが施された文字盤を有する。まず文字盤には、金で浅浮き彫りを施し、エナメルを塗って焼成するための「仕切り」を作る。これらの作品の鮮やかな色を表現するためには、約15回の焼成が必要となる。

レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・トゥールビヨン – フォーシーズンズ ウィンター

 もちろん、それだけでは終わらない。各文字盤は、遊泳する鯉の異なる光景を切り取っており、そのためイエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールド、プラチナのいずれかで作られた時計ケースと調和させた、それぞれ独自のカラーパレットを用いている。

レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・トゥールビヨン – フォーシーズンズ スプリング


「ラ・ミュージック・デュ・タン」レ・キャビノティエ・シンフォニア・グラン・ソヌリ – ザ・シックス・シンフォニー

 多くの時計愛好家や時計職人にとって、グラン・ソヌリはコンプリケーション分野において最高峰となる。グラン・プチソヌリを有する最初の腕時計は、時計界の生ける伝説、他でもないフィリップ・デュフォー(Philippe Dufour)の手により1992年に製作され、注目すべきことに、巨大ブランドを含むその他のウォッチメーカーは、独自のグラン・ソヌリを製作してそれに追随した。
 ヴァシュロンの記録によると、同社は、ミニットリピーター付きグラン・プチソヌリ懐中時計を1817年に製作している。2017年のSIHH(ジュネーブサロン)でキャビノティエ初のグラン・ソヌリ腕時計としてデビューしたこの時計は、レ・キャビノティエ・シンフォニア・グラン・ソヌリ – ザ・シックス・シンフォニーとして、新たなバージョンで発表されたのだ。この時計は、2年前に作られた最初のグラン・ソヌリ —それは単なるグラン・ソヌリやプチ・ソヌリではなく、同時にミニットリピーターでもあった— と同じキャリバーである、Cal.1860によって動作する。この新たな時計は、美しい18KPGのケースと、ギヨシェ彫りによるクロス織りの模様が表現された文字盤が特徴である。ケースの側面にも装飾が施されているが、それは模様ではなく、ベートーヴェンの交響曲第六番の楽譜が刻まれている。

ケース側面には、ベートーヴェンの交響曲第六番の楽譜がエングレーブされている。

 オリジナルのシンフォニア・グラン・ソヌリと同様、この新バージョンもユニークな作品だ。この時計は18KPGで作られており、直径45 mm、厚さ15.1 mmと大きめだが扱いにくい程ではない。ムーブメントだけでも727のパーツから構成されていることを考えると、この大きさは何かを物語っている。


「ラ・ミュージック・デュ・タン」レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・エクストラシン – ダンス・オブ・ジェムストーン

 レ・キャビノティエのチャイミング・ウォッチ、ラ・ミュージック・デュ・タンのラインから最後に紹介するこの2点は、エッグシェルホワイトのグラン・フーエナメルによる文字盤にルビーのアワーマーカーが施された、男女ペアのミニットリピーターで、小型の39 mmバージョンの場合、ベゼル、ラグ、リューズにはダイヤモンドがセットされている。これらの時計は両方とも、ミニットリピーター・エクストラシン – ロマンティック・ノートで見られるものと同じ、薄いキャリバーを備えている。つまりCal. 1731搭載で、約65時間のパワーリザーブを有する、厚さ3.9 mmの手巻きミニットリピーターだ。

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レ・キャビノティエ – ラ・カラヴェル 1950

 ラ・ミュージック・デュ・タンから話を移し、レ・キャビノティエ初の鳴り物でないユニークな傑作を紹介する。優美なラグを持つこのクロワゾネ・エナメルの時計は、1950年製のエナメルダイヤル腕時計へのオマージュとして、同社のへリテージ部門によりプロデュースされたものだ。ラ・カラヴェルと名付けられたこの時計は、大航海時代にポルトガルの探検家たちが使用した初期の小型帆船(カラヴェル)を参考にし、エナメルによる船の絵は著名なエナメル職人、アニタ・ポルシェ(Anita Porchet)のアトリエで製作された。金やゴールドのインデックスや針によって区切られた、豊かな色彩のエナメルにより、この時計の焦点はごく自然に文字盤へと合わせられる。しかし、ケースもまた古典的な美しさを持つ。その優美なラグは、現代のコルヌ・ドゥ・ヴァッシュのクロノグラフや、そしてもちろん、表情豊かなホーンスタイルのラグを使用した1950年代の時計を彷彿とさせる。この時計は、2万8800 振動/時の手巻きCal.4400により動作する。


レ・キャビノティエ オープンワーク・トゥールビヨン・ハイジュエリー

 本機には、非常に多くのものが詰め込まれており、最初にどこを見るべきかを決めるのは難しい。スケルトンダイヤル、ムーブメントの装飾、高度なコンプリケーション、そしてもちろん、埋め込まれたジュエリーがすべて、このレ・キャビノティエのユニークなトゥールビヨンを構成している。当のムーブメントは、ヴァシュロンの伝説的な14日間駆動の手巻きトゥールビヨン、Cal.2260をスケルトン化したものだ(本品はCal.2260 SQ)。

 46mmWGケースには238粒のバゲットカットダイヤモンド(8.60ct)が、文字盤には48粒のバゲットダイヤモンド(.50ct)が、さらにリューズにも20粒のダイヤモンド(.20ct)が埋め込まれている。この時計は、上記のカラヴェルのような繊細な美しさは持たないかもしれないが、控えめに述べても、並外れた時計といえる。

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