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Introducing ゼニス デファイ スカイライン ナイトサーファー エル・プリメロ、我らが友人であるTime+Tideとのパートナーシップで新たな一歩を踏み出す(編集部撮り下ろし)

ブラックからグレーに変化し、高振動で駆動するムーブメントを搭載したこの200本限定モデルは、うれしいサプライズだ。

つい先日も話したような気がするが(実際言ったと思うが)、この広い時計業界で働く醍醐味のひとつは、自分の友人たちがクールなことをやっているのを見ることだ。我々HODINKEEは、自分たちが世に送り出した限定モデルに誇りを持っている(近々、とてもクールな限定モデルが発売される予定だ)。そのため、友人たちが同じようなことをするときは、その仕事ぶりを理解して評価するだけでなく、彼らを後押ししたくなるのだ。

 そんなわけで、Time+Tideの親友アンドリュー・マカッチェン(Andrew McCutchen、オーストラリア在住)が、2021年のゼニス ナイトサーファー リミテッドエディションに続いて『バットマン ビギンズ(原題:Batman Begins)』における『ダークナイト(原題: The Dark Knight)』のような続編を発表すると聞いたときは、とてもワクワクした。この時計は、どうすればセンスよく反復できるか、優れたものに最小限の手を加えつつもいかに有意義なものに仕上げるか、という見本のような存在だ。詩的な話はこのくらいにして、時計そのものを見ていこう。

Zenith

 前作ではブラスト仕上げを施したフルブラックのチタン外装が、スケルトンダイヤルに施された星型の深いブルーとコントラストを成していた。だが、今作ではケースにダークグレーが採用されている。チタンの軽い感触とサンドブラストによる美観は健在だが、グレーの色調が全体に独特な印象を与えている。だが、このグレーという選択は軽んじられがちだ。というのも、力強く強烈なブラックモデルの続編としてグレーを選ぶのは、デザインにおいて1歩後退したように捉えられるからだ。しかし、金属でそれを表現するととたんに美しく映え、表面のテクスチャーは実にユニークに光を反射する。

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 反復と進化といえば、グラデーションブルーの“ナイトスカイ”ダイヤルは、さまざまな意味でアップグレードがなされている。ダイヤルの中央には(夜光塗料を塗布した)四芒星が配され、ブリッジと地板がブルーのスケルトンムーブメントへと続く。ダイヤルのブルーは下から上に向かって濃くなり、グラデーションのような効果が見られる。このようなあしらいは、実際にさまざまな照明の下で時計をかざし、その変化を楽しむのにうってつけだ。

 個人的にスケルトンというのはあまり好みではないのだが、このモデルでは色のバランスと機構部がブルーのモチーフやゼニスのアイコンにシームレスに溶け込んでおり、真にモダンなデザインを感じさせる。この12角形のベゼルは、単なるヴィンテージの再現ではない(デファイシリーズには歴史的な名作もあるが)。これは、質感や素材の革新性、そして大胆なダイヤルワークを備えた近代的な時計デザインである。

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 オリジナルとは異なる重要な要素のひとつが、新開発の高振動ムーブメントだ。この時計には3万6000振動/時で鼓動する高振動キャリバー、エル・プリメロ 3620が搭載されている。この振動数が、腕時計をよりエキサイティングで興味深いものにしている。そしてありがたいことに6時位置にはスモールセコンドがあり、小さな針がぐるぐると回るのを眺めることができる。まるで振動数こそが、この時計が持つ超能力であるかのようだ。

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 70年代のスピリットを受け継ぎながらもつけ心地に優れるブレスレットは、ボタンを押すだけで簡単に取り外せるクイックリリース機構を備えている。生産本数は前作の2倍となる200本で、価格は152万9000円(税込)に設定されている。

 最終的には“ダークナイト トリロジー(3部作)”のようになるのだろうか? 時の経過が……いや、潮の流れが教えてくれるかもしれない。

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ゼニス × Time+Tide デファイ スカイライン ナイトサーファー エル・プリメロ。マットグレーでサンドブラスト仕上げの41mm径チタン製ケース、ゼニスのロゴが刻まれたツイントリガー式のデプロワイヤント バタフライクラスプを備えた一体型ブレスレット。6時位置にスモールセコンドのサブダイヤルを備えた、スケルトンデザインでグラデーションブルーの四芒星ダイヤル。ムーブメントは3万6000振動/時で駆動する高振動キャリバー、エル・プリメロ3620。100m防水。限定200本。価格152万9000円(税込)。

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HODINKEE Shopはゼニスウォッチの正規販売店です。コレクションはこちらからご覧ください。ゼニス × Time+Tideの詳細については、ゼニスのウェブサイト、もしくはTime+Tideのウェブサイトをご覧ください。