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記録的な視聴率を記録した女子NCAAトーナメントが閉幕したばかりだが、すでに皆はそれから間もない15日夜に開催されたWNBAドラフトに注目していた。アイオワ・ホークアイズに属する天才、有名人であり、そしてスーパースターのケイトリン・クラーク(Caitlin Clark)が、現在インディアナ・フィーバーが保持しているドラフト1位指名を受けると熱い予想がなされていたのだ。彼女は今シーズンで記録的な活躍を見せ、女子バスケットボール界を一気に飛躍させた。彼女はつい先週末は『サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live, SNL)』に出演し、先月にはアイス・キューブ(Ice Cube)からビッグスリーリーグでのプレーオファーを受けている。今世間の関心は、クラークを筆頭とした女子リーグへと向けられている。
しかしまさか、その人気の高まりが、私の大好きな時計の世界とクロスオーバーするとは思ってもみなかった。そして私が時計と同じくらい夢中になっている唯一のスポーツがバスケットボールであることを考えると、ティソの最新作にも俄然興味が湧いてくる。今回、このブランドは3社によるコラボレーションモデルを発表した。1社目がティソ、次がウィルソン(バスケットボールの製造元ブランドだ)、そして最後がWNBAだ。これは、史上初のWNBAオフィシャルウォッチとなる。ティソはすでにNBAの公式スポンサーであり、今作は理論上、そのパートナーシップの延長線上にあると考えられる。
このシースターは2モデルあるが、ここではティソのパワーマティック 80 ムーブメントを搭載した自動巻きモデルを取り上げる。私たちを待ち構えていたのは、本当に特別なアイテムのように感じられる、思いの詰まったコラボレーションだった。まずは色について。ブラックの文字盤とベゼルに、バスケットボールをオマージュしたオレンジのアクセントが効いている。しかし、ベゼルは通常のダイブタイム表示ではなく、よく見ると“24”の数字があることに気づくだろう。いや、これはデイトナ24時間レースへのオマージュではなく、ショットクロック(チームはボールをコントロールしてから24秒以内にシュートを打たなければならないというルール)の長さを表しているのだ。
この時計には、白とオレンジの配色でWNBAバスケットボールの特徴的な色と質感を表現した、ウィルソンによる2本のストラップが用意されている。すなわちこの時計には、それぞれウィルソンとWNBAのロゴが入ったオレンジとホワイトのストラップが両方付属することになる。
時計を裏返すと、80時間のパワーリザーブにニヴァクロン製のヒゲゼンマイを備えたパワーマティック 80 ムーブメントが見える。しかしケースバックにはバスケットボールのエッチングが施されているので、ちょっと見にくいと感じるかもしれない。
WNBAと女子リーグが勢いを増してきているのは明らかだ。このようなリリースが、いままさに成長している競技の熱を継続させるのに貢献しているのだと私は思う。ケイトリン・クラークやその他の選手がこの最新コラボアイテムをドラフトの場で着用したにせよしなかったにせよ、昨晩はそれを確かめるために私を含めた多くの人々の関心を集めたことだろう。
ティソ ティソ シースター ウィルソン WNBA パワーマティック 80。直径40mm x 厚さ12.5mm。ショットクロックベゼル、WNBAウィルソン®︎バスケットボール シースルーケースバック。ブラックダイヤル、ニヴァクロン™️製ヒゲゼンマイを備えたパワーマティック 80 ムーブメント。交換が簡単なクイックリリースを備えた2本のWilson WNBA Evo-NXT プレミアム コンポジット ゲームボール素材ストラップ。価格: 11万円(税込)。日本では5月発売予定。本稿は本国版の翻訳です。
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