Introducing ティソ　ヘリテージ バナナ 日本だけで展開されるスペシャルカラー 2020年新作

　ひと目ですぐにそれと分かる唯一無二のアイデンティティが光る人気モデル、ヘリテージ バナナ。

　その原型は今から100年以上も前、1916年に誕生したクラシカルなデザインをもつレクタンギュラーウォッチである。ケースが腕の形に沿うようなカーブを描く特徴的なスタイルであったことから、通称“バナナ・ウォッチ”と呼ばれ、過去に幾度も復刻を果たしてきた名作だ。 

　そんなヘリテージ バナナに新しいバリエーションが新作として加わった。

　文字盤上を踊る躍動感のあるアラビア数字インデックス、そして流れるようなラインを描くスペード針。そして正面から見ると直線的なケースシェイプでありながら、まさにバナナのようにケース自体を大きく緩やかに湾曲させ、腕の曲線に柔らかにフィットするように着用感を高めた独特のケース形状など、アール・ヌーヴォー様式の独特なスタイルは既存モデルと同様だ。

　新作として加わったのは3モデル。しかも、全て日本だけで展開されるスペシャルカラーとなっている。

　まず1つはミラネーゼブレスレットモデル。細かな編み目は通気性も良く、ブレスレットでありながら滑らかに可動するため着用感にも優れる。また、レザーストラップ仕様と比べるとカジュアルな雰囲気もあり、ジャケットスタイルだけでなくカジュアルスタイルにもマッチする。

　なお、ホワイトとブルーの2つの文字盤カラーが用意された（ちなみに文字盤カラー自体は既存モデルにもラインナップされている）。

　そしてもう1つが、深いグリーンカラー文字盤にシックなアリゲーター 柄のブラック型押しレザー ストラップを合わせたバリエーション。
　ヘリテージ バナナではこれまでにも様々な文字盤カラーをリリースしてきたが、グリーン文字盤は初となる。

　2020年は、ブランド各社から本当に数多くのグリーン文字盤モデルが登場している。ティソでも、やはり出してきたかというのが正直な感想だ。

　しかしながら、いずれのモデルも文字盤カラーと仕上げの組み合わせが絶妙に上手い。

　まずミラネーゼブレスレットのホワイトとブルーの文字盤だが、こちらは共に滑らかなエナメル調の艶のある質感に仕上げている（ブランドの担当者にラッカーかどうか確認したが、そうではないとのこと。短い新作発表の現場ではどのように作っているかまでは確認できなかった）。

　エナメル調の質感の文字盤としたことで、やや単調なカラーリングでも表情が豊かに表現されていた。ホワイトとブルーは、個人的にもこの仕上げが好ましいと思う。

　そして、深いグリーン文字盤モデル。こちらは先の2モデルとは異なり、文字盤に縦目のサテン仕上げを採用していたのだが、これもグリーンのカラーと見事にマッチ。もしホワイトとブルー文字盤と同じようなエナメル調の質感だと、カジュアルな印象が強くなり過ぎていたのではないかと思う。やはりサテン仕上げで正解といえそうだ。

　こういってはなんだが、プレス向けに用意された画像では絶妙な文字盤の質感までは分かりにくい。実物の文字盤の出来は非常に良かった。

　ティソはECでの販売にも積極的だが、 グリーン文字盤モデルに限っては購入の際はぜひとも実物もチェックしてみて欲しい。画像と違ってがっかりではなく、逆に実物の雰囲気の良さをしっかりと感じられるはずだ。

ブランド： ティソ（Tissot）
モデル名： ヘリテージ バナナ（Heritage Banana）
型番： T117.509.11.012.00（ホワイトダイヤル／ミラネーゼブレスレット）
T117.509.11.042.00（ブルーダイヤル／ミラネーゼブレスレット）
T117.509.16.092.00（グリーンダイヤル／アリゲーター柄ブラック型押しレザーストラップ）

直径： 49mm×27mm
ケース素材： ステンレススティール
文字盤色： ホワイト、ブルー、グリーン
インデックス： アラビア数字インデックス（プリント）
夜光： なし
防水性能： 3気圧
ストラップ/ブレスレット： ミラネーゼブレスレット、もしくはアリゲーター柄ブラック型押しレザーストラップ

キャリバー： ETA 901.001
機能： 時分表示
直径： 15.15mm×13mm
厚さ： 2.2mm
駆動方式： クォーツ
石数： 3石

価格： ミラネーゼブレスレットタイプは5万5000円（税抜）、グリーンダイヤルのアリゲーター柄ブラック型押しレザーストラップタイプは5万円（税抜）
販売時期： 2020年11月予定（T117.509.16.092.00のみ、2021年1月予定）
限定： 日本限定

詳細は、ティソ公式サイトをクリック。