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コロナウイルスの蔓延による先週のWatches & Wonders Genevaの中止とバーゼルワールドの延期に続き、多くのスイス高級時計ブランドが、4月26日から29日にジュネーブで時計展示を実施すると発表した。参加ブランドには、SIHHおよびバーゼルワールドでこれまで展示を行ってきた一連のブランドが名を連ねる。参画企業には、2020年はブライトリングサミットや各地でのロードショーで独自の路線を計画していたブライトリングや、2010年にブルガリの時計製造部門に完全吸収されたジェラルド・ジェンタも含まれる。ブルガリは、先週のショー延期に先立ち、2月11日にバーゼルワールド2020から正式に撤退していた。
ブルガリCEOであるジャン-クリストフ・ババン氏はこう述べる。
「2つの主要な見本市がキャンセルされました。しかし本展示会で、主にヨーロッパやそれ以外の国の小売業者とメディアは、ブライトリング、ブルガリ、ジェラルド・ジェンタ、ジラール・ペルゴ、MB&F、ユリス・ナルダン、ドゥベトゥーン、そしてウルベルクといったブランドの新作を見て、意見を交わし、注文することが可能です」「これらのブランドに加えて、私たちは現在、ショパールやH.モーザーなど、他のいくつかの重要ブランドとの最終協議を行っています。さらに我々のイニシアチブを知った後に興味を持っているブランドもいくつか存在します」と加えた。
本展示会の8つの創立ブランドは、LVMH、ケリング、および独立時計ブランドに基づいている。ブルガリCEOジャン-クリストフ・ババン氏は、スイスの国営テレビで昨日この構想を発表した。
ジュネーブ ウォッチ デイズは、ひとつ屋根の下で実施される大規模な集まりではなく、各ブランドに大きく裁量権を与える自己管理型のイベントだ。例えば、ユリス・ナルダンは、ジュネーブのブティックをイベントのショールームに変える計画を立てている。さらに、ブルガリからのプレスリリースでは、「WHOと連邦評議会からの将来の勧告に加えて、 COVID-19の流行は現在多くの国に影響を及ぼしています」と述べ、ジュネーブ ウォッチ デイズがスイス連邦評議会の公開集会に関する2月28日の決定に厳密に従うことを強調している。プレスリリースには、「健康状態を厳密に追っているジュネーブ州が、この展示会構想を全面的に支持している」と付け加えた。
コロナウイルスは、中国での発生がイタリア、韓国、イランをはじめとする諸外国に広まり始める以前から、既に流動的だった時計見本市のカレンダーに大きな影響を及ぼしてきた。新しいショーを編成するブルガリのプレスリリースによれば、「ジュネーブ ウォッチ デイズは、Watches & Wonders Genevaとバーゼルワールドを今後長期にわたって置き換えるつもりはないが、小規模で効率的な代替手段として提示し、環境の変化を考えている」と述べた。
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