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アストン・マーティンがジラール・ペルゴとコラボレーションを開始

互いのよさを引き出す2つのヘリテージ・ブランド。

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時計とモータースポーツ―そこには、何十年にもわたって続いてきた共存関係がある。実際、自動車と時計メーカーとのパートナーシップの歴史は、前世紀のはじめ頃までにさかのぼることができる。自動車が馬に取って代わり、時計が懐中から腕に進出を遂げた時代だった。

 しかし、時計と自動車の両方の分野で最も歴史のあるふたつのブランドが一緒になるには、2021年まで待たなければならなかった。アストンマーティンとジラール・ペルゴは正式にパートナーとなったのだ。

 歴史的に見ても、時計とのパートナーシップは、資金的にも哲学的にもモータースポーツを後押しするものであり、時計のデザインにインスピレーションを与えてきた。今回のアストンマーティンとジラール・ペルゴのパートナーシップは、スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン – アストンマーティン エディションを生み出した。このモデルは、ジラール・ペルゴの19世紀の懐中時計「スリー・ブリッジ」に敬意を表しながら、二つのブランドの哲学を表現している。アストンマーティンはパートナーであるジラール・ペルゴよりはるかに若いブランドだが、広い自動車メーカー世界において、1915年に最初の車を製造した英国最古のメーカーのひとつなのだ。

 このパートナーシップには、アストンマーティン・ラゴンダとアストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームが参加している。ジラール・ペルゴのロゴは、F1チームのマシンにはもちろん、ドライバーたちの腕時計にも見られる。セバスチャン・ベッテルは、ロレアートを頻繁に着用している。ジラール・ペルゴのCEOであるパトリック・プルニエ氏は「正直なところ、契約に含まれているかどうかわかりません」と言う。「私はただ、彼にこの時計を好きになってもらいたいのです」

パトリック・プルニエ氏

 プルニエ氏と話をしたとき、彼は時計ブランドと自動車メーカーのパートナーシップが目新しいものではないことを認めた上で、「それは自然な組み合わせです。パートナーシップを結んだCEOは皆、そう言うでしょう。しかし、今回の提携は本当に違います。歴史とブランド価値という点で、これ以上の組み合わせはありません」と述べている。説得力のある言葉だ。

スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン – アストンマーティン エディション 1738万円(税込・予価)、世界限定18本。

 ジラール・ペルゴ以前はApple社に勤務し、Apple Watchに注力していたプルニエ氏。スイスの老舗時計メーカーとトレンディなハイテク企業は、一見すると対極にあるように見えるが、彼は「人々が思っている以上に共通点が多いのです」と語る。「熟考された上での壮大な情熱があります。ジラール・ペルゴでは、Appleで見たものと同じものを感じます。製品に膨大な情熱が込められているのです」

 その情熱は、両ブランドを見れば分かる。ともに過去に敬意を表し、長い歴史の上に根ざした物づくりをし、その上に称賛すべき現代的なアレンジを加えるのだ。

 デザインのプロセスにも、哲学的に一致する部分がある。「iPhoneを売ろうとするのではなく、きちんと使ってもらいたいと思うのです。製品自体がその良さを語っているからです。時計も同じです。着用していただきたいのです。私たちにとって重要なのは、単に芸術品を作ることではなく、非常に役に立つ芸術品を作ることなのです」

その他、詳細はジラール・ペルゴ公式サイトへ。