trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble
Shop
January 28, 2021
January 28, 2021
Introducing ブレゲ トラディション レトログラード デイト 7597(編集部撮り下ろし)

Introducing ブレゲ トラディション レトログラード デイト 7597(編集部撮り下ろし)

かつてのスースクリプションを思わせるトラディションが、初のレトログラード・デイトを備えて登場した。

ADVERTISEMENT
クイック解説

 18世紀ごろの自社製品からインスパイアされたムーブメントを搭載するトラディション コレクションから、ブレゲで初となるレトログラード式デイト表示を採用した7597が登場した。この、トラディション レトログラード デイト 7597 は、時分表示用ダイヤルから伸びた複雑な形状のレトログラード針が最大の特徴。「マルチレベルハンド」と呼ばれるこの立体的なブルースティール針は、2番車や添付に干渉しないよう絶妙な形に手作業で曲げられている。針の先端には、ラッカーでマーカーが施される。

 本機に採用されているCal.505Qは、トラディション 7097で搭載されているムーブメントをアップデートしたもの。10時位置のレトログラード秒表示が、レトログラード デイトに改められた形だ。このデイト針は、10時位置に配されているプッシャーで操作が可能で、安全な日付修正を実現するためにしなやかな修正ピンを採用するなど、特許が取得されている。

 2005年に発表された、トラディション コレクションを特徴づけるオフセットされた輪列機構は、ブレゲが18世紀の終わりに考案したスースクリプション・ウォッチに直接インスパイアされたもの。スースクリプションとは予約販売という意味で、受注した時計のためにブレゲがデザインしたのが限りなくシンプルで信頼性の高いムーブメントだった(買い手は前金を入れて時計を待つのだが、18世紀にして"納期厳守"という約束事も交わしていたらしいブレゲが、圧倒的頑強さとシンプルさを追い求めたのは納得がいく)。

 トラディション レトログラード デイト 7597 は18KWGと18KRGが用意され、価格はそれぞれ418万円(WG)、410万円(RG)となっており、この新作については予約販売ではないが生産数はとても限られていると思われる(全て税抜)。

ファースト・インプレッション

 本機は、40mm径、12.1mm厚とシャツの袖口に収まるサイズ感、いわゆるドレスウォッチ的大きさを堅持しながら、見た目は非常に独創的というギャップに満ちた時計だ。ギャップ萌えに目がない僕は、まさにこの時計の虜となってしまったわけだが、時計好きならば誰もが知る伝統的ブランド・ブレゲにあって、比較的新しいコレクションというのも好きなポイントのひとつだ。

 正確には、前述のように18世紀末のスースクリプション・ウォッチにデザインを倣ってはいるものの、当時懐中時計で用いられた構造を40mm径の腕時計に収めるというのは別次元の開発が必要だったはずである。特に、オフセットされた輪列構造と2番車とテンプを支える大胆なブリッジが魅力的な時計であるが、これは一長一短で実現できるものではない。2番車が中央にないということは、針合わせの際に針飛びが起きやすいということであり、解決するためには歯車の工作精度など地道なディテールを向上させるしかないのだ。

 このように研鑽された技術が詰め込まれた時計でありながら、一体感あるデザインにまとまっているのにも舌を巻く。レトログラードのデイト表示プレートは、人によっては存在感があるように感じるかもしれないが、ムーブメント全体を眺めるのに干渉はせず、それよりも立体的なレトログラード針の獲得が魅力的に、僕には映る。トラディション 7097にはレトログラード式秒表示があったが、メインダイヤルに重なるようなデザインであり、これが少しアヴァンギャルドに思える人には、今回のレトログラード デイトの方がしっくりくると思う。

 裏面に目をやれば、スースクリプションにも採用されていたイカリ型のローターが見える。トラディションの特徴として、自動巻きや複雑機構が裏面に集約されているのも面白いだろう。ブレゲが思い描いた、ムーブメントのシンプルさを追求した時計は、現代においてもそれを体現しているのだ。

ADVERTISEMENT

基本情報

ブランド: ブレゲ(Breguet)
モデル名: トラディション レトログラード デイト 7597
型番:7597BB/G1/9WU 、7597BR/G1/9WU 

直径: 40mm
厚さ: 12.1mm
ケース素材: 18KWG(7597BB/G1/9WU)、18KRG(7597BR/G1/9WU )
文字盤色: スケルトン
インデックス: ローマン
夜光: なし
防水性能: 3気圧
ストラップ/ブレスレット:アリゲーターストラップ、ホワイトゴールド製ピンバックル。 


ムーブメント情報

キャリバー: 505Q
機能: 時、分、レトログラード式のデイト表示、
直径: 14 1/2リーニュ(32.71mm)
パワーリザーブ: 50時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時(3Hz)
石数: 45
クロノメーター認定: なし
追加情報:ブレゲ初期のデザインを踏襲したゴールド製ローター、シリコン製ホーン のインバーテット・インラインレバー脱進機、シリコン製のガンギ車 とアンクル。シリコン製ブレゲひげゼンマイ 


価格・発売時期

価格: 418万円(18KWG)、410万円(18KRG)(全て税抜)
販売時期: 発売中
限定:なし

詳細は、ブレゲ公式サイトへ。