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我々が知っていること
2023年、オクト ローマ コレクションのアップデートを図ったブルガリは今年、同コレクションにDLC加工によるブラックアウトを施した。昨年のアップデートにより現代的な印象を強めたオクト ローマにDLCコーティングを行うことで、洗練されたスポーティなデザインに仕上げている。
オクト ローマのシルエットはオクト フィニッシモとよく似ているが、よりソフトなカーブとラインによって、若干エレガントになっている。ラグ(ひいてはブレスレット)の幅もフィニッシモより狭く、グラディエーターの手錠のようなつけ心地ではない。
ブルガリはオクト ローマ オートマティックとオクト ローマ クロノグラフの両方にDLC加工を施したが、それ以外はすべて昨年のアップデートを引き継いでいる。オートマティックは直径41mm、クロノグラフは42mmで、オクト ローマのダイヤルに見られるクル・ド・パリ装飾はそのままに、ケースに合わせてブラックに変更されている。どちらも文字盤にパターンを合わせたラバーストラップとアリゲーターストラップが付属し、防水性能は100mとなっている。
ともにムーブメントはスティール製に同じく、オートにはブルガリのCal.191、クロノグラフにはデュボア・デプラ製のモジュールを採用したCal.399を搭載している。
我々の考え
2023年のブルガリ オクト ローマのアップデートで、ジェンタに興味を持つ人々にとってより魅力的な1万ドル以下のコレクションとなるよう、ブランドはいくつかの美的および技術的な改良を行った。このことについて私は高く評価している。このラインナップにブラックDLCの選択肢が追加されるのは、自然な流れだと思う。昨年のリニューアルにより、オクト ローマはよりクリーンでコンテンポラリーな雰囲気を纏った。今年は、オクト ローマをよりモダンに演出するために、シンプルに素材で勝負しようと考えているように見える。ブルガリはさまざまな素材を実に巧みに駆使するブランドだ。特に、多くの人にとって着用しやすく、手ごろな価格で手に入るという意味でオクト フィニッシモよりも身近な存在であるがゆえに、オクト ローマのラインナップにおいてもその流れを踏襲し続けて欲しい。
基本情報
ブランド: ブルガリ(Bvlgari)
モデル名: オクト ローマ
型番: 103927(オートマティック)、103932(クロノグラフ)
直径: 41mm(オートマティック)、42mm(クロノグラフ)
ケース素材: ブラックDLC加工を施したステンレススティールケース
ダイヤル色: 黒地にクル・ド・パリ装飾
インデックス: アプライド
夜光: スーパールミノバを塗布した針とインデックス
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ピンバックル付きのブラックラバーストラップ、ブラックアリゲーターストラップ
ムーブメント情報
オクト ローマ オートマティック DLCは、3時位置に日付窓を備えたブルガリの自動巻きキャリバー191を採用。パワーリザーブは42時間で、振動数は2万8800振動/時(4Hz)。直径25.6mm x 厚さ3.8mm。
オクト ローマ クロノグラフ DLCは、デュボア・デプラ製クロノグラフモジュールを採用したブルガリの自動巻きキャリバー399を搭載。42時間パワーリザーブ、振動数は2万8800振動/時(4Hz)。
価格 & 発売時期
価格: オートマティックは125万4000円(税込)、クロノグラフは情報が入り次第アップデート
発売時期: 2024年7月
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