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スタイルがいいと責められることはないだろう、そんな私が、Watches & Wondersの取材でスタイルスポットを担当することになったのは、皮肉としか言いようがない。
私のスタイルを最もよく褒めてくれたのは、初日、ロレックスのミーティングで散々な目に遭う前、私のスーツを気に入ってくれたThe Armouryのマーク・チョーだった。幸運にも、実際にファッショナブルな同僚であるジェームズ・ステイシーに撮影を手伝ってもらうことができた。来年は、スタイル・エディターのマライカ・クロフォードとチームを組む予定なので、今すぐ着こなしの準備を始めるべきだね。
パレクスポに入場し、長いセキュリティラインを抜けると、まず目に入る分かれ道。左か右か。一方はロレックス、パテック、タグなどのブランドへ、もう一方はJLC、カルティエ、ランゲなどのブランドへと続く。
Watches&Wondersの会期中のパレクスポ(Palexpo)は、最も簡単なストリートスタイルの場所ではない。なぜなら、私自身を含め誰もが、5マイル離れた場所にあるような約束のあいだを必死で走り、とのときすでに5分遅れていることがほとんど。また、世界各国から来た人たちに、母国語もわからないまま近づき、彼らの一日を止めて素早くポートレートやリストショットを撮るのは大変なことなんだ。しかし、スイスウォッチのエグゼクティブやスタッフの標準的な服装である、堅苦しいネイビーのビジネススーツのなかにも、文字通り、そして比喩的に明るい部分があり、彼らは忙しい一日に戻る前の数秒間、喜んで話をしてくれた。
ノルウェーのTidssonen誌のジョン・ヘンリック・ハラルドセン(Jon Henrik Haraldsen)氏は、今回のイベントで私が最も気に入ったフィット&ウォッチのコンビを披露。
ツァイトヴェルクに和服とか。おいおい、それはすごいな。
パンデミックの影響で、Watches & Wondersのドレスコードは大幅に緩和されたと聞く。確かに、まだスーツはたくさん見るが、ストリートウェア、明るい色、奇抜な服装、時計とサルトリアの素晴らしい組み合わせも混ざっていた。私は、そこに何がふさわしいかが分からなかったので、過剰な荷物になってしまった。今、ようやく理解し、それは想像していたよりもはるかに広い範囲にわたっていたようだ。
このレポートでは、私たちがバッタリ会った人たちのなかから、写真や挨拶に応えてくれた、おなじみの人たちの顔をたくさん見ることができる。ここでは、Watches & Wondersでのスタイルと、彼らが激写されたシーンを少しご紹介していこう。
2021年当時、4+1で取材した我々の友人であるゾーイ・アベルソン(Zoe Abelson)さん。
この素晴らしいタンジェリンダイヤルのロレックスを身につけて。
素晴らしい写真家ザッカリー・ピーニャ(Zachary Piña)氏。
過去10年間で私が最も好きな時計のひとつである、ヴァシュロン・コンスタンタンのオーヴァーシーズ・エベレスト デュアルタイムを着用。
パレクスポの入り口をうろうろしていたのは、なんと テディ・バルダッサーレ(Teddy Baldassarre)氏。
そして、素晴らしいヴィンテージのオメガ コンステレーション。
パレクスポのブースの大きさはよく聞くと思うが、なかに入ってロレックスやパテックの明るく輝くブースを見ると、それぞれに何階建てもの部屋があることに気づかされる。
Menta Watchesのアダム・ゴールデン(Adam Golden)氏は、写真に撮られることにものすごくこなれている。
そして、素晴らしいホイヤー・アバクロンビー&フィッチ シーフェアラー。
パレクスポの会場で遭遇したIWCのビビアナ・シャンクス(Viviana Shanks)さん。
...なになに、IWCのインヂュニアをつけてる!
ゼニスのクロノマスタースポーツ。
北カリフォルニアのTopper Jewelersから来た、ラッセル・カプラン(Russell Caplan)氏の手首に。
IWCのブースは、インヂュニアに捧げられた一大イベントとなった。
そして、ブースには本当に素晴らしいメルセデスのC111-IIIも。
アーサー・バウジン(Arthur Bauzin)氏は見逃せなかった。
しかし、ロレックス サブマリーナーは、彼のジャケットよりもはるかに控えめだった。
日本から来たミゾグチ・シンイチ氏。
愛用しているという素敵なカルティエを身にまとって。
Undefeatedのアレックス・ブルッジィ(Alex Bruzzi)氏は、チューダーの素晴らしいカスタムウォッチを...。
文字盤にUndefeatedロゴを配した「ダブルレッド」レフトハンド仕様ペラゴスだ。
業界の重鎮、ダヴィデ・チェラート(Davide Cerrato)氏。
NATOストラップとフレンチカフスのスーツは、強いこだわりを感じる。
ラ・ショード・フォンの文字盤メーカー、モントレモ(Montremo)リーダーの一人であるジュゼッペ・カルッバ(Giuseppe Carrubba)氏のスーツが気に入った。
そして、偉大なるレベルソの登場である。
パレクスポでは席取りが忙しい。昼食が終わっても、大勢のために席を確保するのは大変だった。
ナタリー・バグダシアン(Natalie Bagdassarian)さんのように、ポップな色彩を取り入れると、一層目立つ。
そして手首には、ブラック、ホワイト、ダイヤモンドの3つのカラーでさらに華やぐ。
写真は撮れなかったが、天井に展示されているフリークに多くの人が床に「ぶら下がる」ふりをして写真を撮っていた。
ピアジェのマーケティング・コーディネーターであるエレニ・ジアンティ(Eleni Geanty)さんは、ポートレート撮影に快く応じてくれた。彼女のドレスとブーツは、この会場のネイビースーツの常識を覆す素晴らしいものだ。
ワークウェアとストリートウェアの世界に戻って、私の友人であるUndefeatedのCEO、エリック・ペン・チェン(Eric Peng Cheng)氏がVisvimでイカしているしているところ。
ヴァシュロン・コンスタンタンのヴィンテージ222。エリックは、古いイエローゴールドを除くほぼすべてのヴィンテージ222の色とダイヤルを1本ずつ持っているが、彼はこれからさらに1本手に入れたとのこと。
ヴァシュロン・コンスタンタンのヘリテージ&スタイルディレクターであるクリスチャン・セルモニ(Christian Selmoni)氏は、自らも確かなスタイルがある。
素晴らしいパトリモニーだ。
カルティエはホール両脇を占め、他ブランドよりも広いスペースを占有していた。
スピードマスターをこよなく愛する兄弟、ロイ(Roy)氏とサシャ・ダビドフ(Sacha Davidoff)氏。この写真を撮るために、誰がどちらに立つかで揉めるるのを止める必要があった。
一度に両方の時計にピントを合わせることができなかったので、こっちの写真では素晴らしいパテックを...
そして、ヴァシュロン・コンスタンタンはこっちの写真で。
Craft + Tailoredで、WatchTok(私のような年寄りのための時計についてのTikTok)で有名なマイク・ヌーボー(Mike Nouveau)氏。彼は日本のFine Creek Leathersのシグネチャーレザージャケットと泥染めされたVisvimのジーンズを着用。
そして、彼のロレックス GMT Ref. 1675、マークI文字盤にフクシアインサート。
この人たちに見覚えは? 私たちの友人であり、同僚でもあるHodinkee Japanの関口 優と...。
和田将治です!
優さんはカルティエのノルマルで、再リリースに正解!
マサさんは初めてのWatches & Wondersで、世界一周に最適な時計を用意。
いつも満員の "プレスルーム"。
オリスでは、シャツとチノパンでも(そしてクマでも)、ピンストライプのスーツでも、オリスの共同CEOであるロルフ・ステューダー(Rolf Studer)氏であれば歓迎される。
手首にはカーミットではなく、ロルフは自分の服装によりふさわしいオリ Cal. 473を着用。
JLCのブースには文字通りの滝があり、各時間の頭にショーが流れるようになっていた。
いつもスタイリッシュなマット・フラネック(Matt Hranek)。
そして、彼のゼニス エル・プリメロ。
ヴァシュロンのヒストリーク 1921を、どんな写真家が手首に?
ご存知、クリスティアン・ハーゲン(Kristian Haagen)氏。
Langepediaのアルプ(Alp)氏!
....25周年記念のランゲ1を着用。
そういえば、A.ランゲ&ゾーネのブースでは、特大のオデュッセウス・クロノグラフが実際に動いていた(電子式だけど)。
パリを拠点とするPR会社ブラックミルクエージェンシーの創設者であるジャック・ベナユン(Jacques Benayoun)氏は、オリスの外で電話中だった。彼のセーターと首元のこの小さなディテールに惹かれて10分ほど彼を待った。
偉大なオリスとターコイズのリングに加え、10年前に亡くなった偉大なシルバーアーティストの一人である高橋吾郎氏が作った、ターコイズ付きのフェザーもチラリと。
私の親友ポール(@alangejourney)のように、自分の顔を世間に晒すのが好きなコレクターばかりではないが、彼はいつも喜んで、ピンクゴールド(サーモンとは呼ばない)ダイヤルのランゲ1 パーペチュアルのような多くの時計のリストショットに応えてくれる。
しかしそれが合わないなら、この2005年製5970G クロノグラフでお開きにすることができる。
アーノルド&サンのシニアプロダクトマネージャーのドミニク・リズ(Dominique Rytz)氏。
アーノルド&サン パーペチュアルムーン38 ゴールド
セリカが2本?
ツイードで? 誰の腕?
セリカ社のガブリエル・ヴァシェット(Gabriel Vachette)氏とジェローム・ブルジェール(Jérôme Burgert)氏です!
インディーズがお好きな方へ、ブース全体が満員の様子を。そして、各ホールには専用のバーが(あるいはたくさん)。
モンブランブティックのアートを支える人物、マリー・ド・ラ・ヴィル・ボージェ(Marie de la Ville Baugé)さん。私たちの日常にクリエイティブな彩りを与えてくれる役は、アーティストに任せておけばいい。
IWC アクアタイマー
ベン・ダン(Ben Dunn)氏、そして彼の...
ヴァシュロン・コンスタンタン パトリモニー・トラディショナル・スケルトン・パーペチュアル・カレンダー イエローゴールド製、ダイヤモンドベゼル。
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