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Introducing 新しいレッセンス Type 3 EEは“ユーカリ”グリーンに彩られる
新色のユーカリはかなりおいしそうな色をしているが、コアラには近づけないように。
我々が知っていること
大胆でクリエイティブな時計づくりを知っている人なら、レッセンスを知っているはずだ。リューズがなく、エッジからエッジまで歪みのないユニークなサファイアクリスタルを採用し、そのなかにオイルを充填したType 3は、2013年のGPHG（ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ）で“リベレイション（Horological Revelation）”賞を受賞している。ほかの時計と見間違えることはまずないデザインだ。しかしType 3はこれまで、ブラックダイヤルにマルチカラーインデックスを組み合わせたものしかなかった。今回はグリーンの“ユーカリ”文字盤を持つ、新しいType 3 EEを紹介しよう。
既存モデルと同様、インナーダイヤルに時間、アウトサイドトラックに分、月、曜日、オイル温度計（オイルは温度によって密度が変化するため重要な表示だ）を表示する、多回転チタン製ディスクディスプレイを搭載。また、文字盤にはグリーンのスーパールミノバを施し、暗所においても判読しやすくなっている。そして視認性はオイル表示の重要なポイントだ。より多くの角度で読み取れるように、歪みを補正してくれるのだ。
チタンケースのサイズは44mm径×15mm厚で、チタンバックル付き22mm幅のストラップをセット。防水性は1気圧と 、“防滴”程度なので湿気や雨の日には十分注意して欲しい。気になる人は、10月から630万3000円（税込）にて発売されるためチェックしておこう。
我々の考え
HODINKEEにはレッセンスのファンがたくさんいる。そのため、このブランドと何度かコラボレーションをしてきた。しかしレッセンスは誰の意見も聞かずに素晴らしいリリースを発信し続けているのは確かで、今回のこの新しいリリースはそれを十分に証明している。
今週は新作情報のニュースが多かったので記事は短めにしておこう。新作は既存のType 3に新たなカラーバリエーションを加えただけなので、このカラーリングについて解説する価値があると感じる。この素敵なソフトグリーンは印象的だ。グリーンは私の好きな色なので、その印象が間違っていたら厳しい意見が出そうな気がする。しかしこのようなアバンギャルドなデザイン（すでに10年目を迎えている）だと、レッセンス派かそうでないかのどちらかしかない。協調性のない私は、この大きくて美しいディスプレイをドアノブにぶつけて、いつか壊してしまわないかと心配になるので、これからもレッセンスは協調性のあるファンに任せようと思う。
基本情報
ブランド: レッセンス（Ressence）
モデル名: Type 3 EE
直径: 44mm
厚さ: 15mm
ケース素材: ポリッシュ仕上げのグレード5チタン
文字盤: ユーカリグリーン
インデックス: グレード5のチタン製コンベックス（凸面）ディスク（半径125mm）、偏心配置された3つのサテライト（時表示サテライトは3°、秒および曜日表示サテライトは4.75°の傾斜）
夜光: グリーンスーパールミノバ®
防水性能: 10m
ストラップ/ブレスレット: ハニカムストラップ（22mm幅）、チタン製ピンバックル
ムーブメント情報
キャリバー: ROCS3（Cal.2824/2をカスタムしたレッセンス オービタル コンベックス システム）
機能: 時・分・スモールセコンド（180秒ランナー）、日付・曜日表示、オイル温度計
パワーリザーブ: 約36時間
巻き上げ方式: 自動巻き、裏蓋レバーによる巻上げ
振動数: 2万8800振動/時
石数: 47
追加情報: オイルの体積変動に対応するベロー・システム（7個のふいご）
価格 & 発売時期
価格: 630万3000円（税込）
発売時期: 2023年10月
限定: なし
詳しくはこちらをご覧ください。
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