Introducing ジラール・ペルゴ×バンフォードによるディープ ダイバー、ヴィンテージテイストに回帰した意欲作（編集部撮り下ろし）

　本作ディープ ダイバーは縦40.3mm×横38mmのグレード5チタン製クッションケースを採用しており、厚さは13.91mm。1969年製のRef.9108の特徴である14面ベゼルを想起させるディテールを備えている。ケース全体には当時の時計によく見られる放射状のヘアライン仕上げが施され、ラグや裏蓋にはポリッシュが加えられている。

　ダイヤルには、ブルー、オレンジ、ホワイトを用いた配色が採用されており、1971年製のディープ ダイバーにインスパイアされている。グレーのPVD針にはオレンジの塗料が塗布され、従来ブラックダイヤルが主流であったこのシリーズに鮮やかな彩りを加えている。ストラップはクイックリリース式のブルーラバーストラップが装着されており、付け替え用としてオレンジのストラップも同梱される。

　ムーブメントには自動巻きムーブメントGP03300を搭載。パワーリザーブは46時間で、時・分表示にセンターセコンド、デイト表示の各機能を備える。ケース構造は真の意味でのコンプレッサーケースではないものの、回転式のインナーベゼルを備えることで、ヴィンテージウォッチらしい雰囲気をいっそう高めている。本モデルは、6月14日（土）までの1ヵ月間、アメリカ国内においてはWatches of Switzerland（HODINKEEを傘下に持つ）での独占販売となり、それ以降は小売店やバンフォードを通じて販売される。世界限定350本、価格は213万4000円（税込）に設定されている。

　一方でこのモデルの価格設定については、一部の人々にとってピンとこないかもしれない。現在ではスーパーコンプレッサー型のクッションケースを採用したモデルは、より小規模で手ごろな価格帯のブランドからも多く登場している状況だ。そのなかでジラール・ペルゴは、あえてプレミアム志向のアプローチで差別化を図っている。発売当初、キャスケットがあれほど話題を呼ぶとは私自身予想していなかった。しかしジラール・ペルゴには熱心な支持層が存在しているし、今回のようなレトロな意匠を取り入れた夏にも適した実用的なモデルがまたひとつ加わったことを歓迎する声も多いに違いない。

ブランド名: ジラール・ペルゴ（Girard-Perregaux）
モデル名: ディープ ダイバー（Deep Diver）
型番: 39500-21-3266-6CX

直径: 縦40.3mm、横38mm
厚さ: 13.91mm
ケース素材: チタン
文字盤色: オレンジ、ホワイト、ブルー。長方形のインデックスに夜光塗料を塗布
インデックス: プリント
夜光: 長方形インデックスおよびPVD加工のグレー針に夜光塗料を塗布
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: ブルーラバーストラップ（クイックリリースシステム搭載）、TI製ピンバックル付き

キャリバー: GP03300-2339
機能: 時・分表示、センターセコンド表示、デイト表示、インナーベゼル
直径: 25.95mm
厚さ: 3.36mm
パワーリザーブ: 46時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 27
クロノメーター認定: なし
追加情報: 無反射コーティング付きサファイアクリスタル

価格: 213万4000円（税込）
発売時期: アメリカでは6月14日（土）までWatches of Switzerlandを通じて先行販売した後、小売店およびバンフォードから販売開始
限定: 世界限定350本

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