Introducing ジャガー・ルクルト　ポラリス・クロノグラフにブルーとウォームグレーのラッカーダイヤルが登場

　ポラリス・クロノグラフは、クリーンなケースデザイン、特徴的な書体のインデックスを配したダイヤルをもつクラシックなポラリスのスタイルと、最も人気のある複雑機構が見事に融合したモデルです。

　今年は新たにディープブルーとウォームグレーのラッカーダイヤルで登場。後者はジャガー・ルクルトが初めて採用するカラーです。どちらもオレンジのアクセントがダイヤルやクロノグラフ針にあしらわれています。

　これまでのポラリス・クロノグラフは、単色のブラック、ブルーとグレーの3バリエーションでしたが、新作はどちらもグラデーションがかっており、ラッカーのツヤっとした仕上げが印象的です。

　ケースは直径42mm、厚さ13.39mmのスティール製。スリムなベゼル、文字盤の端にある幅広のタキメータースケール、秒針の代わりに一対の積算計が備わっており、非常に実用的なクロノグラフです。

　なお、内部に搭載されるキャリバーは、Cal.751からCal.761に改められました。垂直クラッチを採用したコラムホイール搭載のクロノグラフムーブメントで、どちらも65時間パワーリザーブ、4Hzなど基本的な性能面は変わりませんが、ローターの仕上げがゴールドからマットグレーに変更されるなど審美的によりスポーティなものへと変更されました。プッシュボタンのカチッという適度な硬さの押し心地もそのままです。

　ストラップは両モデルともクイックチェンジ式が採用されています。ブルーダイヤルにはブレスレットとラバーストラップが、ウォームグレーダイヤルにはベージュのキャンバスストラップとブラックのラバーストラップが付属します。

　価格はブルーダイヤルが235万4000円、ウォームグレーダイヤルが226万6000円(ともに税込)。ウォームグレーダイヤルの最初の100本はECで先行販売されます。

　2023年新作の2モデルは、オレンジのアクセントも相まってどちらもよりスポーティさが強調されたように思います。

　ただ、その技法は職人技を要するもので、ラッカー仕上げのコーティングは手作業で行われます。最初に透明のニスが塗布され、次にカラーの層が塗られます。その後、透明のラッカーが35回塗り重ねられることで艶感と奥行き感が生まれるのです。

　個人的にはウォームグレーのダイヤルが好みです。ツーカウンターのパンダダイヤル仕様ながらグラデーションとリッチなテクスチャ感がとてもクールです。

　ポラリスのポリッシュとブラッシュのリンクを組み合わせたブレスレットは、とてもしなやかでとても快適なつけ心地なので、このウォームグレーモデルにもオプションとして提供されたらなと思います。

　ここ最近は特にレベルソのリリースが目立っていましたが、ポラリスは日常使いしやすい汎用性の高さを備えたコレクションです。ウォームグレーダイヤルが3針モデルなどにも展開されるのか、コレクションの拡大がとても楽しみです。

ブランド： ジャガー・ルクルト（Jaeger-LeCoultre）
モデル名： ポラリス・クロノグラフ（Polaris Chronograph）
型番：Q9028181（ブルーダイヤル）、Q902843J（グレーダイヤル）

直径： 42mm
厚さ： 13.39mm
ケース素材： ステンレススティール
文字盤色： ブルーラッカーまたはグレーラッカー
インデックス： アプライド
夜光： あり、スーパールミノバ
防水性能： 10気圧
ストラップ/ブレスレット： ステンレススティール製ブレスレットと追加のラバーストラップ（ブルーダイヤル）、ベージュのキャンバス製ストラップと追加のラバーストラップ（グレーダイヤル）

キャリバー： Cal.761
機構： 時、分、スモールセコンド、30 分積算計/センターセコンド表示/タキメーター付きクロノグラフ
パワーリザーブ： 65時間
巻き上げ方式： 自動巻き
振動数： 2万8800 振動/時
石数： 41
クロノメーター認定： なし
追加情報： コラムホイールと垂直クラッチ

価格： ブルーダイヤル　235万4000円、グレーダイヤル226万6000円（ともに税込）
発売時期： 今すぐ
限定： なし、グレーダイヤルは最初の100本のみEC先行発売

詳細は、ジャガー・ルクルト公式サイトへ。