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Introducing オメガのプロプロフがモノブロックケースを伴ってリニューアル

70年代を彷彿とさせるプロポーションを持つ今作は、シーマスター75周年におけるハイライトのひとつである。


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我々が知っていること

 本日我々は、75周年を迎えたシーマスター コレクションを祝っている最中だ。オメガはそのコレクションのひとつとして、あるクレイジーなダイバーズウォッチを極めて洗練された手法により再構成してみせた。さあ、この最高にスペシャルな新プロプロフをご覧あれ。

 まず第一に、これは我々が慣れ親しんだプロプロフのカラーパレットではないことに気がつくだろう。これは今回発表された新作が、ある理由によりそのすべてをブルーで統一されているためだ。今日お目見えした(たくさんの)シーマスターはどれも、その防水性能に対応した色合いのブルーで仕上げられている。このプロプロフは1200m防水であり、ベゼルのブルーとグラデーションダイヤルの外周はかなり暗い。

 もしポップなオレンジのデザインをご所望なら、このクールなブルーのプロプロフは当てはまらないだろう。しかし、ソード針、左側面の巨大なリューズガード、ヘリウムエスケープバルブなど、おなじみの意匠は残されている。

 だが、ここでは今作の大きなトピックスであるケース構造について話をしよう。この時計は見た目こそ斬新だが、実際のところはプロプロフのクラシックなスタイルへの回帰を示すものだ。ケースは55×45mmと、オリジナルと同じサイズとなっている。しかしそれだけではない。オメガは今作において、モノブロックケースを復活させたのだ。ご存じない人のために説明しておくと、これは複数のパーツで構成されている(たとえば、スクリューバックを備えたケースを想像して欲しい)のではなく、全体が単一の部品で成り立っているケースなのだ。

 そしてその仕上げとして、オメガはこれまでウルトラディープにしか使用していなかった独自のスティール合金、O-MEGAスティールをプロプロフに採用した。この新しい75周年記念モデルは、伊達や酔狂で作られたわけではないのだ。

 復活したプロプロフはMETAS認定を受けたオメガ コーアクシャル Cal.8912を搭載しており、ラバーストラップ付きで204万6000円(税込)という価格設定になっている。

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我々の考え

 これほど難解なダイバーズウォッチもなかなかない。その原点は真のプロフェッショナルダイビング用、つまり水上よりも水中で過ごす時間のほうが長いダイバーたちのために作られた時計にある。説明するまでもないが、長い年月を経るなかで、知る人ぞ知るマニアックな人気を獲得してきた。(控えめに言っても)重厚で奇抜な形状により、よほどの愛着がなければつけこなすのは難しい。

 だが、私はこのモデルをとても気に入っている。というのも、オメガが得意とする伝統と革新のバランスを巧みに表現しているからだ。この場合の伝統とは、70年代に根差したフォルムとモノブロックケースの搭載を指す。誰かがリクエストをしたわけではなかっただろうが、オメガはとにかく実現してみせた。そして革新にあたるのが、オメガが今日発表したすべてのシーマスター(HODINKEEでは今後、より詳しく取り上げる予定だ)に採用した、全体的なテーマに対応するブルーのカラーリングである。全ラインナップ中、2番目に高性能なダイバーズウォッチであることを強調するべく選ばれたブルーの色合いは、かなり深い。

 しかし、これらの目新しい要素に対して、大きなソード針や両方向回転ベゼルなどブランドが長年にわたって維持してきたものが見られるのは本当に素晴らしいことだ。75周年記念のテーマに沿って、この時計にはポセイドンのモチーフが刻印されたケースバックも装備されている。

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 本日発表されたなかでもっともニッチな製品かもしれないが、私にはなぜか最高にエキサイティングなものに感じられた。この新しいプロプロフと過ごす時間が、待ち遠しい。

オメガ シーマスター プロプロフ 1200m サマーブルー 75周年記念モデル。ケースサイズ55×45mm、厚さ15.5mm、ステンレススティールケース、1200m防水。ブルーのダイヤルにスーパールミノバを塗布したアプライドマーカー、O-MEGAスティール製モノブロックケース。オメガ コーアクシャル Cal.8921、コーアクシャルエスケープメント、METAS認定のマスタークロノメーター。ラバーストラップ、ステンレススティール製バックル。価格は204万6000円(税込)。

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HODINKEEはオメガの正規販売店です。新しいシーマスターの詳細については、こちらからご覧ください。