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クイック解説
アクイスは、独立系ブランドであるオリスの人気ダイバーズウォッチだ。このデザインはオリスが様々な方向性で取り組んできたもので、最近ではファンからの意見も取り入れた(記事「オリス 愛好家コミュニティによって作られた時計」を参照)。昨年、オリスは新しい自社製ムーブメントであるキャリバー400を発表し、それがアクイスに搭載された。今日、オリスはアクイスプロ デイト キャリバー400という形で、その進化形を発表した。
アクイスはオリスのベストセラーモデルだが、このモデルは“ツールウォッチ”というカテゴリーの中でも特に重要な機能を備えている。これは飽和状態のダイバーに向けたもので、ローテーションセーフティシステム(別名RSS=ダイバーがベゼルを持ち上げて回して慎重にロックを解除するまで、セラミック製ベゼルをロックする機構)などが搭載されている。ケースはDLCコーティングを施したチタン製で、ラバーストラップにはクラスプが外れてもダイバーの腕に時計が残るようにできるバックアップシステム、オリスセーフティアンカーを採用している。
ファースト・インプレッション
アクイスプロデイト キャリバー400は、時計がどこまでできるかという実験のような、極限の実行モデルだ。その大きさは戦術的な特徴に合わせ49.5mmという圧倒的なケースサイズを誇り、それにマッチしたベゼルにはラバー加工が施されている。そしてラバーストラップのクラスプは? ケースと同じTI製だ。オリス本社のエンジニアとデザイナーは、この時計のあらゆる要素を技術的に先進的なものに置き換えるように命令されたように感じる。ステンレススティールは使われていない。標準的なオリスのキャリバーも搭載していない。ブルー、グリーン、レッドのダイヤルもない。ブラックのみだ。
しかし、それは非常に意味のあることだ。オリスのキャリバー400には、思想的にも技術的にもそれに値するデザインが必要なのだ。スタンダードなアクイスモデルには、どこにでもあるセリタのSW-200をベースにしたオリス733キャリバーが搭載されている。38時間パワーリザーブだ。これではアクイスプロのような時計には対応できない。新しいキャリバー400は、120時間のパワーリザーブを備え、10年間メンテナンス無しで機能するという。また、シリコン製のガンギ車とアンクルを採用している。アクイスプロの誕生は、ビッグクラウン プロパイロットX キャリバー115のストーリーを思い出させる。 オリスは時々、他のラインアップとは異なる時計を発表する。それは、ヘルシュタインにあるバリュー重視の独立系が、大リーグでも活躍できることを思わせるような一流の時計たちだ。
基本情報
ブランド: オリス(Oris)
モデル名: アクイスプロデイト キャリバー400(AquisPro Date Calibre 400)
型番:01 400 7767 7754-07 4 26 64BTEB
直径: 49.5mm
ケース素材:ブラックDLC加工のマルチピースチタンケース、セラミックインサートベゼル
文字盤色: ブラック
インデックス: アプライド、夜光
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 1000m
ストラップ/ブレスレット: ブラックラバー、ブラックDLC加工のチタン製セイフティアンカーとエクステンション付きフォールディングバックル
ムーブメント情報
キャリバー: Oris キャリバー400
機能: 時、分、秒、日付表示、ファインタイムデバイス、クイックデイトチェンジ、デイトコレクター、ファインアジャストメント、ストップセコンド
直径: 30mm
パワーリザーブ: 120時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 21
価格・発売時期
価格: 53万9000円(税込)
販売時期: 発売中
限定:無し。通常モデル
詳細は、オリス公式サイトをクリック。
All images taken by Atom Moore.
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