trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing パルミジャーニ・フルリエ トンダ GT&トンダグラフ GT スティールブラウン オリバー・スミス 2021年新作

オリバー・スミス・ジュエラーの40周年を記念し、限定かつダブルネームのトンダ GTとトンダグラフ GTが用意された。

ADVERTISEMENT
我々が知っていること

オリバー・スミス・ジュエラーは40年の歴史を持つ老舗だ。アスペンとスコッツデールに店舗を構え、確固たる地位を築いてきた。我々も以前、このビジネスを紹介したことがある。今回その40周年を記念し、パルミジャーニ・フルリエとのコラボレーションにより、ミッドセンチュリーの伝統であるダブルネームのダイヤルをもつ時計へのオマージュを込めた時計が製作された。パルミジャーニがこの機会に製作したのは、トンダ GTとトンダグラフ GTの2つのモデルだ。「ブラウンはオリバー・スミス・ジュエラーのシグネチャーカラーです」と語るのは、オリバー・スミス(Oliver Smith)の後継者であり、アスペンに新しくオープンしたパネライブティックの運営にも携わってきたエリザベス・スミス(Elizabeth Smith)氏だ。「ブラウンダイヤルの時計は市場では珍しい存在です。また、時計の世界ではコラボレーションの重要性と希少性を身をもって知っているので、ダブルネームのダイヤルは絶対に必要でした」。ダブルネームの伝統は、ミッドセンチュリーの時代には顕著だったが、現在ではそれほど一般的ではない。ちなみにダイヤルにリテーラーのサインが入っていることが望ましい理由についてはA Collected Manが説得力のある記事を作成している。

watch
watch
我々が思うこと

 パルミジャーニ・フルリエは、スイスの時計メーカーのなかで非常に興味深い位置を占めている。同ブランドは完全に独立しており、スイスのマニュファクチュールとしては、ほぼ垂直統合された企業といえる。スイスの時計産業は複雑に絡み合った企業群で、一度業界を離れてしまうと誰にも理解できないものだ。しかし、サンドス財団の支援により、パルミジャーニ・フルリエは独立した企業として存続しており、業界の数多くのブランドのサプライヤーにもなっている。つまり“隠れた作り手”なのだ。今回のコラボレーションで最も興味深かったのは、オリバー・スミスは特定の地域では有名だが、ティファニーやアスプレイ、ギュブランのように世界的に有名なリテーラーではないということである。そこが今回のコラボレーションのおもしろいところだと思う。パルミジャーニ・フルリエは、世界の時計コミュニティを支える地域の中小リテーラーの存在を忘れてはいないのだ。

 パルミジャーニのケースは、すべて黄金比に基づいてデザインされている。これが技術的にどのような意味を持つのか、ジャック・フォースター(Jack Forster)はこちらの記事で詳しく説明してくれているが、要約すると、ケースはシャープでバランスが取れていて、直線が少ないということだ。彼はまた、同ブランドが時計業界の巨人たちのなかでは控えめな存在であるにもかかわらず、特にトンダグラフ GTに見られるように、非常に優れたコストパフォーマンスを提供していると言及する。オリバー・スミスは、このブランドのなかで一連の限定モデルを作るのにふさわしいプラットフォームを選んだ。最近グイド・テレーニ(Guido Terreni)氏がパルミジャーニの指揮を執るようになったが、これまでにないエキサイティングな時計が発表され、愛好家の注目を集めている。今回のオリバー・スミス限定モデルもその一つだ。

watch on bracelet
ADVERTISEMENT

基本情報

ブランド: パルミジャーニ・フルリエ(Parmigiani Fleurier)
モデル名:トンダ GT スティールブラウン オリバー・スミス、トンダグラフ GT スティールブラウン オリバー・スミス
型番: PFS910-1020001-100182 (トンダ GT)、PFS906-1020001-100182 (トンダグラフ GT)

ケース径: 42mm
厚さ: 11.2mm(トンダ GT)、13.7mm(トンダグラフ GT)
ケース素材: SS製
文字盤色: ブラウン
インデックス: 手作業で施されたロジウムメッキ装飾にホワイトの夜光塗料コーティング
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: SS製ブレスレット

watch with brown dial

ムーブメント情報

キャリバー: PF044 (トンダ GT)、PF043 (トンダグラフ GT)
機能: 時・分表示、スモールセコンド、日付表示(トンダ GT)、これに加えてクロノグラフとカレンダーのコンプリケーション(トンダグラフ GT)
パワーリザーブ: 45 時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 33 (トンダ GT)、56(トンダグラフ GT)

backside of the watch

価格・発売時期

価格: 1万7700ドル(約203万円、トンダ GT)、2万3200ドル(約266万円、トンダグラフ GT) ※ともに日本未発売。
販売: オリバー・スミスにて
限定: あり。トンダ GT スティールブラウン オリバー・スミスは 15本、トンダグラフ GT スティールブラウン オリバー・スミスは5本。

パルミジャーニ・フルリエについては、こちらをご覧ください。この時計はオリバー・スミス・ジュエラーで販売されます。