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Hands-On ロレックス オイスター パーペチュアル 36mmを実機レビュー

今週はロレックスの36mm径オイスター パーペチュアルで初心に戻る。

本稿は2015年6月に執筆された本国版の翻訳です。

今週はロレックスの36mm径オイスター パーペチュアルで初心に戻る。今年の初めに、バーゼルワールド2015で発表された新しい39mm径オイスター パーペチュアルをレビューしたため、わたしは2014年に発表されたひと回り小さいレディス用36mmバージョンをレビューすることにした。

 これまでのキャリアのなかでロレックスの時計に何度も出合ってきた(そして賞賛してきた)が、個人的にはロレックスを所有したことはない。わたしがロレックスと本格的な時間を過ごしたのは、母が35mmケースのレディスヨットマスターを数カ月間貸してくれたときだけだ。その感触とスポーティさが気に入ったことは今でも覚えている。2014年に31mmバージョンとともに発売された、36mmのオイスター パーペチュアルを身につけたときと同じような親しみを感じられてうれしかった。

 まず、時計はグローブのようにフィットする。手首に負担をかけない重量で、丈夫で長持ちするようにつくられている。904Lスティール製のオイスターブレスレットとオイスタークラスプがクラシックで、ロレックスが高級スポーツウォッチの分野にいることを示し続けている。

 36mmのオイスター パーペチュアルのケースは、手首の上でなめらかにカーブし、大きすぎず小さすぎずのちょうどいいサイズだ。最近のロレックスの時計と同様、このケースも100mまでの防水が保証されている。スムースベゼルはわたしの好みからすると少し洗練されすぎているため、フルーテッドベゼルの外観が好みだ(特にバークベゼルは大好きだ)。ただ数日間着用したあと、その輝きは気にならなかった。自身で思っている以上にキラキラしたものが好きなんだと思う。

 オイスター パーペチュアル 36mmにはレッドグレープ、ホワイトグレープ、スティール(今回取り上げたモデル)、ホワイトラッカーにローマ数字、アズーロブルーにローマ数字など、いくつかの異なるダイヤルカラーオプションがある。本モデルはバーインデックスを備えたスティールダイヤル版をレビューする。サンバーストダイヤルは虹色の輝きを放ちながらも控えめだ。唯一の問題は、夜光のバーインデックスが少し大きすぎて、特に3・6・9時位置のインデックスが2重になっているため全体の外観を重くしていることだ。ただこれは決定的な問題ではない。

 最後に自社で設計・開発された自動巻きムーブメントのCal.3130について。ほかのすべてのロレックスムーブメントと同様、このムーブメントもスイスクロノメーター認定を受けており、高効率で作動する。月曜の朝、初めて手にしたときに1度巻くだけで針が動き、日常的に着用しやすい。

 クラシックなビギナー向けウォッチを探しているならこのモデルがおすすめだ。希望小売価格は税込で55万800円だ(編集注記:2015年時の価格。現行のRef.126000は税込87万4500円)。詳しくはロレックスの公式ウェブサイトをチェックだ。