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Hands-On ロレックス、40mmサイズの新型エクスプローラーで名作を再定義

36mm、39mm、36mm……、ときて、今回40mmまでサイズアップした。

Photos by Tiffany Wade

ロレックスが40mm径のエクスプローラーを発売するというニュースが流れたとき、この時計を愛する我々は一瞬にして恐怖に襲われた。これは、36mmサイズがまた消えてしまうということなのだろうか、と?

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 幸運にも、その答えは“ノー”だ。史上初のことだが、ロレックス エクスプローラーのコレクションには今後、36mmと40mmという2種類のサイズがラインナップされることになる。

 とはいえ、ロレックスがエクスプローラーを大型化するのは今回が初めてではない。2010年にロレックスはRef.114270の製造を中止して39mm径のRef.214270を発表し、その後2016年にアップデートを施した(サイズは39mmのまま、わずかにダイヤルに手を加えた)。そして2021年、ロレックスはその時計をRef.124270と置き換えることで36mm径を復活させたのだ。

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 廃盤と発表の繰り返しで、エクスプローラーには常時、一度に1モデルしかラインナップされてこなかった。今回のリリースで、それが変わるのだ。

 我々は36mmモデルが、ファンにはたまらない名作であることを知っている。40mmのエクスプローラーの初期画像を月曜日にネットで見たとき、私には何がどう変わったのかを明確に理解できなかった。エクスプローラー然としたデザインはとても気に入ったが、正直なところいつものエクスプローラーにしか思えなかったのだ。実機を手に取って見ていたとき、私の隣にいたスタイルエディターのマライカ・クロフォードが36mmのRef.114270をつけてきていたので、幸運にも比較することができた。

 40mmが必ずしもラインナップに必要だとは言い切れないが、選択肢があるのはいいことだ。このリリースの背景に、それ以上の理由があるとは私には思えない。大きな時計を好むコレクターも多く存在し、ワンサイズではすべてをカバーできない。それだけのことだ。

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 実際、時計を購入するほとんどの人にとって、エベレストに由来するエクスプローラーの歴史に深く精通していなければ、劇的に先細りしたクラスプを持つ36mmの腕時計はハードルが高いものかもしれない。

 ともあれ、この時計を初めて手にしたときに気がついたいくつかのディテールを紹介しよう。まず、39mmモデルと比較して、かなり大きく見える。私の目には1mmのサイズアップがかなり強く感じられたのだ。非常に薄いベゼルは文字盤を強調し、そのサイズを際立たせている。私の手首周りは約16cmだが、直径40mmのケースは少し大きすぎるように思った(同僚もそう言っていた)。

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 それでも新作の40mmモデルは、従来と同一のムーブメントとSSケース、ブレスレット、そして同じ文字盤レイアウトを備えている。39mmと40mmという大型のエクスプローラー2種を区別するデザインのひとつが、モデル名の位置だ。39mmモデルは6時付近に、新しい40mmモデルは36mmモデル同様に文字盤上部に配置されている。この違いがもしかしたら、あなたにとっては決定的なことかもしれない……、まあ、おそらくそうではないかもしれないが。

 率直に言って、このリリースが私に示すのは、好きなものを好きなように作れるロレックスの自由さであり、誰も求めず、考えもしなかったプロダクトを実現できる力だ。同じ会場にあったパズルのデイデイトのようでもあるが、これはその対極にある存在だ。

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Explorer crown
Explorer bracelet

 将来的に私は、この時計とともに長い時間を過ごしたいと思っている。どうか、楽しみにしていてほしい。ひょっとしたら、40mmというサイズが私の手首になじむかもしれないし、私の手首のほうがこの時計になじむかもしれない。

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詳しくはロレックスのウェブサイトをご覧ください。HODINKEE Shopでは、ロレックスのさまざまな中古時計を扱っています。こちらからコレクションをご覧いただけます。