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Weekend Edition どの季節にあってもグランドセイコーは旬となるべき時計なのか?

この週末は、ザラツ研磨、ダイヤルテクスチャー技術、そして高級時計製造のなかで最も価格に対して価値が高いブランドのひとつ、グランドセイコーの話をしよう。


Illustration by Andy Gottschalk

グランドセイコーは、長らく世界で最もミステリアスな高級時計ブランドのひとつに数えられてきた。2017年頃までは、セイコーの高級時計製造の一部門として位置付けられると考えられていたからだ。しかし、それはグランドセイコーが独立するまでのこと。ダイヤルの“SEIKO”というフレーズを共有していても、GSはそれ自体として存在していたのだ。

 グランドセイコーは長年、アメリカに販売代理店を持たず、時計コレクターは飛行機に乗って実物を見に行かなければならなかった。2018年にグランドセイコーUSAが設立され、最初のGSブティックがアメリカでオープンすると、ちょうど10年前にチューダーがアメリカ市場に再上陸したように、門戸が開かれたのである。今日、両ブランドは価格に見合った質の高い時計を製造するという点で、すべての時計メーカーのなかで最も人気のあるブランドのひとつに数えられている。

 私はグランドセイコーの価格に対する価値が異常なほど高いといっても非難されると思わない。GSのケースやダイヤルを見れば、一目瞭然だからだ。グランドセイコーはザラツ研磨と呼ばれる技術を駆使して、ケースに完璧な鏡面仕上げを施している。この技術の習得には何年も要する。正直なところ、ほかの時計愛好家から「君はグランドセイコーの時計の仕上げがわかってない」などと言われ、半信半疑だった。しかしその後、このブランドの時計の取材を重ねるにつれ、徐々にわかってきた。ザラツ研磨もそうだが、GSのケースに施されたサテン仕上げの素晴らしさは格別だということを。

 また、グランドセイコーを語る上で、ダイヤルの仕上げを抜きには語ることができないと思う。むしろ必須である。グランドセイコーは時計のダイヤルに必要以上のことを施すことをデザインの基本理念としているからだ(そう、ダイヤルにだ)。GSのロゴがあちこちに刻印されていることもあれば、ある特定のイメージを想起させるようなこともある。例えば、有名な雪白(チューダーのスノーフレークとは異なる)は、ダイヤル表面に雪のような質感があり、実際に見てみると驚くばかりである。リファレンスナンバー以外の名が時計にないため、このダイヤルの模様だけでブランドを認知させることができるのだ(SBGA211は発音しやすいと思うだろうか?)。

 しかし、ここ数年グランドセイコーは季節をイメージさせるダイヤルを持つ特別モデルを発表している。日本には四季がある。しかし、その四季は24のミクロの節(二十四節気)に分けられる。そして、そのマイクロシーズンはさらに細分化することができる(訳注:七十二候を指す)と私は理解している。つまり、グランドセイコーから4つ以上の季節をテーマにしたダイヤルバリエーションは全部でいくつになるのだろうと疑問に思った人がいたとすれば、それが答えである。多くの場合、これらの時計は季節を直接的に反映したものではなく、季節を想起する物事をモチーフにしている。例えば、桜(花筏;はないかだ)をイメージしたSBGA413は、四季をテーマにした特別モデルなのだ。あぁ、またレファレンスナンバーか……。

 この5年間で、グランドセイコーは時計マニア向けのカルト的人気モデルとしての位置付けから、急成長する巨大ブランドへと成長を遂げ、最近では過去に例を見ないほど多くの時計を目にするようになった。今回のHODINKEE Weekend Editionは、そんなグランドセイコーにまつわるエピソードや動画を集めてみた。

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 この3部構成の動画シリーズではHODINKEEが可能な限り深くグランドセイコーを探求している。マニュファクチュール、時計の製造方法、そして各工程のこだわりを直接取材した。グランドセイコーの真の姿を知るには、このシリーズは見逃せない。

 HODINKEEの寄稿者であるブランドン・メナンシオ(Brandon Menacio)は、グランドセイコーのスーパーファンだ。このWeek on the Wrist特集では、ダイヤルの仕上げと時計全体のクラフトマンシップに対する彼の情熱と理解を感じることができる。この作品はグランドセイコーが創り出す、イラストレーションを連想させるダイヤルの素晴らしい作品であり、ブランドンは実に楽しく時計の本質を捉えている。

 グランドセイコーの時計は、美しいだけでなく冒険的でもある。そのことを証明することにかけて、コール・ペニントン(Cole Pennington)の右に出る者はいまい。この記事でコールはGSを飽和潜水に携行し、手首にダイバーズウォッチを着けたまま水中で一夜を過ごした。これほどクールな体験はないだろう。

 HODINKEEのスタッフが愛用している時計の裏側を覗いてみるのも、たまには楽しいものだ。今回はグランドセイコー SBGM221 GMTについて、ジョン・ビューズ(Jon Bues)が語る。この時計を所有することができたのは、グランドセイコーの時計を知り、理解し、賞賛することに費やした時間の賜物である。この時計は彼にとって個人的な意味を持つとともに、この趣味の学術的側面、そして真の熱意を示す素晴らしい記事となった。

 グランドセイコー、オメガ、ロレックスのエントリーレベルの自社製自動巻きモデルを比較する動画シリーズだ。今回はグランドセイコーをオメガ、ロレックスの時計業界の老舗と呼ばれる2大ブランドと比較してみた。これらはGSクォリティを知るのに格好の試金石である。

工業的に製造されたハイエンドなキャリバーに関していえば、グランドセイコーは科学的なレベルに達している。

– コール・ペニントン
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HODINKEE Shopは、グランドセイコー腕時計の正規販売店です。当店のコレクションはこちらからご覧いただけます。グランドセイコーのダイバーズウォッチについては、こちらで詳しく知ることができます。グランドセイコーの詳細は公式サイトをご覧ください。