Introducing セイコー プロスペックス　1959 アルピニスト 復刻デザイン　2021年新作

　セイコー アルピニストは、そのクラシックでコンパクトなデザインと耐久性、そして手頃な価格で、愛好家に愛されている。1959 年に発売された初代アルピニストは、砂や埃の侵入を防ぐためにスクリューバックを採用していたが、それに加えて汗を防ぐためにストラップにウォッチパッドが装着されていた（快適な装着感が得られる）。今回紹介する時計は、1959年に発売されたオリジナルのセイコー ローレル アルピニストをオマージュした、ケースサイズ36.6mmのものである。

　この時計の他にも、セイコーでは、ヴィンテージにインスパイアされたアルピニストの主要モデルを3タイプ紹介しているが、そのうちの2モデルにはしゃれたブレスレットが付随している。要チェックだ。

　もともと日本市場向けにて1959年に作られたアルピニストは、針とインデックスに大きな夜光塗料を使用したダイヤルを含み、不要な飾り気を廃したデザインを提供していた。また、主要なインデックスは強調された形状で、悪天候の中で急な登り坂を登っていく際に必要とされる視認性を確保している。

　セイコー プロスペックス　1959 アルピニスト復刻デザインは、このシンプルな形に戻ってきた。もちろん、ローレルのブランディングではないが、オリジナルデザインの精神は、 3時、6時、9時、12時位置の くさび型インデックスに至るまで忠実に息づいている。

　アルピニストの復刻版には、シンプルなラウンドケースのデザインに角張ったファセットラグ、時刻合わせのための大きなリューズが配されている。1959年のオリジナルモデルと同様に、ねじ込み式のケースバックにストラップ、ウォッチパッドが付属。無反射コーティング加工を施したヴィンテージ風ボックス型サファイアクリスタル風防と、100mの防水性を備えている。内部のムーブメントはセイコー製のスリムなCal.6L35で、 2万8800振動/時と45時間のパワーリザーブをもつ。

　本機は装着感の良いサイズ感で、ヴィンテージウォッチの世界観ともピッタリだ。36.6mm×11.1mmは、本当にエレガントで着けやすい。装着してみると明らかにがっちりしているが、カーフスキンのシンプルなストラップに換えれば、機能性の高いドレスウォッチへと変身する。ストラップが合えば、スーツに合わせてもいいだろう。

ブランド： セイコー  プロスペックス（Seiko Prospex）
モデル名：  1959 アルピニスト 復刻デザイン 

型番：SBEN001
直径： 36.6mm　
厚さ：11.1mm
ケース素材：ステンレススティール
文字盤色：ブラック
夜光：ルミブライト（LumiBrite）
防水性能：100m
ストラップ/ブレスレット：ウォッチパッド付きカーフストラップ

キャリバー：6L35
機能：時、分、センターセコンド、3時位置にデイト表示
パワーリザーブ：45時間
巻き上げ方式：自動巻き（手巻き付き）
振動数： 4Hz（2万8800振動/時）
石数：26
 

価格：30万円（税抜）
発売時期：2021年8月6日予定
限定：1959本

詳細については公式サイトへ。

Photographs by Tiffany Wade