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A Week On The Wrist 2022年新作ロレックス エアキング Ref.126900を1週間レビュー(動画解説付き)

奇妙な歴史を持つモデルですが、僕のお気に入りの現行ロレックスです。

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Photos by Bryan Menancio

現行のロレックス エアキングにおけるデザインの歴史は、ちょっと理解しにくいものです。第2次世界大戦のパイロット向けに作られた、直径34mmのシンプルな時刻表示のみの素朴なデザインの時計が、どうして地上最高速度の記録を破ろうとする超音速カーの計器にインスパイアされたデザインに進化したのでしょうか? この時計がまったく新しいペットネーム(スピード-キングなど)の派生モデルであれば、それほど違和感はないでしょうが、それでもエアキングにこだわったのは、控えめに表現しても興味深い選択といえます。この時計の奇妙な旅路にかかわらず、実は僕はエアキング Ref.126900が、市販されている現行ロレックスのなかで最高の時計のひとつだと思っています。

watch on wrist with blurry background

 ロレックスのカタログに掲載されているほとんどのモデルのように、長年にわたって少しずつ進化するアプローチをエアキングは採りませんでした。50年前のサブマリーナーを見ても、現在のサブマリーナーからそれほどかけ離れているようには見えないし、ロレックスの大半のモデルについても同じことが言えます。でも、エアキングは違います。外見だけで判断するなら、ちょっと前のエアキング、具体的にはRef.14000のようなモデルは、現行エアキングというよりもどちらかといえば現行のオイスター パーペチュアルに似ています。

side angle of watch on wrist

 3、6、9時に夜光マーカーが配され、5分間隔で2桁のアラビア数字がプリントされたエアキングのダイヤルは、陸地を起源に持つにもかかわらず実にパイロットウォッチらしい外観です。もし僕がブラッドハウンドSSCプロジェクトとロレックスのパートナーシップ、そしてそのコックピット内の計器にインスパイアされたことを知らなければ、エアキングを古きよきフリーガー(パイロット)にインスパイアされた時計と捉えるのも無理はなかったでしょう。そう、それくらいエアキングはパイロットウォッチ然としています。

watch on wrist

うん。間違いなくパイロットウォッチです。

 エアキングの歴史に関する僕の考えはさておき、不思議なほど見栄えする時計だと思います。GMTマスター IIと同じ “プロフェッショナル”ケース(リューズガード付き)を持ちながら、回転ベゼルのような機能がないのは、このブランドにとって初めてのことかもしれません。実際のところ時刻表示のみの時計ですが、艶感のあるブラックダイヤルに数字のオンパレード、秒針とロレックスのロゴに施されたグリーンの配色は、エアキングをプロフェッショナルシリーズのどのモデルよりもポップに演出しています(もちろん、ド派手な宝石入りモデルや、ロレックスの新しい遊び心にあふれた配色や絵文字の魅力を披露したモデルは除きます)。

clasp of watch

 エクスプローラーやサブマリーナーのようなロレックスの人気モデルはクールですが、僕の周囲や、そしておそらくあなたの周囲を見回しても、そのようなモデルはありふれているのではないでしょうか。それが悪いというわけではありませんが、僕は自分自身を個性的な人間だと思っているので、もし現行のロレックスを選ぶとしたら、自然とエアキングのようなものに引かれるでしょう。世界でもっとも人気のある時計ブランドから、意図せずしてもっとも奇妙な時計を選んで身につけるのはクールだと思いますから。

watch being held
portrait of man

 この希代の変わり種とともに過ごした僕の1週間をもっと詳しく知りたい方は、この記事の冒頭の動画をご覧ください。僕が誇らしげにこの時計を手首につけて近所を散歩し、南カリフォルニアの太陽の下、ただただ楽しい時間を過ごしている様子をご覧いただけるでしょう。

Video editor: Brandon Menancio

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詳しくはロレックス公式ウェブサイトをご覧ください。HODINKEE Shopではロレックスのさまざまな中古時計やヴィンテージ時計を取扱っています。