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クイック解説
クロノスイスの限定モデル「オープンギア レ・セック イン ブルー&ゴールド」は、クラシックなデザインを大胆に取り入れたモデルだ。過去モデルを彷彿とさせるこのレギュレーター・ウォッチは、重層的なブルーの文字盤に多彩な仕上げが施されている。最大の魅力は、4時から8時まで30秒単位でサブダイヤル上をはしる、レトログラード針である。
印象的なブルーのCVDコーティングを施したケースに、夜光が塗布されたゴールドのメッキ針を備えた50本限定モデルは、クロノスイスの特別でクラシカルなデザインの精神をさらに進化させたモデルとなっている。
ファースト・インプレッション
1983年に設立されたクロノスイスは、クォーツ危機をきっかけとして機械式時計のデザインをリードしてきたブランドのひとつである。ブランドの創設者であるゲルト・リュディガー・ラング氏(Gerd-Rüdiger Lang)は、クロノグラフの専門家であり、時計の名手として知られているが、中でもレギュレーターを発掘し、腕時計へ用いたことで知られている。2012年、ブランドは新たなオーナーの手に渡ったが、クラシックな機械式時計製造とデザイン性を兼ね備えたブランドであることに変わりはないのだ。
本機の文字盤は、17世紀の懐中時計からデザインのインスピレーションを得ている。伝統的な文字のタイポグラフィからローマ数字のアワーマーカー、シンプルなミニッツプロットに至るまで、細部に至ってより控えめでクラシックな伝統的デザインを感じさせる。モダンとトラディショナルの融合は、確かにこのブランドの規範となっている。
ブランドの主力であるレギュレーター・レイアウトも、腕時計ではあまり見られないもので、伝統的な壁掛け時計によく似ている。レギュレーターのレイアウト自体が、素早く時間を知らせる機能を持っていることはあまり知られていないだろう。しかしながら、時間を読み取ろうとする間に、グラデーションの青い波のパターンや、時にサブダイヤル背後のスケルトン化されたムーブメントのギアなど、文字盤上の他のディテールに目がいってしまうのも本機の特徴である。
ご存知のように、6時位置にあるサブダイヤルでは、レトログラード秒針が30秒ごとにスナップバックする。針のジャンプは1ミリ秒かかるが、時計自体の精度はクロノスイス製Cal.C.301によって1日あたり±5秒の精度を誇っている。レトログラード・コンプリケーションを支えるブリッジには、サンドブラスト仕上げとマット仕上げ、エッジの面取り、ポリッシュ仕上げが施されている。44mmのエレクトリックブルーのCVDコーティングケースには、マット仕上げ、側面の溝、ポリッシュ仕上げのベゼルとラグが施されている。クラシカルなデザインに一致して、特大のオニオンリューズも搭載する。
本機はデザインとディテールにこだわりながら、機能面で何も犠牲にしていない。耐衝撃性をもち、スーパールミノバもふんだんに使用している。モダンデザインとクラシックな時計製造技術が融合した1本で、ブランドがもつ既存のデザイン・レガシーの上に構築されたものとも言える。 この時計は、ブルーの手縫いホーンバックのアリゲーターストラップが付属しており、50本の限定生産である。
基本情報
ブランド:クロノスイス(Chronoswiss)
モデル名:オープン ギア レ・セック(Open Gear ReSec)
型番:CH-6926-BLGO
直径:44mm
厚さ:13.35mm
ケース素材:SSケースにブルーCVDコーディング
文字盤色:エレクトリックブルー
インデックス:円形インデックス
夜光:スーパールミノバ
防水性能:100m
ストラップ/ブレスレット:手縫いホーンバックのアリゲーターストラップ
ムーブメント情報
キャリバー:クロノスイスC. 301
機構:12時位置に時表示のみのサブダイヤル、センターに分表示、六時位置に レトログラード秒表示
直径:36.50mm
パワーリザーブ:約42時間
巻き上げ方式:自動巻き、ハック機能付き
振動数: 4Hz(2万8800振動/時)
石数:33
クロノメーター認定:なし
その他:ブルースケルトンローターにコート・ド・ジュネーブ仕上げ、玉軸受。脱進機、ガンギ車、ネジにポリッシュ仕上げ。
ブリッジと地板はペルラージュ仕上げ。
価格・発売時期
価格:9900CHF(日本円価格判明し次第アップデート)
販売時期:発売中
限定:50本
さらなる詳細についてはクロノスイス公式サイトへ。
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