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9月に入り、夏があっという間に過ぎようとしている。今年も時計界で最も輝かしいアカデミー賞であるジュネーブ ウォッチ グランプリ(GPHG)のシーズンがやって来る。この賞についてあまり詳しくない方のために説明すると、最終候補(84本)の発表(9月15日)から選考が始まり、11月12日にジュネーブで行われる授賞式で締めくくられる。
14の各カテゴリーごとに6本のファイナリストが選出され、それぞれになんらかの栄誉が与えられる。審査員は、各カテゴリーの精神に最も相応しいファイナリストを選択しなければならない。審査員の仕事の舞台裏を知りたいなら、ジャックがGPHGの審査員を務めたことについてスティーブンと語った、HODINKEEラジオのエピソード19を参照して欲しい。
2020年は、新たなファイナリストたちに加えて、GPHGにとって刷新された体制のスタートでもある。新体制の下で審査員は、20〜30人の業界専門家から約350人のアカデミー会員に拡充され、その中には我々、つまり カーラ・バレット (CARA BARRETT) 、 ベン・クライマー (BENJAMIN CLYMER) 、 ジャック・フォースター( JACK FORSTER) 、 スティーブン・プルビレント( STEPHEN PULVIRENT) も含まれる。その目的は、毎年恒例のアカデミー賞(別名オスカー)のようなシステムを作り、時計業界の広く多様な人々によって、幅広いファイナリストが集まるようにすることだ。つまり、ブランドによる直接の応募ではなく、初めてアカデミー会員によって推薦されることとなる。広範囲なアカデミー会員からのノミネートが完了した後、より少人数の審査員が最終選考に臨む。
例年のように、今年のファイナリストも時計業界の幅広い顔ぶれが揃った。エルメス、IWC、ブライトリングなどの大手ブランドから、ドクサ、セイコー、ミン(当然のことながら)のようなブランドまで見受けられる。全ファイナリストの一覧は、以下のサイトをクリックして欲しい。今年は印象的で多様性に富んだセレクションが見られるので、11月に発表されるGPGHの受賞者達はエキサイティングな面々になるはずだ。確実に見る価値はあると思う。
詳細については、GPHGの公式サイトまで。
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