trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble
Shop
January 19, 2021
January 19, 2021
Introducing フォルティス フリーガー F-43 バイコンパックス

Introducing フォルティス フリーガー F-43 バイコンパックス

ドイツの名作がフォルティスによってアップデートされた。

ADVERTISEMENT
クイック解説

 フリーガーは、かつては非常に限られた、厳密なコンセプトをもつ時計だった。信じられないほど正確で、非常に視認性の高い航空ナビゲーションツールに対するドイツ空軍の必要性から生まれたものだ。ミリタリーグレードの仕様が標準化され誕生したのが"B-uhren"である。現代では、このB-uhrenのデザインを再解釈した時計を "フリーガー "と呼ぶことが多いのだが、現代のフリーガーウォッチを語る際に、もう1つのデザインが存在する。それがフリーガークロノグラフである。このクロノグラフは、バイコンパックス・サブレジスターのレイアウトデザインを特徴としている。

 そして今、スイスのフォルティスがフリーガーに新たな一面を加えたモデルをリリース。B-uhrenとフリーガークロノグラフの要素を取り入れ、同社が特許を取得した一連のテクノロジーやデザインなどにひとひねり加えられたものだ。パイロットたちが飛行中に同期をするために、理論的に支援する12時位置のシンクロラインと呼ばれる5秒間の視覚的インジケータや、同社がブリックストラックと呼ぶデザインを採用。インデックスは、煉瓦(ブリック)の形をしたスーパールミノバから作られており、視認性を向上させひと目で分かるように、コントラストを高め立体感を与えている。

 もちろん、2つのドットの上の12時位置の発光する三角形マーカーや、クロノグラフのバイコンパックストレイアウトなど、フリーガーとしてお馴染みのデザイン要素も多数見られる。9時位置にはスモールセコンドカウンター、3時位置には30分積算計を配置。また、12時間GMTベゼルも搭載している。

 モノクロ風のスキームは、フォルティスが以前から実験的に使用してきており、ブランドのシグネチャーであるBerlac Fluor Orange(ベルラック製蛍光)と呼ばれるオレンジ色がアクセントを加えている。
 宇宙に関わる時計の分野において、他のメーカーが強固なストーリーをもっているのは確かだ。しかし、フォルティスは1994年にロスコスモス社(旧ロシア連邦宇宙局)に訓練用のクロノグラフを供給する契約(最終的には宇宙飛行士のオフィシャルサプライヤー契約)を獲得。それ以来、宇宙を意識した時計を製造してきていることは注目すべき点である。この時計は、オフィシャル・コスモノート・クロノグラフとして、1994年からの任期中にミール宇宙ステーションと国際宇宙ステーションへの多くのミッションで共に飛行した実績をもつ。その後、2005年にB-42オフィシャル・コスモノート・クロノグラフも加えられた。

 また、この時計には、フォント、全体的なデザイン言語、そしてもちろん、Berlac Fluor Orangeといった一貫したビジュアル的原則が存在する。しかし、それは時計においてだけではないのだ。

ファースト・インプレッション

 フォルティスは、2018年にオーナーがユップ・フィリップ氏(Jupp Philipp)に変わり、過去2年間沈黙を守ってきたのだが、彼はその間にこのストーリーをもったブランドの再構築に勤しんでいた。フィリップ氏は、果物を使った食品加工を行う企業の4代目経営者である。今もその会社を所有し運営しているが、最近は完全にフォルティスに比重をおいているという。フリーガーは、同社の新しいオーナーシップの下でリリースされた最初の時計の1つである。その外観は往年のフォルティスにとてもよく似ており、これは良いことだと思う。時計の世界ではそれほど注目されていない多くの歴史があるわけで、"新生"フォルティスはその歴史をさらにもう少し掘り下げてくれることを期待している。

ADVERTISEMENT

 時計メディア「Monochrome」(モノクローム)とのインタビューで、フィリップ氏はフォルティスの実権を握った経緯を記している。「数年前、私は新聞でフォルティスに経済的課題があったことを知り、冗談で妻にフォルティスを買収しようと話しました。彼女には、あなたのお気に入りのブランドなのだからそうしたらと言われたのです」

 だから彼はそうしたわけだ。そして、フィリップ氏は同社が今後数年間で、ブライトリングやチューダー、IWCと比較されるブランドになるという、大きな野望をもっていると指摘する。それはただの野望ではない。フォルティスは、ケニッシ社とマニュファクチュールムーブメントの開発に取り組んでおり、今後のモデルに採用される予定だ。フリーガーにはUW-51、つまりセリタのSW510が採用されている。これは、何よりも機能性を重視するフォルティスの精神に合致した、信頼のおけるムーブメントだ。

 新作のフォルティス フリーガーが何かを物語っているとすれば、このブランドは美学と機能性の点において旧フォルティスと同じように魅力的であり、チューニングが施されているということだ。そして、彼らがチャート化した今後のリリーススケジュールを見ると、フォルティスは確かに目を離せない価値があるのだ。


基本情報

ブランド: フォルティス(Fortis)
モデル名: フリーガー F-43 バイコンパックス(Flieger F-43 Bicompax)
型番: 843.10.11 M(ブレスレット)、843.10.11 L (レザーストラップ)

直径: 43mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ブラック
インデックス: 独自の"ブリックストラック"
夜光: あり、スーパールミノバ
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: どちらか選択可能


ムーブメント情報

キャリバー: Fortis UW-51
機能: 時、分、クロノグラフ(30分積算計)、日付
直径: 30mm
パワーリザーブ: 48時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 4 Hz (2万8800振動/時)
石数: 27


価格&発売時期

価格: レザーストラップは33万円、ブレスレットは38万円(税別予価)
発売時期: 秋予定
限定:  なし、通常生産モデル

詳細は、フォルティス公式サイトへ。