Introducing フレデリック・コンスタントが、新しいクラシック トゥールビヨン マニュファクチュールを発表

　アンスラサイトグレーのサンブラッシュ仕上げ文字盤に、アプライドのアワーマーカーとハンドポリッシュ仕上げのゴールドの針が際立つこのアプローチは、トゥールビヨンを主役にすることを可能にしている（パテック以外の多くのブランドがそうするように）。オーバーサイズのトゥールビヨン開口部は、FCではハートビートオープニングと呼ばれるゴールドリングで縁取られ、その中央にはブランド独自のワンミニッツトゥールビヨンと秒を刻む針が連結されている。

　ムーブメントの仕上げには面取り、ペルラージュ（サーキュラーグレイン）、コート・ド・ジュネーブ、ミラーポリッシュ装飾が混在しており、シースルーバックから確認することができる。またシリコン製のガンギ車とアンクルを持ち、38時間のパワーリザーブを備えている。2023年4月に発売予定で、新しいクラシック トゥールビヨン マニュファクチュールの価格は418万円（税込）だ。

　フレデリック・コンスタントは、私がアポなしで訪れたブースのひとつで、多くの人でごった返していた。2000ドル強の一体型スティール製スポーツウォッチから、いくつかの永久カレンダーなど、あらゆるものを揃えていることがそれを証明している。新作時計を撮影する時間はなかったが、じっくり見てみると、ブランドが謳う価値ある提案を支持する人が数多くいる理由がよくわかる。

　18Kローズゴールドケースのトゥールビヨンが418万円（税込）というのは、多くの、特にフレデリック・コンスタントに引かれる人にとって決して手頃な値段ではないが、市場にあるほかのトゥールビヨンと比べると、かなり手頃な価格だ。ケースは手首によくなじみ、アワーマーカーとダイヤルのコントラストとの温もりは、互いにうまく調和している。

　これだけ多くのキャリバーを開発しながら、なぜFCは価格を抑えることができるのだろうか？　実際のところはよくわからないが、新キャリバーを開発しないタイミングを選んでいることが一因ではないかと想像している。15年前のムーブメントを搭載した新作をW&Wの中心とし、わずかなリリースしかしていないのは、かなりの自信作だと思う。これは「お客様に気に入っていただけるようないいものを作り、それをよりよくするためのほかの方法を見つけた」ということ。すなわち、この場合はそういうことなのだ。また、このブランドは150本の限定生産ということで、もうひとつ強い意志を表明している。つまり彼らは十分な需要があることを確信しているのだろう。フレデリック・コンスタントは、これからが本番だ。

ブランド: フレデリック・コンスタント（Frederique Constant）
モデル名: クラシック トゥールビヨン マニュファクチュール（Classic Tourbillon Manufacture）
型番: FC-980G3H9

直径: 39mm
厚さ: 10.99mm
ケース素材: 18Kローズゴールド
文字盤: サンレイ仕上げのグレー文字盤
インデックス: ダイヤモンドカットのアプライドインデックス
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: マット仕上げのダークブラウンアリゲーターレザーストラップ

キャリバー: 自社製FC-980
機能: 時・分表示、ワンミニッツ（60秒）トゥールビヨン
パワーリザーブ: 38時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 33
追加情報: 面取り、ペルラージュ（サーキュラーグレイン）、コート・ド・ジュネーブ、ミラーポリッシュ装飾。シリコン製ガンギ車とアンクル

価格: 418万円（税込）
発売時期: 2023年4月
限定: 世界限定150本

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