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Introducing グラスヒュッテ・オリジナル セネタ・クロノメーターで秒単位の高精度に取り組む

グラスヒュッテ・オリジナルはセネタ・クロノメーターを再考し、ホワイトゴールドに、シルバーとブルーのハンドメイド文字盤という視覚的なフィードバックを備えたモデルとして生まれ変わらせた!

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Photos by Tiffany Wade


我々が知っていること

近年、グラスヒュッテ・オリジナルはセネタシリーズにスケルトンダイヤルやトゥールビヨンムーブメントを採用したり、またクラシカルなスタイルへ変更してみるなど、さまざまな様式を取り入れているようだ。そして今、ブランドはその定番コレクションを刷新する時期に来ていると判断し、亜鉛メッキのシルバー文字盤にテンパーブルーのインデックスを配して審美的なリブートを図った。

 グラスヒュッテ・オリジナルの輝かしい歴史については、今春ザクセンに滞在していた仲間のマーク・カウズラリッチが、シックスティーズ・スモールセコンドセネタ・コスモポリトについてレポートを上げているので、そちらを見てみて欲しい。私自身はまだ“ドイツの時計製造発祥の地”に足を踏み入れたことがないので、この時計について知っていることだけすべて掘り下げていく。

 この新しいセネタ・クロノメーターは、19世紀から20世紀にかけてグラスヒュッテ・オリジナルの名を世に知らしめた、オリジナルのマリンクロノメーターからスタイルのヒントを得ているのだが、私の目には伝統にこだわることによる堅苦しさは感じられない。ここでカラーパレットに注意を促したいが、しかしシルバーとオールブルーのディティールという意外な組み合わせは、ローマ数字とリーフ針という超伝統的な組み合わせが招きかねない、つまらないドレスウォッチという烙印を押さないようにしているようだ。ブランドは美しいダイヤルワークで知られており、このセネタ・クロノメーターもその点においては申し分ない。手作業で磨き上げられた、光沢のあるシルバートーンは、文字盤の余白に銀、塩、水の混合物を加えてから表面に練り込むことで実現している。そのあとに、文字盤にガルバニックグレーのコーティングを施し、鮮やかさをプラスしているのである。

セネタ・クロノメーターのリストショット

 見栄えのよさはさておき、グラスヒュッテ・オリジナルはムーブメントが高く評価されているブランドだ。搭載されている手巻きCal.58-08は、決して割安なものではない。というのも、グラスヒュッテ・オリジナルは自社でムーブメントを製造しているだけでなく、それをチューリンゲン州度量衡管理局のテストに送って、公式クロノメーター認定をパスしている。Cal.58-08を搭載した各モデルは、15日間のランニングテストを行い、精度を保証するために5つの姿勢差と3つの異なる温度のもと、検査を行っているのだ。

 Cal.58-08のムーブメントは、ストップセコンド機能を実現するべく独自のメカニズムで作られている。リューズを引いて時刻を設定すると、秒針が瞬時に12時位置までジャンプして帰零し、秒単位の基準時刻と効率的に連動する。またミニッツデテントシステムは、心地よいクリック音を奏でるとともに、分針を所定の位置までジャンプさせて分と秒が正確に揃うようにしている。

セネタ・クロノメーターの裏蓋とムーブメント

 この新しいセネタ・クロノメーターのホワイトゴールド製ケースは、直径42mm、ケース厚は11.4mmで、一般的なドレスウォッチの標準より少し大きい程度だが(いやそれ以上かも)、しかしこの余白は、このレベルのムーブメントのために支払うべき代償である。それにサファイアクリスタルのケースバックからも、4分の3プレートキャリバーが動いている様子が見られるのだ。

セネタ・クロノメーターのリストショット

我々の考え

9時位置にあるグラスヒュッテ・オリジナルのロゴサイズに対して、ラベルを嫌う一般の人たちからは否定的な反応があるだろうとすでに予想しているが、3時位置の日付ウィンドウ、クロノメーター表記、パワーリザーブインジケーターの垂直のレイアウトのバランスはうまく取れているように感じる。視覚的な調和という点では最高だ。

セネタ・クロノメーター

 また455万4000円(税込)という価格は決して手ごろではなく、近寄りやすいものでもないし、またそう偽るつもりもない。ただしこの金額を払えば、入念に作られ、テストされ、認定されたクロノメータームーブメントと、大量のWGと、手作業で作られた文字盤と、そして何よりグラスヒュッテ・オリジナルの最も審美的なデザインが手に入る。もしこのどれかがあなたの好みにヒットして、それでもプライスタグを見て食指が動かない場合、その金額(かなりの額だ)の小銭を落とせるもっと悪いものが別にあるに違いない。

 もしあなたが好機を逃さずに、時代を超越した存在である高機能なドレスウォッチを求めているのであれば、このセネタ・クロノメーターは間違いなくそのチャレンジに応えてくれるだろう。

セネタ・クロノメーターのリストショット

基本情報

ブランド: グラスヒュッテ・オリジナル(Glashütte Original)
モデル名: セネタ・クロノメーター(Senator Chronometer)
型番: 1-58-08-01-04-61

直径: 42mm
厚さ: 11.4mm
ラグからラグまで: 48.4mm
ケース素材: ホワイトゴールド
文字盤: シルバー
夜光: なし
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ブルーのアリゲーターストラップ、WG製フォールディングクラスプ

セネター・クロノメーター

ムーブメント情報

キャリバー: 58-08
機能: 時・分・スモールセコンド、日付表示、デイ/ナイト表示
パワーリザーブ: 約44時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万8800振動/時
クロノメーター: あり


価格 & 発売時期

価格: 455万4000円(税込)
発売時期: 2023年8月
限定: なし

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HODINKEEはグラスヒュッテ・オリジナルの正規販売店です。セネタ・クロノメーターに関する詳細はこちらをご覧ください。