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July 11, 2020
Hands-On IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ 自社製キャリバー69355を搭載

Hands-On IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ 自社製キャリバー69355を搭載

慣れ親しんだデザインが、自社製キャリバーを搭載して登場。

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IWCのポルトギーゼ・クロノグラフは、1990年代以降、どんな形でも存在しているが、そのたびにスポーツとドレスの間の境界線上で卓越した魅力を発揮してきた。そして数ヵ月前、ブランドは自らをまた一歩進化させ、完全自社製キャリバー69355を搭載したRef. 3716を紹介した。間近で見る機会を得たことで、自分が抱いていた多くの先入観を確認することができたと同時に、新しいメカの構造を覗くきっかけにもなった。

 ポルトギーゼ・クロノグラフは、30年近くにもわたって変わっていないデザインで、これまで同様に使い勝手の良い機能性を備えた魅力的な1本である。下の写真は、金無垢ケースにゴールドマーカーを合わせたもの、SSに青マーカーを合わせたもの、SSにゴールドマーカーを合わせたものの3つのバリエーションである。これらは非常にハンサムであり、内部の真剣なアップグレードはその永続的なデザインにさらなる魅力を加えている。

 本機は非常になめらかなベゼルで、場合によってはベゼルがほとんどないようにも見える。そのためダイヤルが大きすぎないかと思っていたが、そうでもないのだ。まず第一に、厚いベゼルは、時計に対して潜在的な凹みや傷を付ける可能性をより多く与えるだけだ。また、ポリッシュが過ぎた場合、時計を少しドレスアップしすぎてしまうという、意図しない効果もある。ベゼルを前面にした場合、IWCは傾斜したチャプターリングにセコンドカウンターを配置し、デザイン全体に立体的な質感を与えている。小さなドットのミニッツマーカーは、1〜12の数字ごとに拡大され、縮退効果を見せている。全体的に、これは単純に見てくれと懇願するような文字盤である。

 さて、一方で印象的なブルーのクロノグラフ秒針とミニッツカウンター上のブルーの針を備えたモデルの登場だ。リーフ針は、他の部分を鑑賞する邪魔にならず、控えめな時刻表示を実現している。 チャプターリングはスポーティなディスプレイで秒単位の計測を可能にし、ドットのミニッツマーカーはドレスアップした雰囲気を醸し出している。新しいムーブメントが追加されたことで、元のサイズは維持されつつ厚さが増しているが、手首上ではさほど感知できなかった。
 これらの時計の各バリエーションは、同じデザインで異なるアプローチを提供している。スティールとブルーモデルの数字インデックスは好きだが、僕はソリッドゴールドのバリエーションにお金を払うだろう。青い針がRGケースやマーカーと生み出すコンテストがたまらないのだ。

 本機は、IWCが現代のクロノグラフに必要な全ての要素を与えた時計であり、これ以上のものはないだろう。タキメーターが配された目盛りもベゼルもなく、日付窓もないという。文字盤の両サイドに対称的に入るロゴ類、縦方向に対称的な2つのサブダイヤル、そして大きなアラビア数字とドットインデックス、チャプターリング・セコンドカウンターまでの3つの放射状のマーキングが揃う。そこにあるバランスは、シンプルなものと複雑なもの、スポーティなものとクラシックなものが上手く調和したデザインといえる。

 新しいリファレンスでは、新たな驚きが詰め込まれている。年初に発表されたIWCのリリースによると、セリタ7750を搭載していた時代は終わり、代わりにコラムホイール付きのクロノグラフムーブメントを完全に自社内で製造することになったのだ。

 IWC Cal. 69355。これにより、かつてはダイナミックなデザインと信頼性の高い外注ムーブメントを搭載した時計であったのが、今では完全な自社製タイムピースになっているという意味で、この時計は完全体となった。もちろん、自社製ムーブメントを加えるだけで、1つの時計が優れた時計である保障はないが、それは確かに華やかさを加えている。今回のIWCは、内装から外観まで、既に優れた時計の上にさらなるレベルアップを果たしたのだ。
 オーバーサイズのリューズとヴィンテージ風のプッシャーが、文字盤と良好な相性を感じさせる。本機を見て、IWCが提供しようとしているものを理解するため、欠けている要素を見つけるのに苦労したものだ。 

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 ポルトギーゼ・クロノグラフは、現代のブラックタイ・シーンでも十分に機能する汎用性をもつ、デラックス・スポーツウォッチである。さらに、アリゲーターストラップに取り付けられたしっかりとした安心感のあるDバックルは、本機に多様性を付加している。厚さ13mmと、特に薄くはないが、ケース径41mmという着けやすいサイズで手首にぴったりとフィットする。
 このような時計着けるには、ルールがないのだ。春には、ネイビーのダブルブレストのスーツやタキシード、夏にはTシャツとジーンズで着けこなすことを想像できる。どんなことにも対応できるこの時計の汎用性があれば、ちょっとした冒険でも連れて行けるだろう。

IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ Ref. 3716:SSケースに青インデックス(79万5000円)、SS製ケースにゴールドインデックス(79万5000円)、18Kゴールド製ケースにゴールドインデックス(179万円、全て税抜価格)。シルバープレートダイヤル、時分表示の リーフ針、クロノグラフ機能のための青針。直径41mm、防水性能30m。さらなる詳細についてはIWC公式サイトへ。